キッチン南海閉店

キッチン南海」が閉店と聞いていてもたってもいられなくなり、
わざわざ会社を休んで神保町へ。
26日閉店で、今日からラスト3日。
回転の1時間前に着いて50人ほど行列。
食べ終えて地下鉄の駅に戻ると神保町の交差点にまで伸びていた。
 
料理長の方は大きな声で一人一人に
いらっしゃいませ、ありがとうございました、と。
僕もごちそうさまでしたと頭を下げた。
この日食べたカツカレーが今まで一番おいしかったな。
カツの衣にはバターが入っていると読んだことがある。
いつも以上にふんわりと上品な味がした。
 
この近くで働いていたのでほんととよく食べた。
正直、神保町で一番おいしいカレーは他のとこだと思う。
でも、神保町で一番大好きなカレーはキッチン南海まんてん
 
キッチン南海閉店のニュースは時期を同じくして同じ決断に至った
向かいの「スヰートポーヅ」や逃げ恥で有名になった「酔いの助」と共に
毎日新聞週刊文春で取り上げられるのを読んだ。
帰りに界隈を歩いてみると裏通りの定食屋「ふらいぱん」も
いつのまにか店を閉めたようだ。
その近くにあった大盛り炒飯、ロット生産で有名だった「徳萬殿」は5年ぐらい前。
今は全然違う店に変わっていた。
 
幸いなことに神保町のキッチン南海は吉本の劇場の向かいにのれん分けするのだという。
帰りに見に行ってみた。
ラーメン二郎の行列がいつもあって、天鴻餃子房とキッチンジローのある通り。
大丈夫かな。「いもや」ののれん分けはどこもパッとしなくて閉店していた。
あの味を守ってほしいなあ。
料理人としては自分の味、自分の色を出したいところだろうけど。
その兼ね合いって難しいなといつも思う。
 
そういえば十年ぐらい前働いていた
やたらツンケンしていた茶髪のお姉さんはその後どうしたんだろ。
もしかしたら今日いるんじゃないかとちょっとビクビクしてしまった。