紅白で一番よかった曲はあいみょん「裸の心」かな。
紅白の演出でどうこう、というよりも昨年を代表する名曲だからだけど。
昨晩、『SONGS』の再放送であいみょんが登場するのを見ていたら、
「ハルノヒ」や「裸の心」を歌っていた。やっぱいいな。
2年前は若者に人気の女性シンガーソングライターがいるな、ぐらいにしか思っていなかった。
お? と思ったのは、『タモリ倶楽部』の官能小説がテーマの回に登場して、
結構読む、歌詞の参考にするとあっけらかんと語っていたとき。
マイナスイメージになるから隠すということもなく。
ファンもがっかりするということはなかっただろう。
そういう在り方が今っぽいのかもしれない。
春画がテーマの時にも出てたな。
タモリが私も持ってますと意気投合。
昨年の新作『おいしいパスタがあると聞いて』
これタイトルがとてもいいな、
女性のリアルな日常をさらっと切り取ってるなと感心しつつも
そのうち買おうと思っているうちに買わずじまい。
ボヤボヤしていたら、先日義父から「とよちゃん、あいみょんのアルバムを送るよ」と。
大晦日の日に届いた。
しかも初回盤の、ギター弾き語り集『風とリボン』とセットになったものだった。
とてもありがたいことだった。
ギターを弾きながら自分の思うままに歌う。
恋愛の様々な局面を切り取った、物語性の高い曲を書く。
描く人間模様は2020年の日本ならではのものにアップデートされている。
簡単なことのようでいて、これはかなり難しいと思う。
昭和の歌謡曲の DNA と令和の今を言葉にすることと。
それを等身大の、自然体のままに歌う。
僕を含め、おじさんたちの受けがいいというのもよくわかる。
それにしても、「裸の心」が名曲過ぎて。
あのサビの歌詞、なかなか書けるものじゃない。
以前、日本ロック史上最高の歌詞を持つ曲を挙げてみたことがある。
個人的にはベスト5に入る。
RCサクセション 「スローバラード」
ユニコーン 「素晴らしい日々」
小島麻由美 「ぱぶろっく」
The Ywllow Monkey 「JAM」
あいみょん 「裸の心」