名古屋・豊明出張1日目

水木と名古屋出張。
10月からロボティクスの仕事をしていて、愛知県の取組みに関わってるんだけど、
その実証実験とプロモーションのイベントがあって、その見学とご挨拶へ。
本来は日帰りのはずが、
別件で先方に訪問のアポが取れるなら一泊して行ってきたらいいんじゃないかと
上司が前の日の夕方に急に言い出して、電話して連絡を待ったり、
ピンポイントで訪問できることになって、
夜、慌てて出張申請を日帰りから宿泊に変えてやり直して
承認してもらうためにメッセージを送ったり、
訪問先のビジネスホテルを押さえたり、帰りの新幹線を変更したり。
荷物も鞄一つ増えた。かなりバタバタした。
でもできるなら宿泊にした方がいい。
 
6時起き。
靴は前の晩磨いている。
スーツに着替えてグレートトラバース3を見て家を出る。
この日は本州最後の八甲田山だった。
9時過ぎに東京駅に着いてまっすぐ改札へ。
社内で仕事をする人用の「S Work」の車両に乗って
ノートPCを広げ、資料の手直し。
余った時間でeラーニングをやってたら一時間半がすぐだった。
 
新幹線を下りてエスカのコインロッカーに荷物を預け、地下街を歩く。
矢場とんはやはり行列でその近くの味噌カツ屋に入った。
食べ終えた後、訪問先と電話でやり取りして、
時間があったので地下鉄で3駅分歩く。
実証実験の行われているビルまで。
天気のいい日でよかった。
そのうちに名古屋タワーの見える公園に出た。
 
12時半、実証実験の行われているビルに入る。
この日は3社。それぞれにデモを見せてもらい、話を聞く。質問をする。
費用感はいくらか、通信周りはどうしているか、
今回の実証実験で分かったことはあるか、などなど。
14時半には終わって中途半端な時間だったので
同行の方に名古屋駅近くのオフィスに案内してもらう。
新幹線の線路を見下ろす、34階の高さだった。
はるか遠くが見渡せた。
 
定時まで仕事をして、後輩とオフィスを出た。
名古屋駅で別れて僕は名鉄線に乗る。
準急で30分弱ぐらい乗ったか。
終点の豊明という駅で下りた。
豊明市の市役所があって、終点なのでそれなりに栄えているのかなと思いきや、
駅前はいくつか店があるだけで何もない。
ビジネスホテルは駅から相当離れているが、かといってバスがあるのかがよくわからないし、
あったとしてもそうそう頻繁に走ってはいないだろう。
 
iPhone で地図を見ると遠回りするけど大通り沿いに行くルートと
まっすぐ斜めに突っ切るような近道とがあって後者にするが、
いざ歩いてみると住宅地の中。
街灯と家の明かりがポツポツあるだけで真っ暗。
コンビニも飲食店もない。歩いている人もない。
ほんとにこんなところを俺は歩いていていいのか、と思う。
30分ぐらい歩き続けた。
ロードサイドのチェーン店が少しあるだけの大通りを1本横切った。
 
次の大通りに出た。ビジネスホテルはすぐ目の前。
デニーズや松屋、数寄屋の大きな看板が見える。
ビジネスホテルにチェックイン。
チェックアウトが10時、明日の11時までの打ち合わせに出たいので1時間延長する。
500円だった。
鍵を受け取る。カードではなく、長い棒状の。
田舎の、昭和のままほぼ止まったような場所だった。
カップ麺の自販機には東洋水産と書かれ、中には日清のカップヌードル
 
部屋に荷物を置き、ネクタイを外し、フロントにカギを預けて外に出る。
南側の途中横切った大通りにブックオフがあるとわかり、行ってみる。
10分ほど歩いて到着。可もなく不可もない品ぞろえで特に何も買わず。
すぐに出る。
夜は名古屋メシ、と思いつつ歩いていけそうなところを探して見たら
前から気になっていたべとこんらー面の支店があることを知る。
引き返し、ビジネスホテルの前まで来てさらに突っ切って反対側へ。
さらに10分歩いて店を見つけた。
 
テーブル席の多い割と大きな店構え。
一人だったのでカウンター席に座る。
平日限定の生ビールと、名物のゲソ天のセットが790円。
仕事の後なのでもちろん頼む。
それとベトコンラーメンの国士無双(具材の増えたデラックス版)
どちらもすぐ運ばれてくる。
 
ジャンクフードとしては天下一品だと思う。
西のベトコン、東の蒙古タンメン中本。
でも、ラーメンとしては今一つかな。
好きな人は好きだと思う。
ゴロゴロしたまん丸のニンニクを軟らかく煮たのが10個以上入っている。
野菜もたくさん。
男性客だけかと思いきや、女性客も多かった。
30歳ぐらいのカップルか夫婦が何組か。
女性一人客はさすがにいなかったが、他、家族連れや一人の男性客が何人か。
 
また歩いて帰る。
遠くに観覧車が見えた。あれはどこだったのだろう。
 
コンビニで缶チューハイを買って戻る。
大浴場に入る。温泉ではなく、ステンレスの大きな浴槽あるのみ。
最初は一人だったが、途中から男の子二人が入ってきた。
近くの小学生化中学生がこっそり入りに来てるのかと思いきや
よく見ると一人の腕に小さく入れ墨。
幼く見えるが、10代後半か。
ベトコンラーメンに向かう途中でホテルの前を通った時、
建設現場帰りと思われる何人かが入るところだった。
彼らだったのだろう。
僕が浴槽を出て脱衣所に移ると
二人のはしゃぐ声とジャバジャバやる音が聞こえてきた。
 
缶チューハイを飲みながら妻とLINEをやりとり。
萩原健太『ポップス・イン・ジャパン』を広い読む。
90年代前半のインタビュー集。
ぼっちキャンプを見て寝る。
布団に横になったらすぐだった。