向かいの席の後輩が昨日から休みで、
上司が今日確認すると熱があって喉が痛いという。
病院で診断すると咽頭炎とのこと。
もしやと思うとぞっとする。
今、全国で多くの人が身の回りでそういう経験をしてぞわぞわしてるんじゃないかと。
昨日、全国の小中高校に臨時休校の要請。
小さな子供のいる家庭ではリモートワークを、というお達しが常駐先で出て、
部課長の席でバタバタと手続きの説明や相談がなされていた。
今の席は庶務の島が近く、各フロアに配布するのだろう、
消毒薬のアルボナースが山積みされていた。
企業はどこから入手するのだろう、ということが気になる。
15日までというが、延長されるだろうか。
小中高の休校も。
北海道では事態宣言が出たという。
不要不朽の外出は避けるようにと。
全国的なものになるのも早いかな。非常事態宣言となって。
明日床屋に行こうと思うが、混むんじゃないか。
早く行った方がいいかもしれない。
床屋の後は予定がなく、することもなく家に戻るだろう。
映画館は今、ガラガラだろうか。
今なら『パラサイト』見れるだろうか。
最初に感染したのは誰かを追う記事を見掛けると読みたくなる。
海鮮市場に行ったのかどうかとか、野生動物を食べたのかどうか。
スティーヴン・ソダーバーグ監督の『コンティジョン』を思い出す。
浮浪者が不審な死に方をしていて、感染していたというニュースは聞かない。
感染しない生活習慣の何かがあるのか。
それとも人知れず亡くなっているだけなのか。
検査もされずに荼毘に伏しているのかもしれない。
営業停止、操業停止になるのを恐れて感染者が出ても隠しいる店舗や企業があるとか、
マスクを抱き合わせ販売しているドラッグストアがあるとか、
転売業者にインタビューとか、
目につくのはそういうせこい記事ばかり。
今問い合わせが多いのだろうと思ってサイトを見てみたら
まさに今日、実行委員会が開催中止を決めるとあった。
まあそうだよな。
東京マラソンの前例があるからエントリー料は返ってこないだろう。
明後日は招待選手だけの東京マラソン。
僕がこの一連の出来事を映画にするなら
無人の東京をランナーたちが無言で走るというシーンを撮影する。