最近のいくつか

夕方、仕事を終えてブックオフへ。
29日なので、この日限定の300円クーポンが支給される。せっかくだからそれを使おうと。
雨が降っていて、傘を差す。
途中、大きな団地の立ち並ぶエリアを歩く。
建物と建物の間は公園になっているところが多い。
この時期は桜が咲いている。
 
そのひとつを通り過ぎるとき、ふと目に留まってぎょっとした。
ブランコのすぐ下に女の子の靴が、きちんと揃えられて置かれている。
ブランコも砂場も、何もかもが雨に濡れている。
女の子の姿はおろか、公園には誰もいない。
ただ、靴だけが行儀よく並んでいる。
 
たぶん、遊んでいた女の子が裸足で帰ったのだろう。
脱ぎ捨てた靴のことを忘れて。
通りがかった人が、その靴が濡れないようにブランコの下に置き直してくれたのだろう。
 
……しかし、そうじゃなかったら?
雨の日だけに現れる靴とか。
見えている人には、その靴を履いた少女がポツンと立っている姿が、とか。
 
---
青森から送られてきたリンゴ、食べる暇がなくていくつか悪くなりかけていた。
それを妻がジャムにした。たくさん作って、たくさんの空きビンに詰めた。
今夜はパンを焼いてそのジャムを塗って食べる。
 
小さい頃、市販されていたのを買ったように思うのだが、
リンゴジャムとケチャップを混ぜて作った瓶詰のソースがあった。
それを今、自分で試してみてもいいかもしれない。
ソーセージを焼いて、そのリンゴケチャップソースをかけてみる。
あるいはそれをパンにはさむとか。
 
妻に言うと、厚めの豚ロースのソースに合うんじゃないかと。
ポークチャップにもいいかもしれないと僕は思う。
しかしちょうどいい豚肉はなく、まずはソーセージで。
 
食べてみる。
僕はまあ、こんなもんかな、いけるかと思うが、妻は全然だめだった。
なんかもっと酸味の聞いていたようにも思う。
あのソースはなんだったのか。
記憶を辿ってたどり着けるだろうか。

先週買ったCD #127:2023/03/20-2023/03/26

2023/03/20: tower.jp
Heather Nova 「300 Days At Sea」 \2619
Muslimegauze 「Veiled Sisters」 \3411
 
2023/03/20: TowerRecords リヴィン光が丘店
U2 「Songs Of Surrender」 \5190
 
2023/03/20: www.amazon.co.jp
Jesse Colin Young 「Swept Away」 \1180
 
2023/03/21: www.amazon.co.jp
Fantastic Negrito 「White Jesus Black Problems」 \1663
 
2023/03/21: DiskUnion 吉祥寺店
Timmy Thomas 「We Can't We Live Together」 \1100
Timmy Thomas 「Live」 \1300
Public Enemy 「Greatest Misses」 \380
Howlin' Wolf 「The London Howlin' Wolf Sessions」 \464
(V.A.) 「Stay Awake Various Interpretations of Music from Vintage Disney Films」 \580
(V.A.) 「Burning London The Clas Tribute」 \336
 
2023/03/22: www.hmv.co.jp
Coke Head Hipsters 「How Far Will You Go!?」 (\297)
Coke Head Hipsters 「Come On Hipsters」 (\297)
Coke Head Hipsters 「Pop Food」 (\297)
HMV のポイントを利用。差額\541
 
2023/03/22: diskunion.net
(Soundtracks) 「Get On Up The James Brown Story」 \1100
 
2023/03/22: www.amazon.co.jp
Heather Nova 「Blow」 \1226
 
2023/03/25: www.amazon.co.jp
China Crisi 「Scrap book vol 1 Live at The Domination Theater」 \3407
 
2023/03/25: バナナレコード大須
Amy Grant 「Behind The Eyes」 \300
Joyce 「Music For Sunday Lovers」 \590
(V.A.) 「Hank Williams Timeless」 \ 890
(V.A.) 「Blastin' Blues Guitars Volume 8 Acoustic Guitar Virtuosos」 \490
(V.A.) 「Musiciens du metro parisien」 \300
Eugene Chadbourne 「There'll Be No Years Tonight」 \1280
Eugene Chadbourne 「The Lost Eddie Chatterbox Session」 \1280
 
2023/03/25: DiskUnion 名古屋店
The White Stripes 「White Blood Cells」 \300
Biohazard 「Urban Discipline」 \480
Lurrie Bell 「The BLues Caravan Live at Pit Inn 1982」 \1000
ASrchie Shepp 「Attica Blues」 \1100
Lua Na Lubre 「Plenilunio」 \480
The Doors 「Live In Pittsburgh 1970」 \1300
 
2023/03/26: diskunion.net
Killer Bong 「Lost Tapes」 \1300
(V.A.) 「La Locura De Matchuca」 \2250
 
2023/03/26: DiskUnion 神保町店
Tristan Prettyman 「Hello...x」 \100
(V.A.) 「The Message From T.K.」 \480
 
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U2 「Songs Of Surrender」
 
存在感の大きさという観点で
現役で世界最高のバンドを選ぶなら、90年代から今に至るまで
アメリカはレッチリ、イギリスはU2となるか。
U2は正確にはアイルランドですが)
ストーンズはもはやグランドチャンプで規格外ということで。
 
1980年代後半。
洋楽を聴かない小学生の僕でも U2 というシンプルにして風変りな
ロックバンドの名前を知っていた。
「The Joshua Tree」(1987)という4人のメンバーが砂漠に佇む
モノクロームのジャケットのアルバムが
どうもビートルズに並ぶぐらいの名盤らしいということも知った。
 
何度か書いた話だが、
中学生になって洋楽に興味を持ち始めたとき、
「魂の叫び」(Rattle And Hum / 1988)は
毎日新聞青森版の週に一度のヒットチャート欄で一位を独走していた。
新町の成田本店の地下にCD・レコード屋の『PAX』があった頃
この店の集計で、だったと思う。
邦楽は Barbee Boys の「Listen!」(1987)が一位を独走していて
洋楽が 「The Joshua Tree」だった。
翌年は同じくBarbee Boys の「Black List」(1988)で、
洋楽が 「The Joshua Tree」だった。
 
「Actung Baby」(1991)で世界で最先端の音となり、
名実と共に No.1 となったという印象がある。
そして誰が何と言おうと引き返すことはなかった。
「Pop」(1997)は今思うと果たして良いアルバムであったのか? とか、
「Songs of Innocence」(2014)の iTunes 無料配信問題
(望もうと望まないと全世界の iTunes にアルバムが無料配信された)とか、
いろんなことがあったけど、失速した感じを全く与えない。
もはや音楽を越えた何かになってしまったのだろう。
 
「Zooropa」(1993)のツアーで日本に来た。
当時大学一年生の僕は4人部屋の大学の寮に住んでいた。
一年生2人、 2年生2人。
僕らは 同じ階に住んでいた U2 好きの先輩の指示のもと
チケット発売の日、玄関に置いてあった公衆電話機を占拠して
ちけっとぴあに電話をかけまくった。
僕の電話がぴあにつながると先輩は狂喜乱舞し、「よくやった!」と肩を叩かれた。
その後、定期的に先輩の部屋で U2 の勉強会。
電気を消して、小さなテレビで「魂の叫び」のビデオを見た。
『やっぱ、ステージでのリーダーはラリー・ミューレン Jr. なんだな』とか
『やっぱ、アダムはバカなんだな。ヘラヘラしてて』とか言い合った。
 
そしてコンサート当日。
東京ドーム。前座は Big Audio Dynamite で、ほとんどの人が無視していた。
立ち上がって乗ってる人は一握り。
それでもミック・ジョーンズは演奏を続けた。
ボノは悪魔みたいな恰好で出てきた。
途中、電話を掛けるコーナーがある。
昨日は曙だったと聞いた。
じゃあ今日は? ……時報だった。
わざとらしく首を傾げるボノ。
このがっかり感。
 
そういうことを含めて、青春時代のいい思い出。コンサートでは一番の思い出。
あの U2 を見ることができた。
そういう記憶があるから、最良の記憶があるから、
僕は今でも彼らを最高のロックバンドと思い続けているのかもしれない。
 
その U2 の新作は過去の楽曲をアコースティックな編成でリメイクしたもの。
2か月ぐらい前か、InterFM 『Lazy Sunday』で、
ラジオ解禁になったばかりの”Pride (In The Name Of Love)” を聞いた。
ボノの声もエッジのギターもしっとりとして落ち着いている。
若干のストリングスやアンビエントなキーボードがそこに加わる。
ドラム、パーカッションの入っている曲は半分もないか。
 
U2 はそれまでの人生を振り返り、まとめに入ったのだろうか?
コロナ禍でロックダウンとなった中でセッションが始まり、
2年かけてアレンジし直し、録音を行ったという。
限定盤のアルバムには40曲収録され、それぞれが10曲ずつ、
ボノ、エッジ、アダム、ラリーの名前がついやた4枚に振り分けられている。
各メンバーのお気に入りの曲なのだろうか。
(早々にこの4枚組の国内盤が予約完売したので入手できず、
 輸入盤は解説がないのでよくわからない)
 
”Where The Streets Have No Name”
”With Or Without You”
”One” ”Deisre” といった全盛期のロッククラシックから
”11' Oclock Tick Tack ” や ”I Will Follow”
”40” といった初期の名曲まで。
もちろん、”Vertigo” や ”Beautiful Day” などの後期の代表曲も。
40曲もあるのでまだ全体像が把握しきれず。
アコースティックと言ってもピアノだけで歌う曲もあるし、
中近東っぽいフレーズが加わったり、ヴォーカルにエフェクトをかけたり、
ダンス仕様のループがうっすらと基底に流れる曲もある。
工夫があり、多様で飽きない。
エッジのアコースティックギターもリズミカルにカッティングを刻むか、
ひとつひとつの弦のフレーズを重視するかでだいぶ違う。
少なくとも僕は最初、40曲を一気に聞き通した。
 
単なる懐古趣味ではなく、棚卸して現在位置を確かめたのでもなく、
それまで彼らが生み出してきた名曲たちから余計な埃を振り払い、
その曲が持っていた別の可能性を見出し、
磨き上げ、命を吹き込み直したのだと思う。
U2 のファンならば、まだ入手可能なうちに
40曲入りの輸入盤を買った方がよい。
 
なお。「Pop」からは1曲。
2作目の「October」(1981)からはゼロ。
やっぱ、そういうものなんだな。
 

身辺雑記:03/20-03/26

03/20(月)
 
7時起き。
縄跳び、クッション腹筋。
コーヒー、レモン酢、ヨーグルト。
14時から社内セミナーだが、集客がよくないという。
明日祝日なので休む人が多いんじゃないか。
僕も休みたかったが、そうもいかず。
しかし、夕方の打ち合わせ以外はのんびりと過ごせる。
 
昼は妻のつくったベーコンエッグ丼。
ウスターソースに醤油、砂糖を入れたタレがうまかった。
駅前に出て給料日なのでATMから下す。
タワレコで取り寄せたCDの受け取り、
帰りにセブンイレブンに寄って別の2枚の受け取り。
 
午後は健康改善に向けた面談の3回目。
14時から後輩が主催するセミナーに参加。
会社が出資したNPO法人のうち、2社が自分たちの取り組んでいるテーマについて話す。
ひとつは雪崩情報の発信。ひとつは大野一雄のアーカイヴ。
どちらも面白いことをやってる。こういう仕事をしたい、と思う。
16時から大学の先生と打ち合わせ。僕は聞いているだけ。
とある自治体の公募について。
打ち合わせが終わって大相撲を見ながら仕事の続き。
 
終わって缶チューハイを飲みながら『エイヴォン記』を一遍読む。
夜は妻のつくる明太子スパ。
酒場放浪記。月曜から夜ふかし
長州力とエルフ荒川が熱海を歩きながら悩み相談をする番組を見た。
その後、ねほりんぱほりん。戸籍のない人。すごい話だった。
午前1時前に寝た。
 
---
03/21(火)
 
7時前に目が覚める。
縄跳び、クッション腹筋。
コーヒー、レモン酢。
 
8時に家を出て荻窪の床屋。
中野坂上で間違えて方南町行きに乗ってしまい、中野新町で下りて引き返す。
一番に切ってもらう。
青梅街道の陸橋が封鎖された話を聞いた。
 
終わってブックオフでPASSAGE向けの本を買う。
吉祥寺に移動。
妻からは随時WBC準決勝、対メキシコの戦況が届く。
3点先制されて、追いついて、また突き放されて。
最後は村上のサヨナラヒットで劇的な勝利。
 
DiskUnion で中古CDを買って、
ブックオフで同じくPASSAGE用の本を。
いせやで焼き鳥を食べながら解説を読む。
ビール、ハイボール、レモンサワー2杯。
タレを8本、塩を8本、ミニ炒飯。
サトウの行列に並んでメンチカツ、コロッケ、牛かつ串など買って
バスに乗って帰ってくる。
飲み過ぎてほぼ寝て過ごす。
ホテルカデンツァの手前で下りて
ブックオフで取り寄せた本を受け取って帰ってくる。
曇りで肌寒かった。
 
17時から大相撲を見る。
正代が連敗。翠富士が勝って高安が負ける。
夜はサトウのメンチカツ、コロッケ、牛かつ串。ご飯が欲しくなって温める。
朝のメキシコ戦のダイジェストを見る。9回の大谷、村上、すごかったな。
鑑定団。
眠いのを我慢しながら町中華で飲ろうぜの再放送。
モヤさまで寝落ち。悪夢を見て目を覚ます。
 
---
03/22(水)
 
7時起き。
縄跳び、クッション腹筋。
コーヒー、ヨーグルト、レモン酢。
午前中は顧客打ち合わせ2本。
その間、WBCの一級速報を見る。
打ち合わせの間に日本は優勝していた。
 
ざるそば。ライフに買い物。
午後は上司と一本だけ打ち合わせで夕方にはだいたい終わり。
かつての映画部の後輩から10年ぶりぐらいにメッセージが届いて、
エヴエヴが面白いですよ、ぜひ見てくださいと。
 
大相撲。正代が3連敗。
翠富士は若元春に負けて連勝がストップ。
大栄翔勝って2敗。遠藤が負けて3敗。
 
焼きそばが食べたいという話になり、材料を買いに行く。
夜、妻が買えるのに合わせてつくる。
缶チューハイ、缶ビールを1本ずつ。
それ以上は飲まないようにする。
WBC決勝を amazon prime で3回まで見る。
ぼっちキャンプを見て寝る。
 
---
03/23(木)
 
7時起き。
縄跳び、クッション腹筋。
朝から小雨。暗い。
コーヒー、ヨーグルト、レモン酢。
朝一でチーム会。
明日の出張に向けてやりとり。
昼はざるそば。
小雨の中、LIVIN に買い物。
明日の出張がビジネスカジュアルとなって、ベルトを買いに行く。
無印良品の値下げ品に200円というのがあった。
午後、トラブル対応に巻き込まれる。
 
夕方、出資の件の内部打ち合わせ。
どこに転がるかドキドキだったが、和やかに進んでよかった。
夜は納豆ご飯、かきたま味噌汁。
常備菜の切り干し大根の煮物など。
サラメシも町山智弘のアメリカもなし。
『エイヴォン記』の続きを読むなど。
明日の出張の準備をして早々に寝る。
 
---
03/24(金)
 
7時起き。
縄跳び、クッション腹筋。
コーヒー、レモン酢、リンゴ。
8時に家を出て名古屋へ。新幹線を一本早める。
とある業界に関する入門書を読んで過ごす。
 
後輩と落ち合って名鉄線、バスと乗り継いで大学病院へ。
昼は病院のレストランで新宿サボテンと連携のロースかつ定食。
13時からデモの準備。
機材のセッティングをして、あとは始まるのを待つばかり、のはずが
私用 iPhone をどこかに置き忘れたことに気づいて1回の受付に問い合わせ。
届いてないという。気もそぞろでデモとプレゼンを行う。
終わって iPhone が落とし物室に届けられていたことを知る。助かった。
機材を片付けて病院を後にする。
バスに乗って徳重駅
メール対応、電話対応が必要になってショッピングセンターの中の店でノートPCを広げる。
それらの対応が終わって営業終了。
 
桜通線に乗って丸の内。ホテルに荷物を預ける。
後輩の案内で味仙。青菜炒めや台湾ラーメンなど。
2軒目は日本酒立ち飲みバー。
22時過ぎにホテルに戻ってくる。
缶チューハイ。ツマミになる話、おんな酒場放浪記、ベストヒットUSA
タモリ倶楽部はやってない。
PASSAGE の送別会に行った妻が帰り道、電話をかけてくる。
午前一時過ぎに寝る。
 
---
03/25(土)
 
6時に目が覚める。7時まで布団で過ごす。
名古屋は雨。
部屋の片隅に一人用の椅子というかオットマンがあるのがいい。
台湾ラーメンが辛すぎて、腹の調子がよくない。
『ポップス・イン・ジャパン』を少し読んで9時過ぎにチェックアウト。
荷物を預ける。雨は上がっている。
 
名古屋市科学館と公園を通り抜けて大須商店街へ。
10時前で開いているところは少ないが、
アーケード街を歩いているうちにぼちぼち飲食店など開いてきた。
大須観音にお参りして、
新日本風土記で見た第一アメ横ビルにも入って
バナナレコードでCDを物色。
昔の矢場とんで味噌おでん、串カツで生ビール。
どて煮丼がうまかった。
 
DiskUnion まで歩いていく。
出張に合わせて取り寄せたCDを購入。
ホテルに戻って荷物を受け取る。
桜通線に乗って名古屋駅へ。
いつもの美濃匠で天むす、唐揚げ、玉子焼きのセットを二つ買う。
隣のキオスクで缶チューハイと氷。
新幹線を一本早める。
隣の席が空いていて快適に東京へ。
買ってきたCDの解説を読んで過ごした。
 
丸の内線、大江戸線と乗り継いで、
ブックオフに取り寄せのCDを受け取りに行ってようやく家に着く。
18時前。イタリアに間に合った。再訪編の再放送だった。
風呂を沸かして入る。
この日、疲れてテレビを見る気になれず。
妻がバイトから帰ってくるのを待って美濃匠のセットを食べる。
23時過ぎに寝た。
 
---
03/26(日)
 
7時半には目が覚める。雨。
クッション腹筋。コーヒー。
街録、イタリアの再放送。
カップヌードルの禁断のバターチーズカレー。
これは今一つか。
 
PASSAGE の1周年記念パーティーで神保町へ。
LazySunday を聴きながら。
12時半から搬入予約で、12時には着いた。
スーツの若い男性たちと袴の女性たち。
皆同じ方向へ。明治大学で卒業式のようだった。
DiskUnion で暇をつぶし、安いのを2枚買った。
搬入作業。みっちり棚に詰める。
 
13時半からパーティー
Good Moring Cafe で。
60人から貸切可能で前々日で55人。
貸切を諦めたら結局ドタ参加で60人越え。だったら貸切れた。
ぎゅうぎゅう詰めで動くのもままならず。
ハムの盛り合わせ、カルパッチョ、ピザにパスタなど。飲み放題。
結局腹いっぱい食べてしまった。
棚主の方、初めての方、何度もお会いした方とあれこれ話した。
 
2次会は魚金。
ホヤを食べてみようということになるが、やはり東京で食べるとダメだった。
明太子とチーズの春巻きがうまかった。
3次会はこの日休みにしていた3階の bis! で。
17時ぐらいから延々22時半ぐらいまで。
自分で買った缶チューハイに、店のワインと日本酒と。
最後僕がカウンターに入って妻の指導のもと、コーヒーを淹れ、グラスを洗った。
帰ってきたのは午前0時近く。
みみたがおかんむり。
寝たのは午前1時前。

3回目の愛知県出張(2日目)

引き続き、昨日のこと。
 
6時に目が覚める。7時まで布団で過ごす。
昨日の味仙が辛すぎて昨日から腹の調子がよくない。あ
部屋の片隅に一人用の椅子というかオットマンがあるのがいい。
『ポップス・イン・ジャパン』を少し読む。
名古屋は雨。カバンと三脚はフロントに預け、
持ち歩き用のジュートバッグは中をレジ袋で覆う。
 
9時半前にチェックアウト。
三脚とカバンはフロントに預ける。
雨は上がっていたが、肌寒い。
東京から持ってきたのは長袖のシャツ一枚だけ。
この日は午前中、大須の商店街へ。
以前『新日本風土記』で取り上げられたことがあって気になっていた。
amazon で中古CDをよくバナナレコードもここに店がある。
 
南に下っていくとやがてビルの間に挟まって巨大な球体が浮かんでいるのが見えてくる。
名古屋市科学館。銀色の球体はプラネタリウムだと昨晩後輩に聞いた。
入場券を買う親子連れが列をなしていた。
『スケスケ展 ースケると見える仕組みの世界ー』という企画展を開催していた。
公園を突っ切る。古い市電の車両が一両だけ設置されていた。今池行きとあった。
高速道路の下に出る。ホームレスの人たちが毛布に包まって寝ていた。
 
大須のアーケード街に入る。
10時前で多くはまだシャッターを閉めたままか、開店準備をしているか。
それでも観光客や地元の若者たちがチラホラと歩いている。
とある店の前に二十人ほどの人がベンチに腰掛けて何かを待っている。
見ると、「スライドイベント開催」というようなことが書かれていた。
シャッターに映し出すのだろうか。
他にも2階の店舗への階段に人が大勢並んでいるところがあった。
ハロプロ公式ショップとあった。
もうひとつ、開店前から行列のところがあって「大王チーズ10円パン」とあった。
これはオープン後さらに行列が伸びて、買うことのできた人たちがスマホで撮影してかぶりついていた。
平たいカステラの生地によく伸びるチーズが挟んであるらしい。
 
10時を過ぎて少しずつ店が開き、人手も増えてくる。
昔ながらの古びた和菓子、お菓子の店もあればチェーン店もある。
老舗と思われるういろうの店が新しくきれいな店舗を構える。
マニアックそうな古着屋もあれば、カウボーイブーツの専門店のような店もあった。
後継者がいなくて畳んだ店はどんどん若い人たちがリニューアルしていくのだろう。
古いものと新しいもの、外国から来たものと名古屋ならではのもののモザイクが面白い。
でたらめに歩いていると北側はアニメ、トレカ、フィギュア、ゲームの店が多いように思った。
それに中古のオーディオ機器。ここは秋葉原アメ横を足したようなものなんだな。
実際、新日本風土記にも出ていたパソコン、オーディオ機器、楽器、アイドルグッズの店が集まった
ビルの名前はアメ横ビルだった。
東側の最も賑わっている通りにはパチンコ屋が並ぶ。
その外に自販機が並んでいて、ひとつは全国のレトルトカレー、ひとつは韓国料理だったかな。
もうひとつが昆虫食だった。「大豆とコオロギのクッキー」「タガメサイダー」など。
買う人いるのだろうか。
 
一通り歩き回った後で大須観音にお参りに行く。
鳩の餌を売っていて、ばらまいた人のところに一斉に群がってきた。
手を合わせて簡単にお参りするだけで中は詳しく見なかった。
なんかよく思い出せないが、アカペラの演歌のようなものがどこかに設置されたスピーカーから聞こえてきた。
商店街に戻りアメ横ビルの中へ。
新日本風土記に出てたオーディオ修理の店はここだな、部品の店はここだなと思いながら歩く。
1階の奥はアイドルグッズの店。
サイン入りポスターだとか。乃木坂だけで一区画あったような。
どういう基準で何をどう並べているのかおじさんにはよくわからず。
歩いてるとメイドカフェもあったな。全国的にまだ人気なのかよくわからないけど。
まんだらけの店舗も見かけたように思う。
 
古着屋の多くは午後からオープンみたいで入れたところは少なかった。
ここ気合入ってるなとか、ここ絶対買い付けのセンスありそうだな、というところに限って開店が遅い。
今回入れたところはどこでも見かけるような普通の店ばかりだった。
 
そういえば、テイクアウトの店が多かった。
唐揚げ、ケバブ、カレーパンなど。銀だこに外国人観光客が群がっていた。
恋人たちや女の子の3人組なんかが唐揚げを買ってシェアしながら歩いている。
アーケードの商店街は雨にも濡れないし、歩きながら食べるのに適しているのだな。
大須ベーカリー」というパン屋が気になって入ってみる。
食べログのパン部門での100名店に選ばれたと貼ってあった。
きれいな缶に入ったクッキーが人気ということで妻へのお土産に買った。
 
バナナレコードの前に、一軒中古CD屋を見つけて入ってみる。
ジャンクなオーディオパーツやファミコンソフトも売っていた。
洋楽やワールドミュージック、ジャズなど眺めるが特に欲しいものはなし。
セレクションは悪くないし、値段もそんなに高くはない。
でも場所柄なのか、演歌のCDが多かった。
 
いざ、バナナレコードへ。
大須に2店舗あったのが最近になって統合されたらしい。
3階建てで、1階で既に7枚、5,000円分買ってしまったので上の階は諦めた。
ここはCDを棚に、縦に並べて背のタイトルを見ていくのではなく、横に並べて見下ろす形。
昔のレンタルCDにそういうとこあったな。・
渋谷のレコファンも一部そうだった。
そのCDのタイトルは1枚1枚取り出さないとわからない。
なので店の人が商品一つ一つに対して丁寧にもアーティスト名を書いたスリップを挟んでいた。
取り出すと簡単な商品解説が書かれている。
何年の作品で、ジャンルは何で、名盤だとか。
品出しにすごい手間かかってるな。
 
案の定、品ぞろえ最高。
迷いに迷って篩にかけて、
Joyce の90年代のオーマガトキ時代のベストや
ボブ・ディランやエミルー・ハリスらによるハンク・ウィリアムズのトリビュート盤の国内盤、
ユージン・チャドボーンの珍しいアルバム2枚など。
500円、300円のコーナーも充実してて、
名前は知ってたけど曲を聴いたことがなかったエイミー・グラントのアルバムをこの機会に。
パリの地下鉄構内での演奏が許可されたミュージシャンを集めたコンピというのも。
 
昼は大須観音の手前にあった「昔の矢場とん」へ。
昭和の矢場とん酒場的なコンセプトか。
味噌カツはなし、その代わりに串カツや味噌おでんといった居酒屋メニュー。
賑わいがあって、12時前でほぼ満席。
串カツは味噌とソースが選べて、もちろん味噌を。
味噌おでんは大根、玉子、豚もつ、角煮、牛筋。この5種盛りにする。
大根は今一つかな。煮込みが足りないような。
〆にどて煮丼を。うまかったが、これで生ビール2杯で3,610円はさすがに高いかな。
価格ばかりは昭和のようにはいかないようで。
 
大須商店街を後にする。
小雨の中、栄駅の方に歩いて DiskUnion へ。
雨が強くなってきて折り畳みを出す。
今回も、ルリー・ベルの1982年東京でのライブアルバムであるとか
前から探していたものを見つけることができて、
The DoorsRhino から出ている1970年ピッツバーグのライヴアルバムとか
事前に取り寄せていた CD も購入。
 
14時前。ホテルに戻って荷物を受け取り、丸の内駅から名古屋駅へ。
新幹線を14:51としていたのを一本早めて14:36とする。
スマートEXで探してみたら運よく2列席が空いているところがあった。
これは恐らくそのまま空きとなるだろう。
名古屋駅のいつもの美濃匠で天むす、玉子焼き、唐揚げのセットを
夜に食べるかと妻の分と二つずつ買う。
隣のキオスクで缶チューハイと氷を買う。
 
新幹線の中では買ってきたCDの解説を読みながら缶チューハイ
窓辺の席。案の定、通路側の席が空いていて、荷物を置いて快適に過ごす。
そのうちにウトウトと。東京まですぐだった。
丸の内線、大江戸線と乗り継いで帰ってきた。
ブックオフでオーダーしていた本の受け取り。
18時前には家に着いた。
 
小雨で濡れた服を洗濯する。
風呂を沸かして入る。
妻が帰ってきて、美濃匠のセットを食べた。
 

3回目の愛知県出張(1日目)

2月、2回の愛知県出張の絡みで再度出張が先週末急に決まる。
ばたばたと用意して昨日の金曜、日帰り出張。自腹で名古屋に一泊。
今、錦エリアのビジネスホテル。
 
いつも通り、8時に家を出て9時過ぎに東京駅に着く。
前回、前々回は9時半の新幹線に乗ったけど、
今回は名古屋についてからの移動の時間に余裕を持ちたいと
その場で一本早める。スマートEXはほんと便利だな、と思う。
 
車内アナウンスで新幹線はほぼ満席だという。
仕事に関する本を読んで過ごした。
 
11時前に名古屋駅到着。
名鉄の改札で後輩と落ち合う。
急行に乗って1回目の出張の2日目に訪問したお客さんのところへ。
さらにバスに乗り換える。
 
12時前に到着。
まずは別施設のレストランへ。
前回は日替わりの「大人様ランチ」ハンバーグ、エビフライ、オムライス。
今回は新宿サボテンと提携しているというロースかつ定食にした。
ちゃんとすりごまがついている。豚汁は赤味噌だった。
窓の向こうに日本最大級の大学病院が見えた。
大学と大学病院が一つの敷地内にあるからとにかく大きい。
横にも広いし、高層ビルのような棟もある。
 
13時に集合。今回はAI画像センサー付きカメラのデモ。
転倒を検知するとアプリにアラートが表示されますよと。
患者さん向けの談話室的な広いスペースがあって、
東京から僕が持ってきた三脚に後輩が持ってきたカメラを据え付ける。
それを廊下に向ける。
ノートPCを立ち上げ、teams 会議でそのアプリの画面を拾ってモニターに接続する。
病院の床で転倒してもいいように僕はスーツではなく、ビジネスカジュアルで来た。
 
準備を済ませて15時の開始を待つ。
整形外科の階でリハビリに重きを置いている。
車椅子の人や歩行器具を付けた人が付き添われながらゆっくり歩いている。
談話室の奥には自販機があって、飲み込めむのがうまくいかない人のために
とろみをつけるという機能があった。
試しにココアを頼んで、一番濃いとろみにしたらゼラチンを溶かしたようにドロドロだった。
 
ふと、私用の iPhone がないことに気づく。
ノートPCやカバンの周りを探しても見つからない。
しまった。1階のトイレに入った時に置いてきたか。
慌てて下に探しに行くが、トイレの個室にはなかった。
エントランスのインフォメーションセンターに問い合わせに行くも届けはないと。
受付の電話機を使わせてもらうも、誰も出ない。
 
気が気じゃない状態で5階に戻って再度会社携帯でかけてみるも、やはり出ない。
そのうちにデモの時間となる。気もそぞろで身が入らない。
何とか最低限やり切る。
廊下を歩いて何度も転んでみる。プレゼン資料の数ページを説明する。
病院側からはカメラも入って、広報の人が記録を取っていた。
やばい……
見つからずに iPhone 買うとしたらかなり痛い出費だ。
それ以前に今日のホテルにも泊まれないし、明日の新幹線にも乗れない。
いかにスマホに頼り切った生活となっているか。
 
終わって会社携帯を見たら着信アリでかけ直すと落とし物の窓口から。
携帯をお預かりしていますよと。ホッとした。
機材を片付けて挨拶をして1階の落とし物窓口に受け取りに行く。
インフォメーションセンターにも一言お礼を言いに行く。
 
バスに乗って名古屋に戻るが、ちょうど来たバスに乗って行くことにしてルートを変える。
徳重という駅まで来た。
別件でメール対応と電話対応が必要になって、
イオンモールか何か大きなショッピングセンターがあってその中の店に入ってノートPCを立ち上げた。
それらを終えて、この日は営業終了。
 
徳重駅は赤の桜通線の始発の駅で、20個ぐらいの駅を通過して丸の内の駅へ。
まずは僕が泊まっているホテルに行って荷物を預けた。
アパホテル。ポイントがたまっていて1000円引き。
今回は当たりだったのか、自分で選べたのか覚えてないが、
製氷機と自販機のある階だった。
 
錦で飲むかと、後輩に案内してもらって「矢場味仙」へ。
飲み屋街、風俗街。PARCOなど横目にしながらけっこう歩いた。
矢場だけあって「矢場とん」の本店があってすごい行列だった。
味仙に入る。ここは何年か前に一度来たことがある。
ものすごい活気があって、メニューに提供も早い。
後輩がおすすめの青菜炒めや以下のてんぷらを食べて、僕は特大ジョッキ。
〆にもちろん台湾ラーメンを食べた。
かつて食べた記憶以上に辛かった。
 
2軒目、かつて後輩がよく通った日本酒の立ち飲みバーがあるというので行ってみると店がない。
調べたら近くに移転していた。
途中歌舞伎座のような建物があって、4月の公演を見ると
バーは雑居ビルの2階。
AK-69とコラボした、般若の描かれた「ROKU」とおかめの描かれた「KYU」を飲んだ。
どちらもきりっとしていてとてもよかった。
 
後輩と別れ、宿へ。
缶チューハイを買ってつまみになる話を見る。
おんな酒場放浪記、ベストヒットUSA
残念ながら名古屋はやはりタモリ倶楽部を見ることができず。
午前一時過ぎに寝た。
 

ロックの名盤ベスト100 '2023

ロックの名盤50枚を個人的に選んだことはあったけど、
これまでのは主観・客観入り混じっていた。
今回は客観的に選んでみた。
こういうの面白がるのは当の本人だけですが。
とにかく、2023年3月の僕はこんな感じ。
5年後、ようやく価値の分かった名盤というのも出てくるだろう。
 
ロックの定義は難しく、ソウルやファンク、レゲエは入っても
タンゴやサンバ、サルサは入らないだろうな、と。
そもそもその辺りに主観が入ってしまうんですよね。
 
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01. The Beach Boys 「Pet Sounds」
02. Joni Mitchell 「Blue」
04. Bob Dylan 「Blonde On Blonde」
05. Led Zeppelin 「IV」
07. The Rolling StonesExile On Main St.」
08. NirvanaNevermind
09. Radiohead 「OK Computer」
10. Yes 「Close To The Edge」
 
11. Bob Marley 「Live!」
12. Aretha Franklin 「Live At Fillmore West
13. David BowieZiggy Stardust」
14. Laura Nyro 「New York Tendaberry」
15. Sly & The Family Stone 「There'A A Riot Goin'on」
16. Janis Jopin 「Pearl」
17. Neil Young 「After The Goldrush」
18. Grateful Dead 「Live/Dead」
19. Funkadelic 「Maggot Brain」
 
21. The Doors 「LA. Woman」
22. The Police 「Synchronicity」
23. The SmithsThe Queen Is Dead」
24 . Can 「Future Days」
26. The Velvet Underground 「White Light / White Heat」
27. The Who 「Singles」
29. Roxy MusicAvalon
30. Peter Gabriel 「So」
 
31. Television 「Marquee Moon」
32. Todd Rundgren 「Something / Anithing」
33. Sade 「Love Deluxe」
34. Van Halen1984
35. Talking Heads 「Remain In Light」
36. U2 「Rattle And Hum」
37. Guns'N Roses 「Appetite For The Destruction」
38. Red Hot Chili Peppers 「By The Way」
39. Van Morrison 「Astral Weeks」
40. Gang Of Four 「Entertainment!」
 
41. The Kinks 「Muswell Hillbilies」
42. Oasis 「(What's The Story)Morning Story」
43. Ry Cooder 「Paris, Texas」
44. Steveie Wonder 「Songs In The Key Of Life」
45. Queen 「A Night At The Opera
46. Prince 「The Black Album」
47. Beck, Bogert & Appice 「Beck, Bogert & Appice Live In Japan」
48. R.E.M. 「Automaitic For The People」
49. WeezerWeezer
50. EaglesHotel California」
 
51. Scritti Polliti 「Cupid & Psyche '85」
52. Depeche Mode 「101」
54. Jeff Buckly 「Grace」
55. Steely Dan 「Aja」
56. Curtis Mayfield 「Curtis/Live!」
57. Crosby, Stills, Nash & Young 「Deja Vu
58. Creedence Clearwater Revival 「Bayou Country」
59. Harry Styles 「Harry's House」
60. Fiona Apple 「The Idler Wheels ...」
 
61. Pink FloydAtom Heart Mother」
62. TLC 「Crazy Sexy Cool」
63. Elliot Smith 「Either/Or」
64. Nicke Drake 「Pink Moon」
66. Traffic 「John Barleycorn Must Die」
67. Brian Eno 「Another Green World」
68. Frank Zappa 「Lather」
69. Jimi Hendrix 「Band Of Gypsys」
70. Japan 「Tin Drum」
 
71. Free 「Fire And Water」
73. Galaxie 500 「On Fire」
74. Hall & Oates 「Private Eyes」
75. Faust 「So Far」
76. The White Stripes 「Get Behind Me Satan」
77. Simon & Garfunkel 「The Graduate」
78. Huey Lewis & The News 「Sports」
79. Arctic Monkeys 「Whatever People Say I Am, That’s What I'm Not」
80. Primal Scream 「Screamadelica」
 
81. Tom Wairs 「Closing Time」
82. The Cars 「Greatest Hits」
83. Fela Kti & The Africa '70 「Zombie」
84. Jeff Beck 「Wired」
85. Prefab Sprout 「Jorden: The Comeback」
86. Little Feat 「Dixie Chicken」
87. The Damned 「Machine Gun Etiquette」
88. Lloyd Cole &The Commotions 「Rattlesnake」
89. Lou Reed 「Transformer」
90. Fleetwood Mac 「English Rose」
 
91. Fairport Convention 「Liege And Lief」
92. 10000 Maniacs 「Blind Man's Zoo」
93. Roy Buchanan 「Roy Buchanan」
94. Kraft werk 「Autobahn」
95. RamonesRamones Mania」
96. Cocteau Twins 「Blue Bell Knoll」
97. Emmylou Harris 「Elite Hotel
98. King Crimson 「Red」
99. Bjork 「Greatest Hits」
100.The Waterboys 「Fisherman's Blues」

先週買ったCD #126:2023/03/13-2023/03/19

2023/03/15: www.amazon.co.jp
Tania Maria 「Europe」 \910
 
2023/03/16: diskunion.net
The Doors 「Live At The Matrix 1967」 \980
Van Der Graaf Generator 「Maida Vale BBC Sessions」 \580
Muslimgauze 「Snadtrafikar」 \1700
 
2023/03/17: diskunion.net
Tania Maria 「Come With Me」 \1900
 
2023/03/18: BOOKOFF練馬光が丘店
岡村靖幸 「はっきりもっと勇敢になって」 \300
(V.A.) 「Rock In Disney」 \550
(V.A.) 「Songs Fro Tibet From Japan」 \110
 
2023/03/18: diskunion.net
山本精一 「プレイグラウンド アコースティック」 \1300
坂本龍一 「Field Work + Steppin' Into Asia + The Arrangement」 \1900
(V.A. 久保田真琴) 「ぞめき 参 徳島阿波おどり 路上派」 \1800
 
2023/03/18: www.amazon.co.jp
Tania Maria 「Real Tania Maria: Wild!」 \780
 
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The Doors 「Live At The Matrix 1967」
 
Rhino (もしくは The Bright Midnight Archives)から出ている
The Doors のライヴアルバムもほとんど買い揃えた。
amazonヤフオクでは最も高値が付いていた、
評価の高い『Live In Detroit』も Disk Union で6,000円で買うことができた。
 
面白かったのは『Backstage And Dangerous』で、
これはハリウッドにあるアクエリアス・シアターで1969年7月に行われたコンサートに先立って、
そのリハーサルやサウンドチェックの音源となる。
人前に立って(調子のよいときには)煽情的なヴォーカルを放つジム・モリソンの姿はなく、
スタジオでのゆるい緊張感が心地よい。
このときのアクエリアス・シアターのライヴ・アルバムも出ているが、残念ながら未入手。
昼夜2回公演がそれぞれ2枚組となっている。
これらも軽く1万円は超える。
しかし、その4枚の中からのハイライトが『Live In Hollywood』として発売され、日本盤も出た。
ひとまずはこれがあればいいかな。
(僕が他、Rhino のライヴアルバムで持ってないのは1970年のピッツバーグの公演と
 デビュー前の1966年の「London Fog」となるか)
 
今回買ったのは1967年のサンフランシスコでのライヴ。デビュー直後。
2枚組で1枚目が主にファーストアルバム「The Doors」(1967)からの曲を、
2枚目が主にセカンドアルバム「Strange Days」(1967)からの曲となる。
ステージで演奏されたのを通しで収録しているのではなく、
2日間の公演の1回目や2回目から選ばれたハイライトとなっている。
この1枚目のうちの何曲かは2017年、「The Doors」の50周年記念盤が出たときに
その3枚目に収録された。
 
演奏を聞くととにかく、若い。青い。
音がガリガリに痩せている。
下手、というのではない。
瞬く間に人気を獲得してスキャンダラスな存在になる前の、無垢な4人がいる。
まだライヴの経験もそんなに積んでなくて、どこかオドオドしているようにも思える。
試行錯誤しながら探り探りやってます、というような。
”Break On Through” にも無鉄砲に突き破る感覚がなく、
Light My Fire” も例の有名なオルガンのイントロがなく、ジムのヴォーカルから始まる。
”The End” も楽曲としてのまとまりよりも詩の朗読のような佇まいが前面に出ている。
一方でスローナンバーには場末のブルースバーで演奏しているような寂寥感がある。
そこのところは後の時代にないものなので貴重か。
 
曲目で興味深いのは
1枚目だと、3作目の「Waiting For The Sun」(1968)に収録された
”Summer’s Almost Gone”を、
2枚目だと、6作目の「LA Woman」(1971)に収録された
”Crawling King Snake”をやっている。
この頃からあったんだな。あ、いや、後者はブルースのカバーか。
どちらの曲も他のライヴアルバムで見かけないと思う。
他、カバーでは定番の ”I'm A King Bee” や ”Gloria” に”Money” など。
”Summertime”も珍しいかな。
これはジム・モリソン抜きのインストだった。
レイ・マンザレクのオルガンが引っ張る。
この1曲のためだけでもこのアルバム、聞く価値がある。
 
骨と皮だけの歌と演奏ゆえに
かえって彼らの楽曲の素晴らしさ、演奏の確かさ、
ブルースとサイケデリックの融合、音楽と詩、演劇の融合という
着想の新しさがダイレクトに伝わるようになっている。
でもそれも The Doors をそれなりに聞き込んだ人が思うことか。
後のライヴアルバムのように脂の乗り切った迫力は皆無なので
最後の方に聞くべき音源かな。
The Doors のライヴアルバムをこれから聞き始めるという人は
今でも入手が難しくない「In Concert」(1991)から入るのがいいと思う。