福岡1泊2日(1日目後半)

20日の続き)
 
福岡国際センターの入り口にはピンク、水色、黄色と目立つ色の幟が何本も立っている。
力士や部屋の後援会が贈ったもの。奥に進むほど番付が上がる。
入り口前にテントが立っていて北の富士カレーが売られていた。
もち吉の力水を一本無料で配っていたのをもらう。
中に入る。チラシの折り込みが配られる。取組表、星取表だった。
奥には賜杯チェコアラブ首長国連邦の優勝杯、
奈良県知事賞の宮崎県知事賞のトロフィーなどが飾られていた。
いくつか売店があって、その一つで妻が十一月場所の大型のパンフレットを買う。
別の売店で最近相撲に興味を持ち始めたという甥っ子のためにタオルを。
もう一つ、公式グッズを売る店なのかそちらは行列。
引退してまだ髷の残る力士が協会のジャンパーを着て会計をしていた。
(妻から名前を聞いたが思い出せず。豊……)
 
外にキッチンカーが店を出していたので行ってみる。
名古屋から来た店の塩ちゃんこを食べてみた。500円。
鶏の出汁が利いていてうまかった。
力士をかたどったかまぼこが一枚入っていた。
 
客席へ。
既に出来上がっているところで興行を行うのかと思いきや、
鉄骨でぎっしりと足場が組まれていた上に客席が設営されていた。
これを九州場所の度に見立てては片付けているのか。
途方もない作業量。恐らく一日では終わらないだろう。
 
僕らは途中で抜けるので後ろの方のイス席。向こう正面側。
僕の座った周りはガタイのいい無口な白人たちで、
恐らくどこかの米軍の基地から休みで来てみた兵士たちか。
日本の格闘技を見てみようと。
僕らが見始めた頃から十両の取り組み。
顎の負傷で三場所休んで今場所幕下で復帰した
明瀬山の取り組みには残念ながら間に合わず。
矢後と旭秀鵬、水戸龍と炎鵬、翠富士と白鷹山など。
上の席から見下ろす。
 
幕内力士の土俵入り、横綱照ノ富士の土俵入り。
照強と宝富士を従えて。
遠くからだったので小さいサイズにはなるけど生で見ることができてよかった。
正面奥の一番高いところに白い大きな箱が3つ並んでいて、前面がガラス張り。
時々灯りが付いて、あ、ここでテレビの解説の収録をしているのかと。
仮設スタジオとでもいうか。
これ、ずっと灯りが付いているのではなくてテレビに映すときだけなんだな。
確かに付けっぱなしだと明るすぎて向こう正面側からだと気になってしまう。
なるほどなあ。
脇の小さいブースは恐らくラジオか。
僕ら側のイス席の端にちょことんとあるのは向こう正面の解説か。
今日は舞の海だという。離れて座っていた妻の目の前を通ったと。
 
幕内になると懸賞が出る。
これ、〇〇の永谷園、××の永谷園、△△の永谷園
会場アナウンスが全部読み上げてるんですね。
思いっきり広告なのでNHKの中継ではカットしてるんだな。初めて知った。
(配られた取組表の中に全文載っていた)
土俵入りの後、幕の内の取り組みの前は土俵にマイクが立って
行司が次の日の取り組みを読み上げる。
これもテレビだとアナウンサーと解説がその日の見所や優勝の行方、
引退した力士の名勝負を振り返るといった時間になっている。
 
幕内になると観客も増え、取り組みの緊張感がだいぶ変わる。
16時半前、僕らは天空海魁聖松鳳山と千代の国、輝と佐田の海
三番を見て会場を後にした。
どれも見どころのある、粘りのある取組だった。
 
ドリカムへ。歩いて5分ぐらいか。17時開演と早い。
「MySOS」というアプリに体温と症状を毎日記録することになっていて、
それを見せるためのゲートがある。
でもなんかおざなりな感じで。慌ててダウンロードして適当に入力している人とか。
意味あったのかなあと思う。
 
今回はアリーナ席後方の席だった。
客席はひとつ空けて座ることになっていてゆったりしていてよかった。
荷物も置ける。
17時になったら暗くなってすぐ始まった。
『Acoustic風味LIVE 総仕上げの夕べ 2021-2022』ということで
コロナ感染対策で密なリハーサルも行えないと最小限のメンバー。
バックはアコースティックギター2人と、ピアノ、DJ、コンピューターという編成。
今回は中村さんがいつにもましてよく喋るなあと思っていたら
会場のドアを開けて換気を行うための時間だった。
 
いきなり「何度でも」で始まるも、その後僕の知らない曲ばかり。
前半から中盤にかけて知ってたのは「星空が映る海」「やさしいキスをして」ぐらい。
レパートリーが多すぎるということだな。
妻にとっては最近聞くことのできない曲をたくさんやってくれてよかったと。
終盤、「あなたとトゥラッタッタ」「G」「YES AND NO」「さぁ鐘を鳴らせ」「その先へ」という展開。
アンコールで新曲の「次のせーので」「サンキュ」「うれしい!たのしい!大好き!」
今思うと「やさしいキスをして」「その先へ」をやったのは
昨年の『DOSCO PRIME』に収録されていたからだな。
昨年、本当ならこのアルバムのツアーを行うはずがコロナ禍で断念。
オンラインイベントという形で開催された。
最後の「うれしい!たのしい!大好き!」ではサイネージを二つ並べて
ドリクマ、ワルクマも躍らせた。
 
19時過ぎに終わってまた博多駅まで歩いていく。
シャトルバスも行列だろうか、と思っていたんだけど
歩いていると後ろから博多駅行きの市営バスがバンバン来る。
それに乗って行くこともできた。
大規模なコンサート会場もアクセスがいい。
どんだけ福岡は住みやすいんだ、と改めて思う。
 
20時過ぎ、ホテルでチェックイン。
客室と宴会場の間の階に宿泊者用のガーデンがあるというので行ってみる。
ゆったりとしたソファーにプール、観葉植物のラグジュアリーな空間。
シックなクリスマスツリーが真ん中に飾られていた。
駅が近いのに町の喧騒も聞こえない。
予約者向けにディナーとアルコールも提供するという。
これ、意外なところに隠れ家を見つけた気分。
気の利いた使い方ができてなかなかいいんじゃないか。
入り口に置いてあった生ビールとナッツの缶詰の販売機で買って静かな時間を過ごした。
 
ホテルを出てまた反対側へ。
博多口前の広場でクリスマスマーケット。
ホットワイン、ステンドグラス、マトリョーシカ
ポーランドの皿、糸島野菜のドレッシングといろんな店が出ていた。
ステージではギターを抱えた若者二人のライヴ。
賑わってる、というよりものすごく密だった。ちょっと怖くなるぐらいの。大丈夫かな。
楽しいことはいいことだけど。
 
昨晩予約したもつ鍋屋へ。
ダメもとで電話したら「越後屋」というところが予約できた。
21時に空くので21時過ぎならいいですよと。
京風なのだという。白みそのもつ鍋に一品料理二品のついたコースにして飲み放題。
この二品というのがセンマイ刺しと炙りハツ刺しでどちらもいける。
もつ鍋もいやー、余ったスープを魔法瓶に詰めて東京に持って帰りたいぐらい。
モツも野菜も追加して腹いっぱいになるまで食べた。
次回福岡来た時もここでいい、というぐらいうまかった。
それで一人6,000円チョイかな。安かった。
 
23時過ぎ、まっすぐホテルに帰る。シャワーを浴びる。
飲み放題でジンサワーとか赤ワインのハイボールとかがぶがぶ飲んだので
もうそれ以上飲めず、疲れも出てさっさと布団に入って寝た。
ペットシッターさんからの報告メールを妻に転送してもらう。
みみたも元気にしていたようだ。