暇な土曜の過ごし方

新耳袋』という怪談集が面白いと聞いて、文庫を amazon で取り寄せてみた。
読もう読もうと思ってすぐ手元に置いていたのに
実際読み始めるまで数か月かかった。
怖かったらどうしようというよりも、面白すぎたらどうしようと。
……先週の土日に読み始めて、一気に読み終えてしまった。
百物語、いや、ひとつ手前でとどめて九十九の物語が収められている。
ぞっとするもの、不思議なもの。
いかにも怪談という話芸として磨かれたものではなく、
身の回りの人の市井の体験談の聞き書きという素っ気ないあり方がいいのだろう。
 
このシリーズ、続編も合わせて20冊以上あるようだ。
これはもっと読みたいと2巻目も amazon でオーダーした。
本体が58円、送料が350円。
送料の方が高い。送料を払うのがばかばかしい。
これってブックオフで110円で投げ売りされてるんじゃないか……?
そう思ってこの前の水曜、飯田橋のクリニックに行ったついでにブックオフに入ったら
たくさん置いてあった。そのうち、手始めに3冊バラバラに買った。
新宿のブックオフにも何冊かあって、そこでも3冊買った。
これならあちこちのブックオフに行ってみたらすぐ全部揃うんじゃないか?
 
そう思って今日、バスに乗って吉祥寺へ。大きなブックオフがある。
11時前。着いてまず混む前に昼を食べようと久しぶりに蒙古タンメン中本。
五目中華に茹で玉子を追加。
食べ終わる頃には早くも満席近く。中本相変わらず人気だな。
辛いものと怖いものは似てるなと思った。
もっともっと刺激の強いものを求めてしまう。
 
まんをじしてブックオフへ。
しかし全然置いてなかった。1冊あったのは既に持っていたのだった。
仕方なくCDコーナーに行ったら
探していたたまの「ナゴムコレクション」を安く買うことができた。
 
妻のお土産にアトレで大福と韓国海苔巻きを買ってバスる。
このまま帰るわけにはいかないと途中で下りて、
結構歩いて光が丘のブックオフへ。
しかしここにもなく……
それでまたCDコーナーに行ったら510円の安売りコーナーで
ポルノグラフィティのベストや真心ブラザーズの初期のベストを見つけて買ってしまった。
うーん、何をやってんだか。
 
この日は夏の暑さ。
公園を通って帰ってくる。
結局、ブックオフオンラインで最初の方で持ってない7冊を買うことにした。
店舗にあったら110円なのが、オンラインだと300円。うーん。
しかし遠出して探す余裕もなし。致し方なし。
 
そんな感じの、暇な土曜であった。
今、たまの”らんちう”や”さよなら人類”を聞いている。