9連休後半戦 その2

8時起き。
チコちゃんの昨晩の「いだてん」コラボスペシャルの再放送を見る。
ジョギングのタイミングを逃す。
10時半過ぎ、外出。
千駄木にある森鴎外記念館の企画展のチケットを妻がもらっていて、見に行こうと。


池袋に出て、昼前だったので先に食べようと。
「桂花」という話も最初に出て、東武の上の階へ。
並んでいたので、すぐ入れた「ぼてじゅう」にした。
お好み焼き、モダン焼き、焼きそばのイメージだったのが、
浪江や横手の焼きそばなどや十和田のバラ焼きなどB級グルメが充実、
その他居酒屋メニューも増えていて驚いた。
デラックス道頓堀を頼んで、ドテ煮とポテトフライで生ビール。


下の階の催事場では「日本の職人展」
埼玉の木工所でつくった銀杏のまな板を妻が買う。
その手のことは全然知らなかったのですが、
説明を聞いていると銀杏の木は反ったりしないのでいいみたいですね。
さらに下の階のトラベル用品のコーナーへ。
スーツケース用のベルトを買う。
アメリカでも使えるように TSA 方式の鍵付きのものを。


山手線で西日暮里へ。味わい深い古い住宅やアパートばかり。
昭和のまま何十年も時間が止まったかのような。
線路脇の神社にお参りして、ゆうやけだんだんの坂を下りる。
猫グッズの店のひとつに入って、小さな置物を買う。
餅つきをしていて、小豆の餡をかけたのを食べてみる。
付きたてなのでとてもよく伸びた。
やはり外国人観光客が多い。アジア系よりもヨーロッパ系。
なんだか玄人っぽい。住んでる人も多いんだろうな。
有名な「肉のスズキ」でメンチカツを買って食べた。
夜店通りに出て千駄木の駅へ。
この辺りは小さなバーやカフェが多くていいな。


団子坂を上り、森鴎外記念館へ。
ちょうどボランティアガイドの方が館内を案内するタイミングだったのでお願いする。
まずは外に出る。ここはかつて森鴎外たちが住んでいた住居跡だった。
震災で焼かれ、公園となり、文京区の図書館となり、6年前に記念館として再建された。
今は門の敷石だけが残っている。
高台にあってかつては品川の海が見えたという。ゆえに「観潮楼」と呼ばれていた。
ビルの隙間からスカイツリーが見えた。
灰色のレンガ造りの建物は鴎外の留学していたベルリンをイメージしてのものとのこと。


中に戻る。コンクリート打ちっぱなしの壁もまたベルリンっぽい。
周りにお寺さんが多いことから高い建物が建てられず、展示は地下に広がっている。
鴎外の歴史を辿るコーナーと、企画展の「鴎外のうた日記」と。
分かりやすくほどよい情報量。
『うた日記』は鴎外が日露戦争に従軍した時に詠んだ歌を集めたもの。
大陸に渡ったときの経路を事細かく記した地図が学芸員による手作りできれいにできていた。
ここ、かなりレベルが高いんじゃないか。
ガイドの方による説明も品のよい裏話的なものが多かった。
長女につけた名前茉莉は『舞姫』のモデル、エリーゼのミドルネームで
次女につけた名前杏奴はエリーゼの妹から。
鴎外の妻は庭にユリが咲いていたのでゆりにしたかったのを、
鴎外が役所で勝手に杏奴にしてしまった。


家系図を見ると鴎外の妹が結婚したのが小金井良精、その子が星製薬の星一
まんぷく』のまんぺいさんのように事業を立ち上げてはお上ににらまれるという人だった。
さらにその子が星新一となる。
鴎外は津和野出身でそのときお世話になった西周は親類とのこと。知らなかった。
鴎外が亡くなる間際、津和野の人森林太郎として死にたいと語っていたというのが印象深かった。


千代田線で西日暮里へ。山手線で池袋へ。
西武の三省堂で妻が森鴎外森茉莉の本を買う。
豊島園まで行って大江戸線に乗り換える。
LIVIN で食材を仕入れて帰ってきた。
『小さな村の物語 イタリア』の新作を見て、寅さん。
青森から送った段ボールが届く。
元日に買ったリンゴの入浴剤を使ってみる。