3連休初日。
先日、編集学校のロールをひとつ終えた妻をねぎらうために
鰻を食べに行くことにしていた。「松村」という店。
先週に引き続き練馬高野台へ。
11時過ぎに家を出る。
昨日、東京も雪が降ったがさほど積もらず。
今日は朝から晴れて午前中のうちにけっこうとけた。
笹目通の方が日当たりがよいかと先週のように住宅街には入らず。
しかし、高い建物の陰になっているところはまだかなり残っていた。
凍ってはいなかったものの。
練馬高野台のエリアに入る。
先週は気づかなかったが、郊外のようにとても大きな西友があった。
住宅街の中に「松村」を見つけた。
中に入ると予約があるか聞かれる。
数年前、土用の丑の日に予約を取ろうとしたら既にいっぱいということがあった。
今日は空きありということで大丈夫だった。
和室のひとつに通される。テーブルがふたつ。
予約なしだし、相席になるかなと思いきや食べ終わるまで僕ら一人だけ。
ゆっくり気楽に食べることができた。ありがたいものです。
コロナ対策ということもあるのだろう。
仕切りを設けたり、二酸化炭素濃度のモニターを置いていたり
このご時世、鰻屋も大変だ。
鰻重の松。
焼きあがるまで瓶ビールを飲む。
肝焼きを頼んだら今日は予約で完売ですと。
鰻の干物を頼んでみた。
これまでいろんな鰻屋に入ったことがあるけど、干物は初めて。
それを軽く焙ったもの。ふっくらとして香ばしい。
鰻重ももちろんおいしかった。
ふんわりと柔らかく焼き上げてタレも優しい。
上品だけど庶民的。丁寧だけど敷居の高くない店だった。
妻が石神井公園のふるさと文化館にて開催されている
『作家・庄野潤三展 日常という特別』を見たいという。
一駅、歩いていく。
水が案外きれいでサギが飛んでいる。
ところどころ階段があって下りていくことができる。
残念ながら隅田川のように川べりの道が長く続くことはないけれども。
上に戻って遊歩道を西へ。
どちらの側も桜の木が植えられていて春は満開となるのだろう。
もしかしたらここ、石神井川沿いが最も見ごたえがあるのかもしれない。
温かい日差しの中、のんびりとした時間が流れている。
こういうところに住めたらいいな、と思う。
バスもまた混むことなく、散歩の余韻を楽しむことができた。