占い師に見てもらう

昨日午後は会社を休んで、新宿でCDを買って、中野で天ぷらを食べて、
吉祥寺へと向かった。
ハモニカ横丁に先週、妻が見てもらったという占い師の方がいて、
その話を聞いて僕も見てもらおうと思った。
 
14時半。平日午後のハモニカ横丁は半分ぐらい店が閉まっていただろうか。
ランチタイムを終えて休憩している店もあった。
昼間から飲める店は少なかった。
 
占いは同じ通りの向かい合わせに2カ所にあって、妻が入ったのは2階だという。
階段を上っていくと狭くて細長い隙間にあってドアが無かった。
算命学、手相、タロットといくつか占うことができて10分1,000円から。
僕は妻同様、算命学と手相の組み合わせで20分、3,000円で見てもらうことにした。
 
何を占ってほしいかと聞かれ、
小説家を諦めるべきなのか、
そのときは今の職から離れたいがどういう職業がいいかと答えた。
紙に名前と生年月日を書いて渡すとノートPCに入力する。
その結果を別の紙に書き込む。
 
丁丙甲
未子寅
己発甲
 
鳳閣 玉堂 天極
鳳閣 車騎 玉堂
天南 石門 天馳
 
となるようだ。
12歳から31歳まで波乱の運気にあったとのこと。
思い当たることは特にないが……
僕の運命はかなり起伏に富むようだ。
 
縦に見た時の「丁未」と「丙子」はどちらも火で、
「丁未」は人を照らし、温かみを与える灯なのだという。
しかしそれは「丙子」と性質が全く異なってこちらは兄弟や家系を表す。
家の職業とは異なる職業に就いたのではないかと指摘されるが、
特にそうとも思えない。
このふたつが対立して並んでいるさまを「納音」と称し、終わらせることを意味する。
特に問題ごとを終わらせる。正す。そこから困っている人を助けるのに向いていると。
 
もうひとつのほう。
真ん中の車騎は一人で闘うことを好むと。これが相当強いエネルギーを秘めている。
天南も同様。一方で石門は守りにあって、協調性を表す。
あなたは一人でやっていくことが好きだけど、他人とやっていくことも大事にしていると。
鳳閣がふたつあって、これは伝達、表現、健康を表す。
そういう意味では小説家は向いていると言える。
だけど職業としては健康に関わることが一番いい。
介護、医療、食べもの関係。
なおかつ、困っている人を助けるものだとなおいい。
玉堂は知性を、天馳は精神性を表す。
リアルなものよりも想像力を活かす領域が好きで、教えるという職業もいいかもしれない。
 
手相も見てもらう。はっきりとした「ますかけ」ですねと唸られる。
運命線は自分の目的に向かってはっきり伸びている。
しかし、今はまさに分かれ目にある。
 
そうか……
続けて算命学に戻って来年の運勢を。
2020年は今までの人生を打ち壊すのに適した年であると。2月4日以後。
2021年も、そう。しかし2022年以後はまた流れが変わる。
だから2022年2月3日までに決断して行動に移さないといけない。
なおかつ、母親を表す玉堂がふたつあってその存在が強いから、母親の元気なうちに。
そういうことなんだな。
 
……といったあたりで20分。
次のお客さんが来て、3,000円を払って階段を下りて行った。
いせやで焼き鳥を食べ、レモンサワーを二杯飲んで夕暮れ。
バスに乗って帰った。
2020年をどうするか、ということを考えながら。