茨城へ(後編)

日曜のこと。
1時に目が覚めてトイレに。本格的に下痢となってトイレから出られず。
なんだか熱っぽい。一晩に4回か5回はトイレに行ったか。
明け方ようやく落ち着いた。
 
従姉妹たちはその後もさらに別件で飲みに行って遅くに帰ってきたという。
なのに7時には起きて犬の散歩に行っていた。若い。
 
この日、叔父のプランとしては8時に家を出て大洗へ。
その近くの温泉施設で昼を食べようという。
神栖からは1時間ほどかかる。
とにかく道が広い。
田んぼ、ビニールハウス。道端でメロンを売る農家が多い。
石材店、ラーメン屋、廃墟となった建物がよく目についた。
鹿島神宮が近いからか神社も多い。
鹿島灘の公園に面したセブンイレブンで休憩する。
 
「かねふく」のめんたいパークを過ぎて大洗の海水浴場へ。
波が高く、サーフィン、ウィンドサーフィンに興じる若者たちが波間に浮かんでいる。
大洗と言えば水族館が有名だけど営業前。
さらに進んで那珂湊漁港のおさかな市場に車を停める。
おばちゃん2人だけの小さな店から、若者を何人も抱えた大きな店まで
10数軒と並んでいたか。大きな店は二階で寿司屋や海鮮レストランを営んでいた。
若者が主体の店はヒップホップ系の曲がかかっていた。
観光客も多く、活気があるからむしろうまいことマッチしていた。
 
大きな店のひとつでトロ鯖とホッケの干物を買う。
店先で岩牡蠣が食べられるところがいくつかって、そのうちのひとつに並んだ。
レモンとポン酢をつける。
ツルンとして、プルンとして、さすがにおいしかった。ひとつ500円。
ウニを貝に乗せて焼いたり、殻付きのウニを食べさせる店もあった。
僕は屋台で生フランクを買って食べた。
屋台ではホタテやイカの串と合わせて缶ビール、缶チューハイを売る店も。
ここはパラダイスだな。
最後、おばちゃん2人だけの店に戻って鯛の干物と生しらすと。
生しらすのひとつと何度も言ったのに
ふたつふたつとビニールでパックして、ふたつで1,000円と。
しょうがないなとそのまま買う。
商売上手なのだなと思うことにする。
 
駐車場から車を出して、近くの温泉へ。
まずは座敷に上がる。
腹の調子がよくないので酒を控えるつもりが、
まずは飲め、いいから飲めと生ビールを。
窓はガラス張りで。駐車場に停めてウェットスーツを着て
サーフボードを抱えて浜辺へと向かう若者たちが見える。
太平洋に面しているから波が荒く、さらわれて亡くなる人も多いと叔父は言う。
温泉に入りに行く。
昨日の温泉とは違ってこちらの内風呂、露天風呂の温度はちょうどいい。
上がってきてレモンサワーを飲んで、座敷で寝て過ごす。
妻も従姉妹たちも寝ている。
 
叔父が戻ってきて昼を食べろと言う。
腹が減っていないかったが、いいから食べろと。
魚のメニューはその日ごとに異なる。
妻はカサゴのフライと刺身の定食。
僕は穴子天丼。味噌汁が飲みたくて。
いやー、食べすぎた。食べ疲れた。
14時半に温泉を出て、帰り道の後半は思わず寝てしまった。
 
叔父の家に着いてお土産でもらった餃子やメロン、卵を車に積んで
叔父や従姉妹たち、犬とはお別れ。
お盆には帰ってくるのか、と聞かれる。
潮来の道の駅に寄ってその近くのインターチェンジから高速に乗る。
順調に飛ばすが、幕張を過ぎた辺りで渋滞。
でもそこぐらいかな。あとは順調に来ることができた。
 
18時半前に家に着いた。
叔父と母に電話する。
市場で買った干物やお土産の餃子が冷凍庫に入りきらず、
保冷材の類はいったんクーラーボックスの中へ。
妻が近所の方にメロン、卵、餃子を持っていった。
 
みみたは今回もおりこうさんにしてくれていたようだ。
土日遊んで食べ疲れ、飲み疲れ。
しかし明日は早起きして大阪出張。
いやあハードだ……
腹の調子もよくないまま。