熊本へ その1

この3連休は編集学校の「ISISフェスタ」を全国で開催。
22日は熊本で、ということで妻も駆けつける。僕もくっついていく。
 
9:50 羽田発で6時起き。
8時前に家を出てギリギリ。浜松町の駅でモノレールに乗り換えるため走った。
保安検査場を抜けてすぐ搭乗。
妻が天むすを買ってくれて飛行機の中で食べた。
今回の旅のお供はピーター・バラカン『ぼくが愛するロック名盤240』
 
妻を朝怒らせてしまったこともあって、
機内販売でJAL専用パッケージのフレグランスを買う。
機内販売を買ったのはこれが初めて。
乱気流なのか、かなり揺れる。5分ほど遅れて到着。
熊本は朝、雨だったという。
 
東京からつけてきたマスクを念のため捨てて新しいものへ。
熊本にも昨日感染者が出たという。熊本も今、マスクが入手できず。
外国人観光客の多かった鶴屋デパートのくまモンスクエアがホットスポットなんじゃないかという。
義母が迎えに来てくれていて熊本市内に向かう。
会場は熊本城近くの「長崎次郎書店」のギャラリー。
13時半開始で13時前には着いて、隣の喫茶店で昼を食べた。
 
ワークショップ開始。
僕ら夫婦は今回、コーチ側ではなく一般参加者の方に回る。
他の参加者の多くは編集学校関係者。
どちらかというと地域ごとの同窓会みたいなものか。
受講したことのない方は恐らく2名か。
「おかしなわたし」「ブラインドスケッチ」でウォーミングアップ。
これ、面白いなと思ったのは
「この1年で買ったもの」というのをポストイットに20個ほどあげて、
出てきた順に左上に番号をつける。
それを価格順に並べ直して右上に番号をつける。客観の軸。
好きなもの順に並べ直して左下に番号をつける。主観の軸。
最後、100年後の熊本に残したいものの順で並べ直す。他者の支店の軸。
情報は視点によって位置づけがどんどん変わっていく。
 
途中休憩を挟んで、最後はグループワークで熊本につくりたい公園のプランニング。
先ほどのポストイット2枚と会場に置かれた本1冊を選んで
三位一体型をつくってそこから発想を広げる。
僕らのグループの選んだ本はクラフトエヴィング商会による星をテーマにする本で
出来上がった公園は「山都町立星の広場」となった。
 
終わって通りを挟んで向かい側の喫茶店で懇親会。
その前に長崎次郎書店に入ってみる。
創業明治7年という熊本を代表する老舗の本屋のひとつ。
小さいながら品揃えがいい。柱には吉田戦車のサインが。
今話題の絵本『なまえのないねこ』の絵を描いた方の原画展が開催されていた。
こういう本屋に入るとあれこれ欲しくなるもので、
映画になった大橋裕之『音楽』の原作本と
ビートルズ全213曲のカバー・ベスト10』という本が気になって買ってみた。
 
懇親会へ。僕が最初に学んだ教室の師範代の方が参加していて、
その師範代の方が最初に学んだ教室の師範代の方も来ていて。
僕は孫にあたるわけで。
九州のあれこれの話をする。
大分は北側が鶏の唐揚で南側が天ぷらになるとか。
九州の人は外に出た時、まずは九州出身と名乗ってから福岡や熊本などと続けるけど、
四国の人は四国出身と名乗ることはなくて、最初から高知や香川と語るのだと。
それはそれぞれの県が太平洋に向いていたり、九州に向いていたり、大阪に向いていたりと
バラバラなのだからと。
 
途中で抜けて18時より妻の友人たちと飲み会。
下通の活気のある酒場。その後カラオケ、ミスドで寝落ち。
タクシーで帰ってきて午前2時半。
風呂を沸かしてあって、入って寝たのは3時過ぎ。