急がない荷物

朝から大荒れの天気。
雨が断続的に降り続いていて、突然土砂降りになったり小雨になったりを繰り返す。
雷も何度か鳴った。
近くの青空市に行くつもりが、今日は家を出ないことにした。
 
何度かの大雨になったときにピンポーンと鳴って、
出てみると佐川急便のいつもの配達の方。
お互い傘を差さずびしょ濡れになりながら荷物の受け渡しを行う。
 
何が届いたんだっけ? と見てみたら、
先月、会社の健康保険組合のサイトで、余ったポイントで申し込んだ体温計だった。
月末に締め切って、申込翌月の中旬~下旬に届きますとのことで
いつ届くのかもわからず気長に待っていた。というかずっと忘れていた。
全然急ぎの荷物ではない。
何もこんな日に届かなくてもなあと思う。
明日晴れてからでも全然かまわない。
 
昨今の amazon の急成長があって、
昨年はコロナ禍でさらに宅配便の利用が増えて、
労働条件がなかなか改善されないと聞く。
配達日、時間帯の指定を行うのとは逆に、
この荷物は急ぎませんという指定ができるといいんじゃないかと思った。
立て込んでるとき、悪天候の際は
宅配業者側の裁量で次の日以後の配達に回す。
それができるとお互いにハッピーじゃないか。
 
それを妻に話してみると、
配達の優先順位を下げる、そもそも優先順位を数値化するとなると
昨今の忙しい中では永遠に配達されないままになってしまうんじゃないかと。
一度倉庫の隅に押しやられたらしばらく忘れられてしまう。
確かに、何となくそうなりそうな感じもする。
運べるときにどんどん運ぶというサイクルを崩して、
いちいち匙加減を見ていたらその方が手間がかかる。
なかなか難しい。
 
何年か後には遠隔操作のロボットやドローンが
自動で配達するようになるんだろうか……
そんな時代も案外早いか。