「地面出し競争」

昼は妻の高校の友人たちと、夜は僕の高校の友人たちと、忘年会。
江古田でイスラエル料理。そののち、中目黒でもつ鍋。
 
高校の友人たちとの飲み会は卒業以来初めて会う人もいて。
高校時代にやったバカなことの話で盛り上がった。
焼酎のボトルがすぐ2本空いた。
 
一人が山形に単身赴任していたことがあって、その話になる。
一番大きな芋煮会では本当にショベルカーが登場するのか、とか。
山形にとんでもなく雪の降る温泉地があって、
そこでは「地面出し競争」というのを行っているという。
 
4m ~ 5m の高さを四人一組、スコップで掘って地面に到達し、
掘り出した土を手に最初にゴールしたチームが勝ち。
スコップは貸し出しもしてくれるが、
自衛隊消防団といった強豪チームはマイスコップを持参する。
次回でなんと11回。
ここでしかやってないからということで「世界大会」を謳っている。
実際、今は世界各地から何チームも参加するようになったとのこと。
 
「優勝チームはどれぐらいの速さで掘ると思う?」
「1時間ぐらい?」
「俺が出た時は18分だった」
「ええー!! 5mの深さを?」
 
どうやって掘るのかというと、
ただまっすぐに掘るだけだとある程度の深さまで行くと雪を外に出せなくなるので
一見遠回りでも階段状に掘り進めるのだという。
それでも速いチームは圧倒的に早いのだと。
 
以前は小学校の冬の運動会の競技だった。
その小学校が閉校となった後で、地元の有志たちが協議会として復活させたのだと。
地面のどこを掘るか区画割が事前になされていて、
体育館の屋根から地面にまで続く雪のスロープを橇で滑って遠くまで行ったチームから選ぶ。
優勝賞品は金のスコップ。
などなど、あれこれ聞いた。
出てみたいなあ。
公式サイトの動画を見てるとほんと、ほんわか楽しそう。