『北斗の拳』がミュージカルになるという。
なんだそのキ××イな企画!?
と思いっきり首を傾げたが、縁あって見に行くことになった。
昨日25日の昼の回。日比谷の日生劇場。
『フィスト・オブ・ノース・スター ~北斗の拳~』
作曲家も出演者もそのスジでは相当すごいものであるらしいが、
門外漢の僕にはよくわからず。
なんとなくその豪華さがわかったようなわからないような。
僕はもちろん、『北斗の拳』ドンピシャの世代。
少年ジャンプの連載初回もよく覚えている。
核戦争後の荒廃した世界で
覇権争いに巻き込まれていく。
暴力に次ぐ暴力。
僕ら小学生は秘孔をついては「オマエは既に死んでいる」「ひでぶっ!」なんてやってた。
僕が読んでたのは前半(第一部)のラオウとの戦いのところまでかな。
後半、リンとバットが成長してからは正直めんどくさくなって読まなくなった。
というか、中学生に入ってからは少年ジャンプを読むのはカッコ悪い、
ヤンマガやスピリッツを読むのが大人というムードがあって
全然回ってこなくなった。
客席は1階席はだいたい埋まって、2階席は半分ぐらいの入りか。
僕の世代の男性がチラホラといて、
気合の入った人は過去のキャラクターグッズなのか、
北斗の拳の一場面を背中に描いたと思われるジャケットを着ていた。
大半は若い女性でお目当ての出演者がいるのではないかと思われる。
リピーター割引もあって人によっては5回も見ているという。
幕が上がる。
といった辺りがメインキャスト。
第一部のストーリーの的確な要約だった。
「オマエは既に死んでいる」「ひでぶっ!」も再現され、
「オマエの血は何色だ」「わが生涯に一片の悔いなし」といっ名言も織り込まれる。
でも、あくまでダイジェストなのでサウザーやファルコ、シユウが割愛されたのはしょうがないとして、
四兄弟の内、ジャギまでいないことになっていた。
ジュウザもすっとぼけた新庄みたいで北斗の拳を愛読していた人にはかなり物足りない。
(というか新庄って北斗の拳を一人でやってるようなものだな。しかも野球という全然別のフィールドで)
隣が宝塚劇場なんですよね。
ミュージカルにもなるんだったら宝塚は実はもっと合うんじゃないかと思った。
これまでちゃんと聞いたことなかったけど、やはり平原綾香の歌はうまいですね。
あと、トキ役の男性もよかったな。