那須へ その1

チケットを頂いたので那須のリゾートホテルへ。
本当は南房総にしてたんだけど、先日の台風で修復工事の休みとなってしまい、
系列で代わりに泊まれるとこありますかと問い合わせして振り替え。
夫婦そろって有休を取得していたので、せっかくだから日付をずらさず行こうと。
 
7時起き。明け方から大雨。
母からこの時期いつも戸籍謄本を取得するよう頼まれていて、荻窪の区民センターに取りに行く。
その間妻は修理に出した車を受け取りに行くことになっていた。
工場の最寄り駅が井荻で、荻窪から近かったので帰りにピックアップしてもらう。
 
中野坂上で乗り換えて丸の内線。
荻窪駅に着いたときは降っていたが、
戸籍謄本を受け取って駅に向かう時には晴れ間が見えて雨も上がっていた。
平日朝イチの区民センターはガラガラですぐ発行してくれた。
 
妻がまだ家を出ていないとのことで地下鉄を乗り継いで帰ることにした。
荻窪駅はJRの改札から丸の内線の改札に向かう人多数。
人身事故か何か起きたようだった。
 
光が丘に戻ってくる。
せっかくなので猫砂を一袋買って帰る。結構な重さなので一袋だけ。
家に着くと妻はペットシッターさんを受け入れるための準備が終わってなくてまだ家にいた。
入違いで外出。
僕は戸籍謄本と母から頼まれた榮太郎の塩飴を段ボール箱に詰めてセブンイレブンに持っていった。
 
11時、妻が工場から戻ってきて出発。
先に近くのガソリンスタンドへ。
ガソリンを入れている間、併設のプロントでアイスカフェラテとアイスレモンティーを買う。
高速に乗るのでタイヤ圧を計って空気を入れていくという。
しかしこの車の場合どれぐらい入れたらいいのかよくわからずで店長に来てもらう。
丁寧に対応してくれて、せっかくなので入れ替えたを覚えてくださいと。
僕も妻もタイヤ一個ずつ試してみた。なかなか角度がうまくいかず、すぐ抜けてしまう。
店長の方はタイヤの裏に油のようなものが見える、
1か所だけならばオイルがも漏れている可能性があると調べてくれた。
結果4カ所とも濡れていて、工場で修理した後で洗車してくれてそのときついたのだろうと。
いい人だった。こういう方がいるとまた利用したくなる。
 
練馬ICを過ぎて大泉学園ICで乗る。
すぐ外環道と関越道の分岐にぶつかって、外環道に乗るべきが
うかうかしていたら関越道の方に入ってしまった。
仕方なくナビが進める通り、関越道を所沢ICまで行っていったん下りてまた乗り直した。
大泉学園まで戻って外環道に入り直し、川口ICから東北道に乗った。
外環道は混んでいて平日の朝だろうと関係ない。
巨大な土管のようなものを積んでいたり、建築資材を運ぶダンプが多かった。
東北道に入ると道は空いて、物流のための大型トラックが増えた。
 
12時半、東北道に入って最初のサービスエリアである蓮田SAで昼を食べることにする。
大型車も普通車もいっぱいでなかなか駐車場の空きが見つからない。
平日でこれだけ混むなら土日はもっとすごいのだろう。
レストランに入って僕は人気3位のロースかつ定食を、妻は1位の五目あんかけ焼きそばを。
「松村牧場」というとこの「香り豚」というブランドの豚肉。
お土産売り場に焼売の串が売られていて気になったけど、腹いっぱいだったのでやめといた。
「北本トマトカレー」という最近話題らしいB級グルメのルーでつくったという
ポテトのスナック菓子を買ってみた。
 
車に戻って北上再開。緑の割合が増える。
田んぼは稲刈りが済んだとことまだのところと。
那須ICで下りるとすぐそこに那須の町並みが。
小さなミュージアムとあばら家のような骨とう品店と瀟洒なカフェやレストランとが
木々の隙間にまばらに続いている。
その風景に統一感はあるが、ひとつひとつの店の間に連帯感はなさそう。
道の駅があったので入ってみた。
工芸品、産直野菜、土産物、観光案内所、
どの建物も大きく建物と建物の間が広々としているが、何かどこか暗くて寒々しい。
那須に入って雨がまた降りだしたというのもあるのだろう。
 
テディベアミュージアムが見えてきて、ああ、結婚前に那須を訪れた時に来たなー、と思い出す。
ホテルはそのすぐ近くにあった。
15時半。車を停めてチェックイン。フロントで働く従業員は欧米人の男女が一人ずついて、
ハロウィンの格好をしていた。
子供連れにやさしいホテルということになっていて大勢の若い家族連れが泊まっていた。
一階のフロントの前がそもそもキッズスペースとなっていて大勢の子供たちが遊んでいた。
 
12階の部屋となった。荷物を置く。森の中。窓から外を見ると煙っている。
ホテルそのものは以前別の名前だったのを買い取ったようで、
建物そのものとしては古く、それを隅々までピカピカときれいにする余裕はないようだ。
壁やソファーのあちこちにシミがあって穴が開いていたり。
でもこれをリゾートホテルと呼んでるんだよな。ま、いいかと思う。
 
卓球場があると知ってフロントからラケットを借りて妻と二人、30分ほど。
いい汗をかいて1階の大浴場へ。
露天風呂に入るとやはり若い父親と小さな子供たち。
妻の方では洗い場を走って泣き出した子供を親がなだめたりと大変だったようだ。
そして体を洗わせて並ばせて体を拭かせてと。
父親の方は風呂の中でバタバタさせたりして気楽なものだ。
横目で見つつ、まだ明るいうちの風呂はいいものだと思う。
 
出てきて17時半。
ホテルの外に出て近くのイタリアンレストランへと歩いていく。
外は既に暗くなっている。
マルゲリータのピザ、わさびの入ったクリームソースのパスタ、
アンチョビとポテトのグラタン。何を食べてもおいしかった。
ピザは店のオリジナルのホットオイルをかける。
オリーブオイルにハラペーニョを漬けたもので、
聞いてみると独自の調合を見出すのに一年かかったという。
一瓶買って帰ることにした。
 
向かいに大きなアミューズメントパーク「那須りんどう湖レイクビュー」があって、
この時期は園内全体がイルミネーションで彩られる。
せっかくなので入ってみた。
傘を差すほど雨が降っていて広い園内に他には10組もいない。
実際、巡回する鉄道もメリーゴーランドもクルーズ船も他に客はいなくて貸切。
贅沢な時間だった。もちろんクリスマスの時期は大変な混みようとなる。
 
クルーズ船ではガイドのおじさんが20分の乗船時間の間、つきっきりで熱心に解説してくれた。
りんどう湖人造湖であるとか、
一度だけ湖の水を抜いたことがあって鯉が多かった、ブルーギルブラックバスの類はいなかったとか、
そういう話。あの時計台の裏には本物の馬車があるとか見どころも教えてくれた。
建物4階か5階分はある大きな噴水が光に照らされて色が変わる。
遠くの通路を光の群れが走る。
小さな島に花火のようにイルミネーションが打ちあがる。
そういった色と光の風景を船の中から見る。これで1,000円は安い。
 
クルーズ船を下りてからは離れた場所から眺めたイルミネーションの中を歩いた。
2人乗りのゴーカートを楽しめる場所があって、最後に僕の運転でサーキットを一周した。
この夜、お客さんがほとんどいなかったのに皆、きちんと営業してお客さんが来るのを待っていて、
通りがかるととても喜んでくれる。とても気持ちの良い場所だったな。
最初は子供向けの遊園地だろ? と見くびっていた。ほんとすみません。
 
帰ってきてまた温泉に入り、新日本風土記を見る。比叡山
ブラタモリ比叡山だったな。
あとは缶ビール、缶チューハイを飲みながら
猫歩き、おんな酒場放浪記、タモリ倶楽部を見て寝る予定。