昨日のこと。
オフィスの近くのコンビニに行くとマスクが売ってあった。
「鼻セレブ」ので4枚入りで300円。
昔なら高いな、と思ったけど今だとむしろ安い。
緊急用に鞄の中に入れて持ち歩くかとひとつ買う。
リモートワークの準備が進んで、もう数日もしたら飯田橋に出社することもなくなるかと。
いつもだと月末、ビルの下の階のクリニックで舌下免疫療法の薬を処方してもらっていたので
今のうちにもらっておくかと行ってみたら電気が消えている。
緊急事態宣言を受けて4月13日から5月7日まで休みにすると掲示してあった。
え? そんなまさか……
そういうこともあるのか。
定期的に薬を処方してもらってる人はどうするのか?
席に戻ってクリニックのホームページを見てみると、院長の撮影した動画が公開されていた。
ビルの中の栗肉ということもあって待合室が狭いことが感染につながらないようにしたい、
周辺の県から通勤してくるスタッフも多いのでそれも避けたい。苦渋の決断だったと。
わからなくもないが、……しょうがないか。クリニックを責めても仕方がない。
じゃあ代わりに処方してくれるところを紹介してくれるといいんだけど、
閉まってるので連絡も取れない。
今はWEBで診察してくれるところもあるので、そこからつなぎで処方してもらおうかと。
初回の診察もWEBで、というところもあるんですね。
コロナ以後、早めにそういう対応をしたところは儲かったんじゃないかな。
「CLINICS」というアプリをダウンロードして対応している最寄りの医療機関を検索すると
オフィスの入ったビルのすぐ近くにあった。
じゃあと電話して聞いてみると今行けば診察してもらえるという。
舌下免疫療法を行っているとその患者であることを示すカードを携帯することになり、
それが提示できればよい。
雨の中、通りを渡って雑居ビルの上の階へ。
いつもそうなのか、今だからそうなのか他に患者はなく、すぐ先生の診察になった。
目・鼻・口をカバーする透明なガードを何重にも組み合わせたものを顔にかけていた。
待合室には新型コロナウイルスに関する様々な貼り紙が。
雑誌・絵本の類は今、閲覧中止としている。
診察の前に念のため体温を測ると、37.1℃!? え! そんなにあるの?
薬局から戻ってきてぐったり。
えてして認識した途端、病状が現れてくるもので。ほんとに熱っぽくなってきた。
大事を取って午後休むことにする。
お客さん側の社内規定で熱が下がってから3日は出社してはいけないことになっているので
明日以後は前倒しでリモートワークに入る。ノートPCを持って帰る。
家に着いて午後、和室に布団を敷いて寝ながら本を読んで過ごす。
そのうちに寝てしまった。
目が覚めると日が暮れている。
まさか感染しているのだろうか……
妻は先週熱があって、咳も先月から時々出ている。
二人とも入院となったらみみたに餌をあげる人がいなくなってしまう。
ペットシッターの方もコロナと聞けば断るだろうし。
夜、妻が帰ってきてうどんを茹で、煮込みうどん風にして食べた。
何事もなければよいのだが。