久しぶりの熊本 その3(2日目後半)

午後はもう少し宮崎観光をしようということで
僕が他に知らなかったということもあってシーガイアに行ってみる。
リゾートホテル。こけら落としでかのスティングがコンサートを行ったというのを覚えていた。
駐車場に停めて中へ。
館内の端の方、照明の落されて薄暗い通路の壁際に置かれた椅子、ソファからし
座り心地よさそう、座った瞬間眠ってしまいそうなラグジュアリーさ。
実際座ってみたら沈み込んで起き上がれないぐらいだった。
 
広々としてシックなガーデンビュッフェに高級な温泉。
吹き抜けのエントランスに行ってみる。
中央のカクテルラウンジに熱帯魚の水槽、
宮崎のフルーツを素材にしたゴージャスなモクテルがどれも1,400円。
もはや高いのか安いのかよくわからず。
 
水着の上に軽く羽織っただけの若い男女やアロハシャツの夫婦。
アクティビティを終えた人たちが自転車を押して館内を歩く。
 
地下のショップに行ってみる。
所狭しといろんなものが詰まっているけど
押しつけがましくはないエスニック雑貨の店があって
本革の小さなショルダーバッグがいいなと思わず買ってしまった。6,800円。
財布、鍵、携帯だけを持ち歩く日にいいかと。
中はファスナーで区切られていたり、携帯ホルダーがあったりと機能的。
 
他、ゴルフ用品の店(来る途中、敷地内のゴルフコースを見かけた)、
水着や浮き輪を売る店、宮崎土産を売る店など多種多様。
宮崎限定の霧島を買おうかどうか迷った。
妻がマンゴージュースとライチのゼリーを青森に送る。
 
シーガイアを出る。
次は南に一時間ほど行った先にある鵜戸神宮へ。
妻がシーガイアに宿泊したらいくらかかるか調べる。
安い時期なら1泊2万弱。
泊れなくもない。
宮崎のカップルはシーガイアで一晩過ごすのがステイタスなんだろうな。
 
スポーツ公園があって野球場やドームのスタジアム。
巨人軍のキャンプで有名な青島を通り過ぎる。
海辺に出る。
日南市に入る。千畳敷の海岸が引き潮で子供たちが磯遊びをしている。
伊勢海老などの料理を出す店。
モアイ像が観光名所になっている一帯があった。
 
15時半、鵜戸神宮の駐車場に到着する。
階段を上る。向こうに鄙びた港が見えた。
歩いてトンネルをくぐった。薄暗く、ひんやりとしていた。
階段を下りていく。
周りの土産物屋の多くが廃業していた。
コロナ禍もあるだろうけど、下りた先にあってひとつだけ営業していた店が
新しく建て替えたのか若者向けにポップで、ここに客を取られたのだろう。
併設のカフェはスタバのようだった。
 
その向かいの神社のおみくじなど売るところでは
ウォーターさばーで冷たい水をタダで飲むことができてありがたかった。
海辺の潮風にさらされて日も出ていた。
千数百年前、海辺の洞窟に本殿が……、と聞いていたので
地味な場所を想像していたら全然違った。
朱塗りの門がいくつか続く。
南国風ではあるが、アジア、という感じではない。不思議な立ち位置。
石段を下りて洞窟の中へ。
ここは兎をご本尊の化身と考えているのか、お守りもおみくじも兎。
兎年の僕としては自分に近いものを感じた。
というか来年の干支だから初詣は大変な人数になるのではないか。
 
お参りして、おちちの石という水の零れ落ちる大岩を見て、
100円で5個の運玉を買う。
朱色の柵から見下ろした先に海の岩場から突き出した大きな岩があって
そのてっぺんが縄で囲われている。
そこに女性は右手、男性は左手で運玉を投げて囲いの中に納まれば願いが叶うという。
囲いの中には水が溜まっていて無数の運玉が。
皆、こぞって投げている。
僕も投げた。1個だけ中に入るも、跳ね返って外へ。
というか貼り紙をちゃんと読まず、男性は左手でというのを気づかずに右手で投げていた。
その時点でアウト。妻は見事1個中に入った。
 
テレホンカードのようなサイズの金属のプレートのお守りを買って
買ったばかりのショルダーバッグの中へ。
戻ってスタバっぽい店で妻が日向夏のソフトクリームやアイスカフェモカを買う。
また階段を上ってトンネルまで戻っていく。
 
16時半。車に乗って帰る。替わって妻が運転する。
引き返し、高速に乗る。
人吉で下りて乗り直して八代で下りてまた乗り直す。
行きと同じく山江のSAで休憩。
御船で下りて19時半前に帰ってきた。
 
風呂に入り、夜ご飯へ。
鮭かまを焼く。ゴーヤの肉詰め。サラダ。
ポツンと一軒家。
中川家のコント。
鵜戸神宮で日に焼けて、化粧水を含んだコットンを顔や腕に貼る。