どうぶつ会議

この週末、27日(土)と28日(日)は神保町PASSAGEでミニフェア「どうぶつ会議」を開催。
たぬき、ミツバチ、羊と屋号に動物のつく棚主が集まって
「動物 ~もしも生まれ変わるなら」というテーマで本を持ち寄る。平台に並べる。
今日は昼、妻が選んだ本をもっていって夜は棚主交流会。
 
青熊書店は2棚(青森・熊本、音楽)あるので
妻と僕で1冊ずつとすることもできたんだけど、
結局本が選べずで僕の分はなしに。
テーマはわかりやすいけど、音楽という棚のコンセプトに絡めるのが難しいんですよね。
「生まれ変わったら猫」というのも禁じ手にしたい。
 
自宅の棚からいくつか候補を考える。
ザ・ブルーハーツ『ドブネズミの詩』
音楽棚(主にロック)で動物というと? 真っ先に思い付いたのはこの本。
素っ裸の歌詞と語録。あるのはただそれだけ。
「僕たちを縛りつけて一人ぼっちにさせようとした全ての大人に感謝します。
 日本代表・・・・・・ザ・ブルーハーツ」かっこよかったなあ。
 
ズート・ホーン・ロロ、ビリー・ジェイムズ『キャプテン・ビーフハート/ルナー・ノーツ』
地下ロックの金字塔『Trout Mask Replica』 鱒を動物と呼んでいいのか、ですが。
そのキャプテン・ビーフハートのギタリスト、ズート・ホーン・ロロによる内幕もの。
伝説に聞くこのアルバムの「作曲一日、練習半年、録音半日」が
いかに狂気じみた日々であったか。
 
ブレーメンのおんがくたい』(ハンス・フィッシャー絵、せたていじ訳)
音楽棚と動物というと、究極はこれになるのかなあ。
ロバと犬と猫と雄鶏。
小さい頃はもっと素朴な、違う挿絵の絵本を読んだように思います。
挿絵のタッチによって心の中に聴こえてくる音楽が変わってきますね。
 
やっぱ『ドブネズミの詩』かなあ。
生まれ変わるなら、というテーマにも合う。意外性もある。
しかし、自宅に2冊あるはずの文庫の方がどうしても見つからず。
じゃあってんで試しに amazon の中古を見てみると今は3,000円ぐらいするんですね。
いつでも新品で買えるものかと思いきや、以外。
ハイロウズとかクロマニヨンズの人気で、今もブルーハーツはリスペクトされてると思ってたが。
なんか大人の事情があったのかな。
 
町田康『猫のよびごえ』を思い出すも、平台の半分が猫になりそうで。
案外ないもんだなあ。