夜中起こしにきてカリカリをせがむのは、
少しおとなしくなったとはいえ相変わらず。
最近のみみた、というよりも昔から、ですが。
そういえば猫ってなんでソファーの下に物を隠すんだろうか。
ボールを投げて遊んでいるといつのまにかチョイチョイとソファーの下に押し込んで、
あとは姿勢を低くしてじっと隙間を見つめている。
そのうちにボールが出てくるのを待っているのか。
最近だと小さな魚のぬいぐるみを入れてみたり。
猫はお気に入りのものを隠す習性があるのか。
調べてみる。オスだと狩りの本能で、みたいですね。
ねぐらにもっていくのだと。
でもみみたはソファーの下で丸くなるわけでもなく。
寝るのはその脇の、みみた用に買った小さな丸いベッド。
クッションをくりぬいたような。
昨年の冬は全く見向きもしなかったのに、
今年の冬はなぜかまたお気に入りになった。
とはいえここにボールなどの宝物を隠すことはない。
ふと思ったのは、みみたが熊本で野良猫だった小さい頃、
縁側の下で寝ていたのではないか。
妻の友人から譲り受けたんだけど、古い大きな家だった。
東京に連れ帰ってきたとき、1日ソファーの下に隠れていた。
似たような場所を探したんじゃないか。
今はもうもっさり大きくなってソファーの下に潜り込むことは無理。
でも今も、入りたいなあと思っているのかもしれない。
メスの場合だと、子猫に餌を運ぶ、やはり本能の行動とのこと。
あるいは子猫を運ぶときに首を咥える、あの動作なんじゃないかと。
なるほどなあ。
みみたはなんでもかんでも小さいものをソファーの下に隠すのではなく、
あくまでボールか、その代わりとなる時々のお気に入りのものだけ。
あれ? 消しゴムが見つからないとなったとき、
いちいちソファーの下を探さなくてよいのはよかった。