昨晩のこと。
二子玉川から帰ってきて、『小さな村の物語イタリア』の再訪編を見ながら飲み始めた。
ライズの地下で買った焼き鳥など。
見終わる頃、食べ終わる。
片付けていると妻が地上波にチャンネルを回す。
TBSがお笑いの日というイベントをやってるという。
今日だったのか! 知らなかった。
慌てて正座しながら見た。
今思い返しても目頭が熱くなる。
獲るべき人たちがそれまでの日々の積み重ねでようやく、ものにした。
どちらのネタも特に1本目、異次元の仕上がりだった。
ここ2年は本命が決まっていて、その本命が順当に優勝した。
しかし今年は誰が、というのが全く分からない。
吉住と岡野陽一のユニットも話題性があるとはいえ、他は未知数。
あんまり期待しないで見た。
それが、過去最高の出来だった。
他の年だったら上位8組は余裕で決勝3組に進んだんじゃないかと思う。
1.クロコップ
正直、知らなかった。でも一番笑った。優勝するんじゃないかと思った。
でもそうはならなかったのは今年のレベルの高さと一組目だったがゆえか。
ばかばかしいけどよくできてる。設定の勝ちだと思う。
2.ネルソンズ
よくできてたけど物足りない。
高得点で驚いた。和田まんじゅうのキャラ評価じゃないかと。
3.かが屋
昔からいろんな賞レースとか深夜番組を見ていたので頑張ってほしかった。
でもいい人すぎるんだよなあ。自分たちが設定した天井を越えられないというか。
扉の設定はよかった。うまくなってるなあ。でも、頭打ち。
4.いぬ
クロコップの次に笑った。理屈抜きに笑う。
でも序盤の間合いや繰り返しの回数はゆるいかな。
講評にもあったけど男性同士のキスは禁じ手だし、最後の最後に一回がいいと思う。
M-1 でも見てうまいなあと思っていた。
ネタがありきたりだけどキャラだけで見てしまう。あともう一歩欲しい。
6.や団
苦節15年、キングオブコントのために芸人を続けてきたという冒頭のビデオを見て
功労賞かなと思いきや、しっかり面白かった。
楽しいキャンプのはずが、……というネタはかなり作りこまれていた。
7.コットン
人気なんですね。すみません、全然知りませんでした。
ネタの完成度で言えば10組の中では今回一番だと思う。
浮気の証拠を消すというこれまでにもあったはずのネタで細部でまだここが掘れるという。
野犬に追われたところで謎の人物が、という。
面白かったし腹抱えて笑ったけどダントツの面白さだったかなあ。
吉本の中で次は彼ら、という意識があったからかな。勢いで押し切った。
9.ニッポンの社長
彼らはM-1の敗者復活戦で見ていいもの持ってるなあとは思ってましたが。
今回も面白いネタだったけどそれまでの8本が神がかってるかな。
10.最高の人間
The W 優勝の吉住と(お笑い向上委員会一のクズ)岡野陽一。
芸達者ではあったけどそれがアダに出たか。
この時点でもう申し分なし。
過去最高のキングオブコントだと認める。
しかし、その先は個人的に納得いかず。
ビスケットブラザーズがダントツの1位、
や団とコットンが同率の2位。
この3組による優勝決定戦へ。
個人的にはや団、コットン、ビスケットブラザーズの順。
一番面白かったネタを13本から順に挙げると
や団の2本目、コットンの1本目、クロコップの1本目。
ビスケットブラザーズは面白かった。2本とも面白かった。それは認める。
しかし、過去最高の得票になるほどだったか。
個人的には足元にも及ばないと思うけど。個人の主観に過ぎないのかな……
妻も今大会のレベルの高さに感心しつつも優勝は甲乙つけがたい、だった。
や団、コットン、クロコップ、いぬ の今後に期待。