新型インフルエンザ

昨日の朝、起きてNHKのニュースをつけたら橋本知事の顔が。
新型インフルエンザ蔓延で大阪の中学校・高校が休校となる。
感染者は朝の時点で60人だったか、90人だったか。跳ね上がっていた。
昼の時点で130人を超える。
ここから先、爆発的に蔓延していくのだろう。
東京で感染者が見つかるのは時間の問題だ。
大阪のJRのキヨスクで働いている女性が感染したとニュースにあった。
新幹線であっという間。
もう、ウイルスは東京の空を飛んでいるのだと思う。


大阪ではマスクが品切れだという。
夕方、オフィスの近くのコンビニを2軒回ってみたら売り切れていた。
もしかしたら都内ではもう在庫がなくなったかもしれない。
だけど、マスクをして歩いている人はかなり少ない。


昼、会社携帯に安否確認のメールが届く。
自分は感染しているか、家族に感染者はいるか。
業務連絡が出て、大阪への出張は自粛となる。
大阪地区の社員に向けて、
「来客者との面談時 及び 顧客訪問時は、必ずマスク着用とします」
といった指示が出ていた。


昼食べてて話すことも、「自宅待機になんないかなあ」とかそういうこと。
暇な時に見るDVDを買うか借りるかしとかないとなあ。
この機会に 24 -TWENTY FOUR- 見てみようかなあ。
でも、みんな同じこと考えて TSUTAYA に行ってもないんだろうなあ。
自宅待機中にこっそり映画館に映画見に行きたいけど、さすがにそれはまずいよなあ。
なーんてノホホンとしたことを考える。


潜伏期間は10日。
今になって出てきたというのは、ゴールデンウィークの感染か。
日曜の編集学校の汁講(オフ会)の参加者の一人が大阪からだった。
(夫婦共働きで、保育所が休みになるからどちらかが会社休まないとなあと言っていた)
先週末大阪出張だったお客さんが今日、東京のオフィスに出社。
もしかしたら10日もしないうちに、僕も新型インフルエンザを発症しているかもしれない。


鳥インフルエンザと違って毒性は弱く、先進国での被害は少ないものと見られている。
普通の流行性インフルエンザと変わらないのではないかということで、東京では静観の模様。
でも、どこでいつ変異を迎えるか分からないのがウィルスの怖いところ。
僕みたいな人間は「世界の終わり」について考える。
1週間後の今日、笑い事じゃなくなっているかもしれない。
パンデミック。閑散とした、埃っぽい町。乾ききった真っ白な太陽。
生き残った人々。希望と、絶望。
転がる犬の死骸。狂ったように飛び回る、様々な色をした、蠅の群れ。
まあ、そんなことにはならないか。


昨日の昼、130人を超えた時点から感染者数の報告が止まった。
これはやはりとてつもないスピードで増加していて、
公表したらパニックになることを恐れてのことだと思った。


夜、仕事していて「マスク買い占めてヤフオクで売ってる『マスクゴロ』いるんじゃん?」
って話になって見てみたら、やはり、いた。たくさん出品されていた。
5枚入り300円ぐらいのマスクが確か3500円になっていたか。すげー。
売る人も売る人だけど、買う人も買う人だ。
花粉症のシーズンにたくさんまとめ買いしておけばよかった。