青森へ その4

初夢に何を見たか思い出せず。
仕事の夢ではなかったように思う。
 
8時前に起こされ、箱根駅伝
100回記念大会ということで学連選抜を入れて21校。
100年前、金栗四三たちが始めたのか。
そういえば紅白では「いだてん」の「い」の字も出てこなかったな。
阿部サダヲはじめ大人計画のメンバーが何人か出てきてもよかったのに。
 
リリー・フランキー深津絵里大和ハウスのCMはオリンピックに向けた新バージョン。
一区は優勝候補の一角、國學院大學が終盤引っ張るが創価大学の選手が最後に出て区間賞。
二区はアフリカ系のランナーたちが順位を上げていく。
掃除機をかけて部屋を雑巾がけ。
朝は雪が降っていなかったが、いつの間にか降り始めていた。
昨日書き忘れたが、昨日夕方小学校のときの先生から母に電話。
僕も代わる。昨年倒れてからリハビリが思わしくないようだった。
 
新幹線の時間までまだある、雪もそれほど降ってないと棟方志功記念館へ。
昨年同様新春のくじを引くと僕が3等でグラビア3枚セット。
妻が2等で図録。昨年僕も当てた……
正月ということもあって富士山を描いた洋画、倭画がいくつか。
今回の展示は代表作のひとつ、「二菩薩釈迦十大弟子」の他、
「東西南北頌、門舞頌」「宇宙頌」「群上の柵」「怒天神の柵」など。
柳宗悦が一番好きな作品と語ったとされる「キリストの柵」が今回印象に残った。
(キリストは漢字の当て字になっていた) 
 
福引の商品を雪で濡らさないよう、ダウンジャケットの中にしまって家に帰る。
途中大きなドラッグストアに寄って母に頼まれたバター煎餅を買っていく。
戻ると箱根駅伝はなんと、東京国際大が1位。
しかしその後青学が抜いて往路優勝になったようだ。
ねんりん屋のバームクーヘンを食べてコーヒーを飲んで一息ついて家を出る。
 
気温は0℃で昨日より暖かく感じる。
駅前まで歩いて成田本店に入る。
妻は太宰治の「走れメロス」を津軽弁に訳して朗読したCDが付録に付いた本と
同じく「走れメロス」を市川悦子が朗読したCDの本を買った。
僕は檀一雄太宰治と過ごした若き日のことを書いたのをペーパーバックで再刊したのを買った。
 
アウガの地下をちょっと覗いていく。
市場の大半はまだ正月休みで、営業しているのは鮮魚を扱わない加工や干物の店ばかり。
以前入ったときよりも空家になった区画は増えたように思う。
昼を食べるかと丸青食堂で妻は海鮮丼を、僕は前から気になっていたカレーを。
海鮮丼や焼き魚の定食に並んで500円のカレー。安い。なのにおいしい。
見本の写真よりも肉も野菜も多い。
厨房には大鍋で何かを煮込んでいて、あれなんだろうと妻と言いあって妻が聞いてみたら
カレーをつくっている途中だと。豚肉、ニンジンが、玉ねぎが大量に煮込まれていた。
ここまでしていたらうまいに決まってるよなあ。
魚市場の定食屋のカレーにハズレなし。
 
青森駅から各駅停車の津軽新城行きに乗って新青森駅へ。
まだ2日だというのに帰省先から戻る人たちで混雑していた。
酒のつまみにいつもの海峡するめと嶽きみ天ぷら。
みみたへのお土産にわかさぎのトバを買う。
田酒を見つけて一本買った。
 
新幹線は盛岡から満席で臨時列車だったので車内販売なし。
『めご太郎』の第二巻を読む。青森市の酒場、珈琲店に始まって
青森市の暗渠、八戸市遊郭弘前市土人形など。
今回もまた夢中になって読んでしまった。
その後ちくま文庫の『貧乏まんが』を。
つげ義春リアリズムの宿』に松本零士の『男おいどん』はほんとしみる。泣ける。
正月に詠むもんじゃないなと思いつつ、こういう感性も大事だよなと。
 
リンゴのクラフトビールを飲んだらなかなかおいしかった。
盛岡までは雪、仙台から先は雪がなかった。
盛岡で秋田からのこまち号を連結するがこまち号が到着遅れ。
その後急病人が出て宇都宮で搬送するために停車とトータル10分ほど遅れ。
しかし大雪のときはこんなもんじゃないしとまあ上出来か。
 
東京駅もまた混雑で2日の夕方だと
今から帰省する人、帰省から戻ってきた人といるのだろう。
弁当屋を覗いてみたら年末の朝と変わらないぐらいの人混みだった。
 
中央線から大江戸線に乗り換えて光が丘に帰ってくる。
東京は東京で寒い。
家に着いて玄関を開けるとみみたが階段を下りてきてお出迎え。
おりこうさんにして留守番してたようだ……、と言えたらいいが、
あちこちものを叩き落としてガブガブしていたようだ。
寂しかったんだなあ。
 
お風呂を沸かして入って、しゃべくりの特番を見る。
夜は酒を飲んでみみたとのんびり過ごす。