バンゲリングベイ

先週の日曜、任天堂クラシックでスーパーマリオ魔界村をやってみた。
懐かしいなあ、あの頃の素朴なゲームをやりたいなあというときに思い出したのが
広大な海が舞台。島々に敵の軍需工場が散らばっていて、
プレイヤーはヘリコプターを操作して戦車などの攻撃を避けながら爆破する。
海のどこかで軍艦が製造されていてそれも妨害しないといけないし、
味方の軍艦も守らないといけない。かなり忙しい。
ダメージを受けたら味方の整備工場に着陸してエネルギーを補給する。
敵機に囲まれたときにコントローラⅡのマイクでハドソンと叫ぶと追い払ってくれる、
というような裏技があった。(そう、ハドソンから出ていた)
 
あの頃のゲームはスクロールしない1画面に全てが収まっていたか、
上方向か右方向にひたすら突き進んでいくか。
(例としてそれぞれ、ディグダグゼビウス魔界村
その中で出会う敵を攻撃するか避けるかしながら進んでいく。
点や直線となる構造のゲームが多い中で、
バンゲリングベイは広い海の中を前後左右好きに飛んで行っていいという自由さがあった。
あの当時他にそういうのなかったのではないか。
頭の中の地図が頼りで、プレイスすると最初に必ず行ってみる島があったり。
 
どこまで行ったら終わりなのか今となってはよくわからず。
敵の飛行機、戦車、軍艦、工場を全て叩き潰したときなのだろうか。
アトランダムに動いてるんだろうけどそれでも敵が強かったし
とにかく同時多発的にあれこれ動いてて忙しかったので
攻撃したり補給したりを繰り返しているうちに途中でゲームオーバーになっていた。
それが全体の何パーセント進んでいたのか。ただスコアで表されるだけ。
 
調べてみると残念なことにクソゲー呼ばわりしている人が多かった。
(もちろん擁護している人も多いけど)
その広い海がひとつあるきりで
プレイするたびに細部が変わるということもないので飽きてしまうのか。
一面クリアして次の面へということもない。
ずっと同じ海と島々。
上級者はクリアするとそれっきり
何があるわけでもないというところにつまらなさを感じたのかもしれない。
 
今またやり直してみたいんだけど、
かつてのプレステのナムコミュージアムみたいに
今のゲーム機に移植されているということもなさそうですね。
 
Wikipedia をちょっと覗いてみた時に、おっと驚いたのが
これってバンゲリングベイ三部作と呼ばれていて、
他ふたつがチョップリフターとロードランナー
チョップリフターはやったことないけど
当時ベーマガマイコンBASICマガジン)で画期的なゲームとして紹介されてたな。80年代前半のこと。
ロードランナーファミコン版も MSX版もやったなー。
バルダーダッシュと並んで僕がプレイした中では最高の MSX のゲームだった。
その MSXバンゲリングベイもあったようで。知らなかった。
 
秋葉原に行って昔のファミコンとゲームのカートリッジを探してみたくなる。
はまったらぬけられなくなりそうで危険。