煮豚をプロデュース

以前とある関西のだしを頂き、これはおいしいとたくさん取り寄せる。
それなりの値段がするのでもったいないと使わずにいたら
あっという間に賞味期限切れとなる。
これはいかん、どんどん使わないと! となる。
同梱されていたレシピ集を妻が思い出して
これとこれをつくってみようということに。
そのひとつが煮豚。
昼間二子玉川に行ったので、豚肩ロース肉を買う。
 
帰ってきて夜、つくってみる。
レシピではスライスしたニンニクと生姜、となっていたのを
以前どこかで見たレシピのネギも加えて、
鍋に肩ロース肉を入れてヒタヒタになるまで水を入れて煮る。
沸騰したら灰汁をおたまで捨てて、何回か捨てて、
例の関西のだしとみりん、醤油、砂糖を入れてさらに煮る。
とろみがつくまで。
レシピでは50分となっていたけど、さらに煮込んで2時間。
 
出来上がったのを千切って食べてみたらとてもおいしかった。
煮てる間に煮汁を飲んでもおいしかった。
しかし、チャーシューだと思って包丁で切ってみると
ホロホロで崩れてしまう。
 
こういうところが料理の難しさ。
レシピに合わせてつくればうまくいくかもしれないが、なかなかそうもできない。
調味料のこの辺りの分量は正確でなくてもいいかと思ったり、
これを加えてみるかと思ったり。
料理上手な人はこういうのきちんと守るんだろうな。時間も分量も。
 
ラーメン屋だと糸で縛るよなあ。
あれって意味があったのか。崩れないために。
そこまでやってみるべきなのか。
いや、ただ単に今回煮過ぎただけなのか。
料理は簡単なようで難しいし、難しいようで簡単。
そのことに気づくと、やめられない。