松屋、続き

昨晩は松屋の「オリジナルカレー」を食べようと職場の近く、家の近くと二軒回ってどちらも完売。
むむーと思いつつ、チゲ牛カルビ御膳を食べた。
家に帰って Twitter を見ていた妻が、
吉田戦車先生は諦めず3軒回ってようやくカレーにありついたと。
そう聞くと黙ってられない。
明日の朝ダメもとでもう一度職場の近く、飯田橋駅前の松屋に行ってみようと心に決める。
 
で、朝となって松屋に行ってみると普通にカレーが……
7時前。夜のうちに補充されたか。
今日は29日、「いいにくの日」なのでカレ牛にする。
朝にしては高カロリーだが、そんなことは言ってられない。
来週からのカレ牛は「創業カレー」となるのか。合うのだろうか。そんなことを思う。
 
朝のこの時間の松屋は何年ぶりだろう。
カウンターに並ぶサラリーマンや作業員たちがコートやジャンパーを着たまま黙々と食べている。
食べ終わって出ていく。入れ替わりにまた誰か食券を手に入ってくる。
新メニューの厚切りトンテキ定食のCMが流れる。3日の10時まではご飯大盛無料。
店内は雑然としていて、徹夜明けなのか店員も怠そう。
アメリカのダイナーってこんな感じなんだろうか。
それとなく見渡すと皆朝定食か牛めしでカレーを食べている人はいない。
常連たちはそれまで毎朝繰り返してきたように、いつものメニューを食べるのだろう。
 
カレ牛が運ばれてくる。
いろんな肉や野菜を煮込んだのだろう。黒っぽいルーのカレー。
今改めて味わってみるとルーの味よりもその溶け込んだ食材の味のことを思う。
創業カレーもいいが、オリジナルカレーもやはりうまかったな。
これまで長い間ありがとう。
やはりカレ牛は松屋史上最高の発明にして発見だったな、ということもまた心に刻んだ。
 
松屋は「ごろごろチキンカレー」であるとか
過去の人気メニューが期間限定で復活することはよくあるので、
このオリジナルカレーも半年後ぐらいに突然再開するかもしれない。
オリジナルカレーと創業カレーの合いがけができたら最高だ。
キッチンスペースの関係でカレーの大なべをふたつも置くのは難しいかもしれないけど、
郊外の大型店とか、できないかな。そういうの。
 
大学に入ったばかりの頃、ある先輩が
メシはすた丼と松屋さえあればいい、野菜が食べたくなったら松屋に行くと語っていた。
あの先輩は元気だろうか。
そんなことを思い出しながらカレ牛を食べた。