昨日、吉祥寺の DiskUnion のサントラコーナーで
『角川映画主題歌集』というCDを見つけ、思わず買ってしまう。
帯付きで1,700円。
ジャケットにポスターが並べられている。
懐かしいタイトルばかり。70年代半ばから80年代にかけて一時代を築いた。
1.『犬神家の一族』 愛のバラード(instrumental)/大野雄二プロジェクト
3.『野生の証明』 戦士の休息/町田義人
7.『スローなブギにしてくれ』 スローなブギにしてくれ(I want you)/南佳孝
15.『愛情物語』 愛情物語/原田知世
16.『メイン・テーマ』 メイン・テーマ/薬師丸ひろ子
17.『晴れ、ときどき殺人』 晴れ、ときどき殺人(キル・ミー)/渡辺典子
18.『Wの悲劇』 woman "Wの悲劇"より/薬師丸ひろ子
だいたいの曲を覚えていて、映画の内容も覚えている。
それってすごいことだよな。角川映画の雰囲気として覚えている。
盛んに宣伝をしていて、
小さなころはテレビで、街角で、誰かの部屋のポスターで、
角川映画に関するものを見ない日がなかった。
お金をかけて超大作を製作して広告にも力を入れてメディアを席巻という前半。
この角川映画の流れがそのまま日本映画史の方向性をつくっていく。
すごい時代だったな。
角川映画の功罪について語る人は多く、
だとしてもあの頃の角川映画そのものには罪はないのであって。
時代の徒花にして、異端児。
個人的には幻魔大戦の主題歌が忘れられず。
Youtube で時折思い出して聞いてたりしてた。
今思うと作曲は Emerson, Lake & Palmer のキース・エマーソンなんですよね。
この1曲だけでも僕にとってこのCDは買う価値があった。
あの映画もすごい宣伝だったなあ。
宣伝そのものがスペクタクルというか。