近くの温泉へ

妻が元々バイトが休み。
僕も午前中のうちに大事な仕事が片付いて、午後は急に休みが取れることになる。
温泉に行きたいとなるが、この時間からの遠出は難しい。
近くの極楽湯に歩いていくことにした。
 
12時過ぎ。年配の方でそこそこ混んでいる。
小雨の中、露天風呂に入る。
モニターでは昼のワイドショー。
G7 ヒロシマサミットの中継と、平成の名曲を最初のフレーズで当てるクイズと。
 
腕の虫刺されがまだ若干腫れている。
温泉のお湯が聞くのではないかと思う。ここは黒湯。石油の化石が沁みだしている。
電気風呂も案外いいのでは。
いや、サウナに入って内側から毒素を吐き出すのがいいのでは。
バケツいっぱいに塩が入っていて、これを擦り込むといいのでは……
いや、そんなわけはないか。思いとどまる。
 
風呂から上がって食堂へ。
妻も同じころに出てきた。
まずは大生。
南種子町フェア」というのをやっていて、
豚バラとニンニクの芽の麦味噌炒め丼、
生姜焼き、豚の角煮、新玉ねぎスライスなどを頼んだ。
 
タッチパネルでそれら注文している間に妻が持ってきてくれた氷入りの水のコップに気づかず、
床に落としてしまった。
あたふたしていたら、向かいの席に座っていた初老の老人がああー、ううーと。
言葉を話せないようだ。
親指と人差し指で〇をつくって僕に確認する。僕も〇を作って返す。
すると、老人は両腕で大きく頭の上に〇を作ってもう一度聞く。僕はうなずき返す。
老人は納得してまた酒を飲み直した。
 
雨も風も強くなる。
近くのテーブルでは韓国か中国のおばさんたちが4人。
光が丘駅成増駅までのシャトルバスの時間が来て、騒がしく出て行った。
 
仕事がまだ少し残っていて僕が先に帰る。
妻はもう少し飲んでいて、さらにもう一度温泉に入ったという。
16時前に帰ってきた。
15時になったら客層が変わったと。子連れの若い母親が多くなった。
そういうものか。
 
極楽湯ではBBQのセットもあって、
温泉とBBQのセットと飲み放題で5,500円。税込み。
これは安いな、また来るか、と妻と話す。