無課金おじさん

妻と妻の後輩ちゃんと3人でやりとりしているLINEグループで昨日、
無課金おじさん」が話題になった。
 
「Xでやたら無課金おじさんというワードが流れてくるなあと思ったら、
 とんでもないひとだったんですね」
「他の国が専用ゴーグルとかヘッドホンでガチ装備な中、
 このラフさで銀メダルはかっこよすぎる……」
 
パリオリンピック、射撃の混合エアピストルで銀メダルの
ユスフ・ディケチ選手。
ゴーグルなしの普通の眼鏡、ヘッドホンもなし。
左手をポケットに突っ込んで、右手で引き金を引く。
写真を見ると映画の一場面のよう。
ネットでは「トルコが殺し屋出してきた」と騒がれていて、
実は元兵士と分かってさらに沸く。
 
「ホンモノじゃん、っていうね…ww」
「命をかけてきた人はやっぱり違うんですね」
「肩の力の抜け方が違うよね」
 
さらに猫好きということが分かった。
厳しい戦場の現実と、つかの間の安息に猫。
その半生、映画化されそう。
僕がプロデューサーなら映画にする。
 
セリフは一切言わせない。
不敵に笑うか、無表情で撃つか、猫を撫でるときだけ無心の笑顔。
モノクロになった戦場の場面が、無作為にインサートされる。
眠れない夜、うなされる夜を過ごす。
オリンピックが決まって美女にチヤホヤされるも、相手にしない。
心を許すのは猫だけ。
 
つーか、俺が課金したい。
LEON の表紙になったら買う。