南房総へ(日曜)

昨晩は別冊 ele-king の「永遠のフィッシュマンズ」を読んで過ごした。
3人のインタビュー(佐藤伸治は過去の再掲、茂木欣一柏原譲は2020年か2021年)
もさることながら、HONZI の紹介、回想にもページを割いているのがうれしい。
温泉に入って、上がったら缶チューハイを飲んで、本を読んでと繰り返して過ごす。
テレビは見ない。窓を開けると蛙の鳴くのが聞こえる。
午前0時過ぎに寝た。
 
7時前に起きる。昨日のウグイスとはまた別な鳥が鳴いている。
竹林を揺らす風の音の中、朝風呂が気持ちいい。
8時、朝食。
ほうれん草とイエローニンジンの和え物、きゃらぶき、サバの味噌煮。
八朔とオニオンスライスを添えた冷奴。
そしてなんといっても、卵かけご飯。君が透き通るように黄色い。
ご飯をお代わりしたくなるのを我慢する。
最後にもう一度だけ風呂に入る。
 
9時に宿を出る。
宿の方と少し話をする。三芳村の道の駅がいいとのこと。
無農薬、減農薬で作っている農家の野菜を売っている。
しかし、それを野菜に書いて売ると、普通に農薬を使っている農家もあって
売れる農家、売れない農家が出てくるので書かないようにしているという。
 
この日の予報は千葉も東京も雨。
その三芳村の道の駅と昨日の富楽里の道の駅を回って帰ることにする。
宿の近くに車を停めて砂浜に行ってみるも波が荒れている。
雨もポツポツ降ってきた。
 
昨日来た道を引き返す形になる。
館山駅に出て市街地へ。そのまま内陸に入っていく。
田んぼのいくつかで田植えをしている。
15分ほどで三芳村の道の駅に着いた。
 
千葉の野菜は他の県の道の駅で買うよりも安く、新鮮であると妻は言う。
ひとつひとつの野菜にみっしりとした充足感がある。
日の光を存分に浴びてるからだろうか。
セリ、そら豆、スナップエンドウ、新タマネギ、トマト、レタス、ピーマン、キタアカリ、蕪。inあ
たくさん買い込む。
味噌漬けの豚肉、アジフライ、キムチ、蕪の糠漬け、大根の甘酢漬け、柏餅なんかも。
そうそう、枇杷の早いのが出ていた。
これから一週間はひたすら野菜だな……
 
富楽里の道の駅はそこから10分ほど。
11時を過ぎて腹が減り、
昨日のラーメン屋にまた入って2日続けてチャーシュー麺を食べてしまった。
しかも今回はチャーシューの入ったチャーハンのパックを見つけてそれも。
隣の店の鯖南蛮、ツミレ汁も。
ささやかなフードコートのようになって楽しい。
改装前はそれぞれ個別の、中に入って食べる店だったような。
元に戻ってしまうのかな。
魚の店では荒煮が一皿450円と安く売っているがさすがに腹いっぱい。
地魚を使った海鮮丼はこの日、マダイ、ブリ、クロダイコショウダイ、タチウオ。
昨日の宿の刺身盛り合わせにもマグロの種類はなかった。
内房はマグロ文化圏ではないのか、それとも季節的なものなのか。
 
ここの直売所でもあれこれ買ってしまった。
さんが焼きやクジラの竜田揚げの乗ったのり弁、
玉子の海苔巻きや三つ葉の海苔巻き、稲荷ずしのセット、
筍水煮、千葉の豚肉を使ったソーセージ、レモン、
いちごの箱には天使のいちご、紅ほっぺが詰まっている。
白いいちごは初めて食べる。
 
高速に乗って海ほたる経由で帰る。
まだ12時前なので渋滞にもならないだろうと。
Lazy Sunday を聞く。
この日は東京レインボーパレードで代々木公園から公開生放送だった。
チャイや星屑スキャットがゲスト。
快適に飛ばして海ほたるへ。
休憩してホットコーヒーを買う。
 
海ピアノが置いてあった。空港ピアノの海辺版。
中学生ぐらいの男の子が弾いていた。
弾き終えてやんちゃ予備軍という感じの友人たちと帰って行った。
ピアノは木更津の高校生が色を塗ったものと説明書きがあった。
 
雨が強くなる。
渋滞には巻き込まれず、羽田空港から下道に出て環七。
14時には帰ってくることができた。