まかないというもの

妻からこの曲がいいとリンクが送られてくる。
森山直太朗の「まかないが食べたい」というタイトル。
 
妻曰く、実際に行きつけの代々木上原のカフェで
店員がまかないをすごく美味しそうに食べているのを見て
この曲を作ったのだという。
この映像でも後ろの方でエプロンをつけた男性の店員が
何やらまかないを食べている。
 
飲食店で働いたことがなく、今もまかないというものに憧れる。
丼物のあるチェーン店でありえない量・組み合わせのトッピングを乗せて
店員がそーっと裏の方に消えていくとか。
あれ、なんでわざわざ客の見えるところを運んでいくんだろうな。
ずるいよな。
 
松屋でそんなことができるなら、
僕はカレーの上に牛定の焼いたのと、カルビ焼肉を乗せる。
松乃屋併設の店舗ならば
ご飯の上にとんかつと牛皿を乗せてさらにカレーをかける。
まあでもまかないじゃなくてもオーダーを工夫すればできるか。
ひとつの丼で提供されることはないだろうけど。
キムチ牛丼は絶対、まかないから生まれたと思う。
 
まかないが常連に知られて、裏メニューへ、
やがて表の名物メニューへ、というものは多い。
有名なところではつけ麺。
東池袋大勝軒でまオヤジこと山岸一雄が食べていたのが、あのもりそばとなった。
台湾ラーメンも名古屋の台湾料理店が発祥だと聞く。
今ではあちこちで見かけるとんかつ茶漬けもそう。
あれは見るからに発想としてまかないですよね。
 
今もまかないから新たな絶品メニューが生まれ続けているのだろう。
テレビ番組で有名店のまかないを食べるという企画がある。
ああいうときだけは芸能人になりたいと思う。