タウンページというもの

月曜に郵便受けを見たら、ビニールに包まれた冊子が入っていた。
「浮気・不倫調査」「家出・人探し調査」と大きく書かれていて、
一番下には〇〇探偵事務所と。
3mm はありそうな厚さで、
こんな立派な冊子を各家庭に配るほど探偵事務所は儲かるのかあ、と驚く。
じゃあ探偵業のイロハでも書いてるのか、読んでみるかと思って
ビニールを破こうとして気づく。
冊子かと思っていたのはタウンページにくっついてきた一枚物のチラシだった。
 
ひゃー、タウンページ薄くなったなあとそこでまた再度驚いた。
以前にもこのことは書いたかもしれない。
小さい頃はその町の企業・店舗の電話番号と
各家庭の電話番号と2冊に分かれていてかなり分厚かった。
それ自体が床に立つぐらい立派だった。
 
(それはそうと。我が家は固定電話加入していないのだが、
 それでも一家に一冊くれるものなんだな。
 と思いながらタウンページをめくっていたら
 最後のページにそこのところが書いてあって、
 各家庭の電話番号の方はハローページと言って、
 固定電話に加入した家庭のうち、希望者に対し配布するのだと。
 そうだ、ハローページだった。
 しかし家の電話番号を載せてもいいという人は今、
 かなり少ないのではないか)
 
うちに届いたのは練馬区版。
前回配られた2019年のタウンページと比較してみたら
(今見ると前回も同じ探偵事務所の広告が入っていた)
1mmぐらい薄くなっていて、
前回が152ページだったのが、今回は120ページとなっていた。
これは練馬区の企業が減ったのではなくて、
よく見たら活字が小さくなっていた。そりゃそうか。
 
こういうタウンページってどれだけ活用されるのかな。
僕らは2年前にもらったのを結局一度も開かず、ビニールも破かれることはないまま。
今ならすぐネットで検索してしまうし。
でもお年寄りだとこちらのほうがよいか。
 
例えば病院のページを開いてみる。
各診療科ごとに並んでいるのは便利だが、
広告を載せない限り電話番号と住所だけ。
口コミがないと選べないなあと思ってしまう自分がいる。
飲食店も同様。
餃子・しゅうまい店、串揚げ・串カツ料理店などと
細かくジャンル分けされているが、
電話番号と住所だけではその店の清潔感、居心地の良さ、メニューはわからず。
 
デジタルだけでいい、ネットだけでいい、というつもりもなく
アナログな紙媒体の良さも活かして両立したいところだけど。
どうなんだろう。