デザイン思考入門編の研修をリモートで受講する。
以前、別なところでも受講したことがある。
人間中心のアプローチというところは同じでも
講師が変われば、主催の会社が変われば、だいぶ印象の違うものとなった。
今日の講義で、ふむ、と思ったのは
まずは手を動かす、荒くてもスピーディーにアイデアをぶつけ、
フィードバックをもらい、改善する
というプロセスをどんどん繰り返すのがいいと。
アジャイル的というか。
グループでディスカッションしていて
でもそれって社内であれ社外であれなかなか難しいよねという話になる。
「もっときちんと考えてから持ってこい」というような局面は多々ある。
昔なら煙草部屋がそういう場所だった。
顧客のキーマンを捕まえてちょっと煙草吸いませんかと。
そこで荒いアイデアをぶつけて感触を伺う。
必要に応じて軌道修正を行う。
(実際のところ、僕は煙草を吸わないので
なかなかそういうアプローチは取れなかったですが)
煙草を吸う人も少なくなった今だと
それってどういう場がそうなのだろう?
コロナ禍ならなおさら。
前にも書いたことだけど、
エレベーターホールや廊下でばったり会って立ち話、
という機会が皆無になった。
事前に感触を伺わずに、打ち合わせでいきなり本番を迎える。
きっちりとした仕様書や提案書ではなく
荒いものをいったん提出してディスカッションさせてください、
というのを事前に顧客と合意できるか、
その関係性が築けるかが重要なんだろうな。
その打ち合わせも以前なら始まる前に
個別に近くの人と雑談ができたのが、感触を伺えたのが、
今、zoom や teams だとそれもしにくい。
それに対して研修全体に戻っての意見交換では
打ち合わせの前段や中断にアイスブレイクがあってもいいですねと。
皆さん、今日は昼に何を食べましたか? と聞いたりすると
いいから早く本題に入れよ、となりそうで
なかなかいい話題を見つけるのも難しそうだけど。