青森帰省1日目

ゴールデンウィークに続いて久しぶりの青森帰省。
ほんとは叔父、従姉妹たちに合わせてお盆の時期が望ましかったが、仕事の都合で休めず。
シルバーウィークにようやく、となった。
ゴールデンウィークは僕一人がまず様子見的に、だったけど、今回は妻も一緒に。
妻は2020年の正月以来となった。
 
9時半、僕が先に一人家を出る。
母への土産や新幹線の中で食べる弁当を買う。
シルバーウィーク初日ということもあって東京駅は混雑。
コインロッカーに荷物を預けて、と思うが改札近くはどこも空き無し。
八重洲に向かう地下道の中でかろうじて見つける。
 
大丸の地下へ。
母が仏壇にフルーツゼリーを上げたいというので千疋屋に行くが、
ゴージャスかつたくさん入った大きなものばかり。
通りを挟んで向かいの果物屋でメロンや桃のゼリーをいくつか買う。
弁当は今回、たくさんある店の間をグルグル回っていたときに
あ、これだ、と目に留まった「ゑびす DAIKOKU」という和食系総菜屋の
メロ照り焼きと豚角煮の弁当。メロ西京焼きのと2種類買う。
妻が野菜を食べたいと言っていたので
カブとタコのサラダ、夏野菜の煮びたしといった総菜も100gのパックで追加。
こういった総菜が弁当の中にも少し入っている。
 
缶ビールと缶チューハイカップの氷を買うためにコンビニを探す。
銀座方面の端に大きなセブンイレブンがあったよなと。
歩いていく途中で KALDI を見つける。
このところ光が丘、大泉学園石神井公園と近場を散歩するときには必ず立ち寄って
「青いニンニク辣油」の瓶を探すもどこ行っても品切れ。
それがこの東京駅地下街の店にあった。
荷物になるけど買っていく。一人につき二個まで。
 
妻と落ち合う。
甥っ子、姪っ子へのお土産を買うと SUICA ペンギンなどJR東日本、東京駅グッズを売る店へ。
JR東日本とコラボしたロルバーンの手帳があって、その小さいのを妻に買ってもらった。
 
新幹線の改札をくぐり、ホームへ。今回もチケットレス
2号車。僕らの乗る新幹線の次が自由席ありで長い列になっている。
どちらの列なのかはっきりしない。
早く乗りたいなあと思うが、時刻が分からない。
お土産や弁当で両手がふさがっていることが多いのだから
新幹線のホームは時計を無くさないでほしいと思う。
 
そういったリクエストで言うとJR東海のように
チケットレスで改札をくぐったときに座席番号票を出してほしい。
チケットレスなのに紙で出してたら本末転倒ではないかということだと思うけど、
両手がふさがってるのでスマホの操作しにくいんですよね。
自分の座席どこだっけって探すのも一苦労。
あと、ホームに座席番号の列と前後どちらの入り口が近いかのマッピングの図。
新大阪駅にはあって便利。
今回も逆側に並んでしまって荷物を抱えながら車両の反対側まで通路を歩くことになった。
一方で東北新幹線は缶やペットボトルのホルダーや荷物をひっかけるフックが充実していていい。
なんでお互いのいいところを取り入れないんだろう、と思う。
 
新幹線が走り出して弁当を開ける。
「ゑびす DAIKOKU」の弁当も総菜もびっくりするぐらいうまかった。
ほどがよい。品がよい。
大丸の地下でいろんな弁当・総菜を買ってきたけど、今のところここがNo.1かな……
 
本を読んでる暇はなさそうなのに今回も読みかけの本をたくさん持ってきてしまった。
ダミアン・ラッド『世界でいちばん虚無な場所』
江弘毅『「うまいもん屋」からの大阪論』
五十嵐正『ライ・クーダー アルバム・ガイド&アーカイヴス』
久住昌之『食い意地クン』
『rockin'on JAPAN FILE vol.2』
しかし、結局新幹線の中ではずっとライ・クーダー本ばかり。
 
12:20 に東京駅を出て 15:29 新青森駅着。
SUICA / PASMO が使えないので一度改札の外に出て、切符を買って在来線のホームへ。
青森駅行きはガラガラ。しかし新青森駅で満席に。
 
青森駅は今も工事中だった。
駅前の広場で共産党が演説を行っていた。
その目の前で結婚式場の見学会向けのマイクロバスが停まっている。
 
成田本店、らせん堂に寄って行こうとコインロッカーを探す。
検索すると新青森駅青森駅以外だとアウガの中だけのようだ。
アウガに入る。1階入り口近くのインフォメーションセンターで妻が聞くと反対側の出口にありますよと。
1階は昔は商業施設が入りっていたのに今は市役所の窓口となっている。
それで行ってみたらマイナンバー交付手続きのあれこれが並んでいて止められる。
出口はあるけど通ってはいけないことになっているしそもそもここにコインロッカーはないと。
さすが青森クオリティ……
 
仕方なく地下へ。魚市場もさらに寂れている。半分ぐらいが営業していない。
大き目な飲食店も撤退して空き家になっている。
シルバーウィークだというのにお客さんはちらほら。
これだとやってけいないだろうな。
前からある酒屋で妻は熊本に豊盃など送る。
コインロッカーはあったが、200円の鮮魚用は半分が故障中。
100円のコインロッカーは目立たないところにそっと置いてあった。
 
成田本店を覗いた後でらせん堂へ。
品ぞろえが良すぎて何冊も買ってしまう。
なので今日はこのコーナーと決めて棚を眺める。
ゴールデンウィークの時は奥の映画、音楽。
今回は文庫。
またたくさん買ってしまった……
ちくま文庫『現代マンガ選集 異形の未来』
穂村弘『もしもし。運命の人ですか』
穂村弘『本当はちがうんだ日記』
佐江衆一『黄落』
澁澤龍彦『私の戦後追想
ハナ・グリーン『手のことば』(この本のみ、外の格安本の棚から)
 
店長に挨拶をする。あれこれ話がはずむ。
3年ぶりのねぶた開催のこと(跳人が2,000人に制限されたので静かだった)
先日の大雨でリンゴ農家は大変だったこと(台風で落下なら次の年があるが、水で根が腐ってしまう)
港の近くの小学校は大洋漁業の工場に見学に行ったということ(ソーセージをもらってホエールズファンに)
こちらは神保町 PASSAGE のことなど。
盛岡や石巻など東北各地で一箱古本市が3年ぶりに開催と聞く。
 
母に電話すると朝に食べる果物を買ってきてほしいとのことでさくら野に寄っていく。
バスに乗って帰る。
 
18時過ぎに着いてBS日テレの『イタリア 小さな村の物語』の再訪編を見る。
母は晩御飯のことを事前に話していなかったが、あれこれ用意してくれていた。
子どもの頃よく食べた鶏肉とピーマンの生姜焼き。
紫の紫蘇で茄子を包んで焼いたもの。
総菜のイガメンチなど。
疲れてあまり食べられず。
母と妻が話しながら食べているところをさっさと食卓を離れ、近くの酒屋に缶ビールを買いに行く。
本搾りの秋柑がたくさんあったので思わず6缶も買ってしまった。
あと、サントリー白角のハイボール
 
19時半からNHK-BSでグレートトラバース外伝。
今年5月、オレゴン州で開催されたアドベンチャーレースについて。
6日間で何百キロも走って仮眠を10時間ぐらい? 相当過酷。
しかし20チーム中2位という成績で終えた。
 
焼酎を青森の水割りで、青森の氷でロックで、と飲みながら本を読んで過ごす。
夜は多少蒸し暑い。