あきた舞妓

先日、妻から教えてもらった。
秋田の舞妓さん、新しい試みに取り組んでいて
リーズナブルに楽しめそうなので行ってみたらいいんじゃないかと。
 
土曜の昼、弁当付きで舞踏の鑑賞とか舞妓による街歩きとか。
もちろんお座敷プランや料亭への出向もある。
大学の寮の仲間たちと旅行がてら行くのがよさそうだ。
街歩きいいなあ。美術館や旧家、公園といったコースがあった。
舞妓遊びというよりも、舞妓遊び体験。
 
僕自身はお座敷遊びに興味がなく
たぶんこれからも京都で舞妓を呼んで、なんてことはなさそうだが、
テレビのドキュメンタリー番組でその舞台裏をやってるときには思わず見てしまう。
見習いの若い舞妓が住み込みで一通りの所作を身に着けていくとか。
 
元締めというのか、その街を取り仕切っている年配の女性の立ち振る舞いが
どれだけ年齢を重ねても凛として見事なんですよね。
この前見た番組では次の代の元締めに決まったベテランの舞妓が
その元締めの養子となっていた。
代々そのようにして続けてきたのだと。
 
日本橋に神田。深川に芝浦。
かつては都内各地にあった花街も今は八王子や神楽坂、新橋などと少なくなった。
そういえばこの前読んだ檀一雄太宰治との若き日の交流を描いた作品では
何かというとやたら玉の井に出かけていた。
歓楽街、私娼街としてだけど。
 
江戸時代から続く舞妓文化って表には見せないドロドロした部分もあるはずで。
座敷に呼ぶ側にもマナーやルールがありそう。
そういう一切を切り取って、
あくまで「体験」としてのパッケージ商品で売り出すということを秋田では始めたわけで。
入り口としてはいいのかな。
竿灯まつりの時期、行ってみたい。