昨晩、巨人とヤクルトの試合の中継を見た。BS日テレ。
両チームとも野球ファンを球場に迎え入れて初めての試合であるという。
本当は前日の金曜がその初戦であったのが、雨で中止になっている。
この日も開始前の雨で30分延期になった。
神戸のスタジアム。
5,000人までが観戦可能ということになっていて、確か4,300人が集まったんだったか。
観客先にまばらに座る。
(日テレだからかオレンジ色の巨人ファンしかいないように見える)
応援団はなし。歌や鳴り物、大声での声援もなし。
タオルを振り回してはならないし、ハイタッチもいけない。
許されたのは拍手とガッツポーズ。
ピッチャーが投げてキャッチャーミットに収まるまで無言の注目が集まる。
空振り三振となったとき、湧き上がる拍手。
この拍手の間合いだけ聞いているとゴルフのトーナメントの中継のようだった。
それでも無観客試合の静寂とは全く違ってて、押し殺した声援がそこはかとなく聞こえてくる。
その圧がある。人がいる、いないというのはここまで違いを生むものなのか。
いいなあ、俺も見に行きたいなあ。
でも東京ドームや神宮球場で観戦できるようになるはまだ当面先か。
それでもどこか地方に見に行くかな、と話していたら妻が、
ビールの売り子がいないからきっとつまらないよ、と。
ほんとだ、確かにサーバーを背負って観客席を縫って歩く売り子の姿がない。
そうだよなあ。感染防止となったら……
ストイックに目の前の試合を注視して贔屓のチームを応援するだけ。
僕のしたかったことは厳密に言えば球場でビールを飲むことなんだな。
試合は序盤、点の取り合いのシーソーゲーム。
中盤からヤクルトが突き放し、小刻みに点を重ねて大差をつける。
巨人は終盤ホームランが出たが、それ以外は投打ともにいいところなかったな。
6回で交代したけど、小川がうまく抑えた。
エスコバーの守備が噂通りいいですね。
青木の初回ホームランがでたのがよかったけど、山田は今全然ダメだなあ。
川端が代打で出た。
今はヤクルト2位か。
ヤクルトは毎年、何の理由もなく強くなったり弱くなったりする。
なんでこんなに勝てるのか、なんでこんなに負けるのかと首をかしげる。
いや、実際にはピッチャーの故障が多いとかそういうことなんだけど。
これは確実に強いチームだと感じたのは
野村監督のもとで古田が絶好調だった時だけだな。
さて、今年はどんなシーズンとなるか。