おでんというもの

寒くなってきたということで先週の土曜、おでんをつくった。
鍋いっぱいにつくって土日月火と4日かかって食べつくした。
残った汁がもったいないと小鍋に移して、
今晩は豆腐とゆで卵を煮てトウメシに。
おでんの豆腐の乗ったごはん。
あれはどこのおでん屋で食べたんだったか……
銀座の「お多幸」だったか。
 
おでんにしようとスーパーを回っていると
こんにゃくにつみれにフランクフルト、無数の練り物たち。
あれも食べたい、これも入れたいとカゴいっぱいになって
結局鍋に入りきらず、二つに分けることになる。
今回はそれを見越して
2日目投入の具材(こんにゃくとシャウエッセン、焼き豆腐)、
3日目投入の具材(餅巾着と牛筋、カニボール)
と分けたつもりだったのが、
それでもやはり鍋はふたつになってしまった。
 
食べるときは小皿に味噌と生姜とからしをたっぷり入れて、
だし汁をかけて溶いたのをつけて食べる。
生姜味噌おでんって青森だけみたいなんですよね。
全国でこれが普通だと思っていた。
あと、ほど長いタケノコ。姫竹っていうのかな。
あれも他の地域ではおでんには入れないようだ。
 
そういったわかりやすいところとは別に
あ、もしかしてあれは青森だけだったのかと今回気づいたのが
広くて薄っぺらい、シート状のさつま揚げのようなもの。
三角形になった状態でおでんに入っていた。
母が切ってたのではなく、あの状態で束になって売っていたのか。
あれ好きだったなー。一番好きだった。
野菜の入った練り物なんてものは売ってはいたんだろうけど
母が買ってくることはなくて。唯一の練り物だった。
 
そうだ、ロールキャベツを入れたらうまいんじゃないか?
と思ってスーパーで探すも見つからず。
冷凍食品売り場に行けばあるかも? それでも見つからず。
しかしこれら冷凍食品の数々、
おでんに入れたらどれもうまいのかも。
冷凍の磯部揚げやミニオムレツ、チキングリルなど。
これはとんでもない新世界ではないか。
そう思うも今回はやめておく。
次回の楽しみにとっておくことにした。