もやしそば

3ヶ月に一度の経過観察を終えて11時。
新宿の DiskUnion を少し覗いているうちに12時
妻と昼ご飯を食べることになって、待ち合わせして中華料理屋に入る。
いわゆる町中華
厨房から中華鍋をふるう活気あふれる音が聞こえ、注文するとすぐ出てくる。
どんどん客が入ってきて、食べ終えてすぐ出ていく。
満席になることがしばしばあるけど、行列にはならない。
じゃあ今日は他の店にするかとサラリーマンたちはすぐ次を探す。
 
もやしそばがあったので、おっと思い、半炒飯と餃子のセットにした。
たっぷりのもやしと、野菜と肉の端切れを炒めてあんかけにする。
醤油味のスープととろみがことのほか、合う。
一昨日から風邪気味だったので体が温まってありがたい。
 
最近もやしそばが気になる。
ラーメン屋にはなくて、中華料理屋にはあるという少し不思議な存在感のメニュー。
恐らく中国にもなくて日本だけだろうな。
肉野菜炒めとかの炒め物で余った野菜を有効活用するためのメニューなんだと思う。
スーパーの総菜売り場のかき揚げのような。
(もちろん、余り物の野菜ではないという店も多いと思われる)
 
その店の看板メニューになることはない日陰ものなんだけど、
あんかけにするといった工夫があったり、野菜の栄養があったり、
そもそもそんなに高くなかったりで
どの店でも隠れた人気メニューなんじゃないか。
 
僕よりも上の世代、50代以上の方には
小さい頃に近所の中華料理屋でたまに食べさせてもらった
もやし炒めへの郷愁があるんじゃないかな。
たまに雑誌の記事やエッセイで見かける。
もやしばっかりでほんのちょっとしか肉は入ってなくて、
でも子供連れだとマスターは少し肉をサービスしてくれるという。
そういう流れにもやしそばはきっとあるはず。

Can と映画音楽

Can の首謀者だったホルガ―・シューカイが亡くなって数年。
ソロアルバムの紙ジャケってまだ入手可能だろうかと調べていたら、
『モーヴァン』という映画のサントラに出会った。
10年ぐらい前にたまたま借りて見たことがあった。
まだ若い女性の監督の作品で、ミステリアスで独特な陰影を持った映像だったという印象がある。
『コントロール』や『ミスター・ロンリー』のサマンサ・モートンが主演だった。
 
トラックリストを見るとなかなか面白い。
 
01. I Want More - Can
02. Goon Gumpas - Aphex Twin
03. Everything You Do Is A Balloon - Boards Of Canada
04. Spoon - Can
05. Blue Milk (edit) - Stereolab
06. I'm Sticking With You - The Velvet Underground
07. You Can Fall - Broadcast
08. Gamelan Drumming
09. Cool In The Pool - Holger Czukay
10. Hold Of Death - Lee Scratch Perry
11. Some Velvet Morning - Lee Hazlewood
12. Japanese Cowboy - Ween
13. Fragrance - Holger Czukay
14. Nannou - Aphex Twin
 
へんてこな組み合わせだなあと最初首をかしげたけど
取り寄せて聞いてみたら案外流れがよく、しっくりくる。
このトラックリストをつくった方は映画も音楽もよくわかってるなー、と思った。
Aphex Twin で知られる Warp レーベルが最初に手掛けたサントラとのこと。
その Aphex Twin は間を埋める小品という感じの2曲でどちらも既発曲だけど。
 
Can が2曲とホルガ―・シューカイが2曲。
Can の「Spoon」「I Want More」はどちらもバンドの代表曲で、
ホルガー・シューカイの曲と合わせてサントラの中核を担っている。
そういえば『ノルウェイの森』のサントラも Radiohead のジョニ―・グリーンウッドが手掛けて、
「Mary, Mary, So Contrary」「Bring Me Coffee or Tea」
「Don't Turn the Light On, Leave Me Alone」
と Can の3曲が印象的な使われ方をしていた。
 
Aphex TwinBoards of Canada といったエレクトロ系室内楽と並んでも
リー・ペリーのダブとつながっても何の違和感もない。 
Can はどこにもない音楽で、なんにでもなれる音楽なのだと思う。
手を伸ばせばすり抜けてしまう、不思議な浮遊感がある。
そのどこか不安定な感じが登場人物のモヤモヤした気持ちを表すのにうまく寄り添うのではないか。
映画的な音楽。
実際、手掛けたサントラを集めた『Soundtracks』というアルバムもあるし、
ファーストのタイトルは『Monster Movie』だった。
ホルガ―・シューカイにはそのものずばりな『Movies』『Cinema』というアルバムも。
 
映画界きってのロック通の一人、ヴィム・ヴェンダース
『夢の遥てまでも』という作品があって
そこで Can は「Last Night Sleep」という未発表曲を提供していた。
1980年代末の再結成のときの音源で、輪郭のゆるんだ独特な浮遊感がさらに増していた。
 
余談ながら、このサントラがすごくて、
そうそうたるメンツの未発表曲、未発表バージョンが収録されている。
この映画のためにつくられた曲なのだろう。
パティ・スミスは夫フレッド・スミスと共演。
『ベルリン 天使の詩』で有名になった
ニック・ケイヴと Crime & the City Solution にも声をかけてきちんと義理を通している。
今見たらニナ・チェリー、ジェーン・シヴェリー、ジュリー・クルーズ、K.D.ラングの名前もあった。
いろんなサントラできっちりいい仕事をしてきたダニエル・ラノワとTボーン・バーネットも。
でも、今一番の驚きはオープニング・タイトルやエンディング・テーマを書いていたのが
グレアム・レベルで、元々は1980年代を代表するノイズバンドである SPK のメンバーだった。
活動停止したのちに映画音楽の作曲家に転身したと聞いていたが、
こういうところで仕事をしていたか。
こういう並びの中だと、さすがに Can は別の意味で、浮く……
 
おまけ。
The Velvet Underground「I'm Sticking With You」は
10年ぐらい前にアカデミー脚本賞を獲った傑作『Juno』でも使われていた。
Velvets の紅一点、モーリン・タッカーの歌う小品。
かわいらしい曲なのに「あなたのことはアキアキ」と毒を含ませるというのが
映画の1シーンに当てはまりやすいのだろう。

とりとめなく

陸地が左右反転したパラレルワールドを考える。
日本の東側に日本海が広がり、その向こうには韓国、北朝鮮、中国。
別に何も変わらないようでいて、
例えば自転の向きが変わらないのならばいろいろと気候が変わりそうな気がする。
 
日本は極東ではなく、極西と呼ばれる。
日出ずる国ではなく、日没する国となるか。
それだけでもかなり文化的な影響がありそうだ。
このとき、最初に陽が射す国となるのか。
どうなんだっけ?
 
状況をひっくり返してみる。
今のこの地形のまま自転の向きが逆になったらどうなるか。
偏西風であるとか、風向きが変わるのか。
単に変わるというのではなく、
危ういバランスでこれまで地形と気候とが
ギリギリ成り立っていたのが崩壊してしまうんじゃないかと思う。
(こういうことを考えるとき、自分は何も知らないな、何を学んだんだろうなと思う)
 
宇宙ステーションを描いた映画を見るとき、必ずステーションは回転している。
静止していない。
あの回転の向きは決まっているのだろうか。
宇宙空間に持っていくと自然と一定方向に回転しだすのか。
だとすると、あれを反対向きにするのは相当難しそうだ。
 
宇宙ステーションを回転させることで
重力を生み出すというのをどこかで読んだような気がする。
となると、回転が止まったときに無重力となるのか。
その巨大宇宙ステーションは1年のうち1日だけ回転を止め、無重力となる。
次の日から1年間、それまでとは逆方向に回転する。
この無重力の1日に起こる出来事、という設定を思いつくが、
どこかで読んだことあるような気がする。
 
そもそもの話、惑星の自転の方向はどれも一緒だったような。
銀河系の回転する向きがあってそこに皆従うことになる。
だとすると宇宙ステーションもそうか。
自転の向きの異なる謎の惑星が発見され、その秘密を探るというSFは可能か。
実は何百万年も前に造られた人工的な天体であって……
 
何万光年と離れ、ワープを繰り返して到着するという遠くの宇宙空間に
地球そっくりな惑星があって、同じようにユーラシア大陸や日本の島々があって……
というのは藤子・F・不二雄の短編だったか。
僕の考えることの大半は既に藤子・F・不二雄が考えてしまっている。

10/07-10/14

10/07(月)
 
5時半前に起きて7時出社。
小説の手直し。
これまでメモ書き程度だった移行計画書をきれいに整える。
昼、弁当。昼寝。
なぜか同じフロアの別の部門の知らない方から海外土産のインスタントラーメンをもらう。
大量に余ったのか。何かの勘違いか。
 
これまで何度か聞いているが、開発スケジュールが遅れている。
どこを圧縮できるか、という話になる。
夕方、月次の進捗報告。
3回目ともなって案外あっさり終わった。ほっとする。
 
定時で出るつもりが、帰りがけにつかまって少しフォローする。
今日は珍しく妻が先に帰っている。
タワレコで Rockin'on を、LIVINで卵やレタスを買って帰る。
妻がカリフラワーとソーセージのフリッター、ゴボウの唐揚げを揚げてくれる。
缶ビールを飲む。その後巣立ちの残りでサワーをつくる。
 
酒場放浪記を見ようとしたらクライマックスシリーズの中継。
阪神ベイスターズに競り勝って下克上。
その後1時間半遅れで酒場放浪記、その後町中華で飲ろうぜ。
成増だった。ペナルティのヒデがゲスト。
この川越街道の店、何度も前を通ったことがあったけど入ろうと思わなかったな…
この日は玉ちゃんパートのみ。
後半はカットされて午前0時から予定通りジュエリーのテレホンショッピングとなった。
午前0時に寝る。
 
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10/08(火)
 
明け方寒くて掛布団を引っ張り出す。
町田康『猫のよびごえ』を読み終える。
出社して小説の手直し。
午前中、御茶ノ水の病院へ。
検査の前段を終えて、神保町で食べて帰ってくる。
久しぶりの川国志。麻婆豆腐の中辛。店長の張さんはいなかった。
 
この日も移行計画書のまとめ。打ち合わせ。
定時過ぎに出て帰ってくる。
松本清張『点と線』を読み始める。妻が持っていた文庫。
 
弁当は卵焼き、ライフで買ったいつものパックの豚ロース味噌漬け。
夜は無限ピーマン。トマトと赤かぶを酢につける。
カリフラワーを昆布茶で茹でる。
鑑定団を見る。
なんだか腹の調子がよくないが、下痢をしているわけでもない。
プロフェッショナルの伝説の家政婦を見る。
 
23時半、御茶ノ水の病院から貸し出された検査器具を装着して寝る。
指の先にセンサー、鼻の穴にカニューレ
週末、鹿沼秋祭りに行くことにして観覧券も申し込んだが、
台風19号が直撃となりそうだ。
 
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10/09(水)
 
昨日は30℃近くまで上がったようだが、今日は寒い。
起き上がって装着していたセンサーなどを外す。
昼、弁当。昼寝。
午後から次フェーズの要件定義へ。
台風の動向が気になる。
 
オフィスを出て帰る。買い物をして家に。
庭の水やりなど。
明日の弁当はそぼろ。
夜は蕎麦を茹でて大根おろしを乗せて食べるはずが、
日曜に帰ってきて車のトランクに忘れたままになっているのに気づいた。
そこまで悪くはなってなかったが、菜っ葉の部分はボロボロになりかけていた。
街録を見て寝る。
この日も続けて検査器具を付けて寝る。
日本人がノーベル化学賞
 
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10/10(木)
 
検査器具を外して、記録用紙に起きた時間を記載。
出社後、小説の手直し。
歩いて御茶ノ水まで行って検査器具を返却して戻ってくる。
 
朝、出がけに小さなゴキブリを1階の部屋で見かけ、
殺虫剤を撒いてみみたが入らないようにドアを閉める。
この前やはり小さいのを1階のトイレで見かけた。
サッと隙間に逃げた。いるんだな。
帰ってきてコンバットを買ってあちこちにセットする。
ハーブで寄せ付けないやつを置いていたのだが駆除にはならない。
 
週末の台風19号で土曜の取材同行の件が延期。
昼、弁当。昼寝。
松本清張『点と線』読み終える。面白くてあっという間だった。
 
定時で出て帰ってくる。
庄野潤三『絵合わせ』を読み始める。妻の持っていた本。
LIVIN に寄ってみると、
肉・玉子・野菜・インスタントラーメンなどの棚がほぼガラガラ。
昨晩はそんなことなかったのに。台風効果がすごい。
 
明日の弁当のため、パックのカルビ焼肉を玉ねぎと炒める。
夜はピーラーで大根のサラダ、赤カブとトマト、レタスのサラダ。
冷ややっこ。熊本の味胡麻をかけて食べた。
鉄道沿線の旅10周年のスペシャルを拾い見た。
 
夜からぽつぽつと雨。
妻が外の鉢植えを玄関の中へ。僕もバルコニーのを。
みみたがさっそくちょっかいを出す。
妻は浴槽に水も溜めておいた。
23時過ぎに寝る。
鹿沼市観光協会から電話。秋祭りは中止になりましたと。
 
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10/11(金)
 
雨はまだ降らず。台風19号は過去最大級であるという。
昼、弁当。昼寝。
夕方、進捗報告の打合せを終えて営業終了。
 
小雨の中を帰ってくる。
物干し竿をしまって、1階の廊下にゴミ袋を敷いてその上に。
物干し台は倒れて窓を割らないように倒しておく。
妻が帰ってきて自転車を玄関の中へ。
風呂に水をためておく。窓に養生テープを貼る。
 
NHK は台風情報のみ。チコちゃんが3分遅れとなる。
新日本風土記は東京の野菜。練馬大根、早稲田ミョウガなど。
猫歩きは京都。義経はこの番組でも格別な存在感。
おんな酒場放浪記。
タモリ倶楽部はなし。時効警察も始まって孤独のグルメとバッティング。
どうしようかと思っていたので時効警察を録画してこの日は孤独のグルメを。
高井戸の洋食屋だった。
午前1時前に寝る。
 
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10/12(土)
 
8時半に起きて大雨。大草原の小さな家を見る。
この日は外に出ないと決め込んで家で過ごす。
午前中はドリカムワンダーランドのDVDを見る。1991年のと1995年のと。
1995年のは舞台装置やオープニングの演出、演奏の若々しさなど
様々な観点からこれがドリカムのベストなんじゃないかと思う。
 
どん兵衛のラー油そばを食べて午後は
TSUTAYA DISCAS から借りっぱなしになっていた「八甲田山」を。
青森県民なら小さなときに小学校、中学校で聞かされる実話ですが。
高倉健、北王路欣也が主演。他、三國連太郎緒形拳加山雄三
豪華なキャスト。男たちだけのドラマになりそうなところに女性キャストを少しばかり。
冬山の怖さを知らないのにたかをくくって無謀な命令を出して混乱させる上官。
黙って命令に従う現場の指揮官や兵卒たちが不憫でならない。
200人近くが命を落とす。生き残ったのは10人ほど。
八甲田山のふもとの資料館には一人一人の写真が残っていて、
誰もが凍傷で手足の指を無くしていた。
 
DVDプレイヤーの調子がよくなくて後半から映像が飛ぶ。
ドリカムを見ていてもそうだった。
20年近く前に買ったものなのでそろそろか。
八甲田山の後半はノートPCで見る。
 
イタリアを見て、夜は早めにシャワーを浴びて豚キムチ焼うどん。
いつ停電が来てもいいようにする。
朝から NHK はずっと台風19号のニュース。
相模湖の城山ダムが緊急放流されるかどうかと。
 
Indigo Jam Unit『Decade』のライヴDVDを見た後はずっと NHK を。
23時ぐらいには雨風のピークを過ぎて落ち着いていた。
お笑い向上委員会を見て寝る。
 
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10/13(日)
 
何度か目が覚めて、起き上がったのは9時半。
外は青い空が広がっていて、陽射しが強く、暑い。
物干しざおを戻したり、自転車や鉢植えを外に出す。
イタリアを見て Lazy Sunday を。
テレビをつけると長野が大変なことに。
ミートソースをつくってドリアにする。
オーブンで焼く。おいしくできたが、量が多かった。
 
昨日、DVDプレイヤーの調子がよくなかったので
新しいDVDクリーナーを買うかとヨドバシのサイトを見てみたら
お届けがいつもだと当日なのが最短で木曜。
この台風で滞った物流を正常に戻すのも大変だろうし、
この台風をきっかけに各家庭で買うことにしたものもたくさんあるのだろう。
 
朝、新聞を取りに行ったら昨日の夕刊が。
暴風雨の中届けに来た方がいるのか…
翌朝台風が過ぎてから取りに行ってなんだか申し訳ない。
 
会社から安否確認のための自動送信メールが来ていた。
3時間遅れで返信する。
 
Lazy Sunday が終わってしばらくしてから妻と散歩に出る。
風はまだ少しあった。
図書館まで歩く。公園のステージではパラグアイフェスティバル。
中止となってもパラグアイの人たちが集まっていた。
テントの屋根だけが並べられている。
成増まで歩いていく。
この前の町中華で飲ろうぜで紹介されていた「奥州楼」を探してみた。
駅前に出てスキップ村を歩く。
以前入ったことのある店で一杯飲んで帰ろうとしたが、満席ですと。
ラグビーの中継を放送するのかもしれない。
ライフに寄って帰る。
パラリンピックで当たったチケットを申し込む。
 
夜はライフで買った鯛と鰤の刺身、ささみチーズフライ。
先週塩原の道の駅で買ったピーマンを炒めたもの、漬物など。
ドリカムワンダーランドのDVDの今度は2005年を。
ここからニーヒャがいない。2人だけのドリカム。
ギター二人とドラムがアメリカ人。
ギターの一人がいぶし銀の名手 David T. Walker で、もう一人の Adam Rogers もうまい。
ダンサーもホーンもない、吉田美和が空を飛んだりもしないミニマムなステージ。
でも音楽的にはこれがベストだったんじゃないか。
 
隣の家から若い男性の大きな歓声が上がって、日本がスコットランドに勝ったのを知る。
続けて、青葉市子『qp』初回盤のライヴDVDを見た。
教会の中で、ゲストが飴屋法水。なんかやばいものを見た気がした。
見終わって午前0時。寝る。
 
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10/14(月)
 
起きたら10時半。肌寒い。小雨。
ジョギング。公園ではパラグアイフェスティバル。
ステージで演奏していた。出店のテントが並んでいる。
帰ってきて蕎麦を茹でて食べる。大根おろしを乗せる。
妻がBSで『グリーンマイル』を見る。
 
常備菜としてきんぴらごぼうをつくる。ブロッコリーをゆでる。こんにゃくを炒める。
下で片付け物をしたら気分が乗ってきて2時間ぐらいあれこれと。
パンフレットの類を山ほど捨てる。
台風の備えとして浴槽に溜めていた水を沸かして風呂に入る。
夜は妻が塩原の道の駅で買った里芋で竜田揚げと煮物。ゴボウの唐揚げ。
豊盃の四合瓶を1本空けて、もう一本豊盃の大吟醸を。
もったいないと取っておくうちに1年、2年経過してしまう。
今度から新鮮なうちに飲もう、古いのはさっさと飲んでしまおうと。
 
NHKの宝メシグランプリというのを見る。生放送でその場で食べる。
北海道から九州・沖縄まで全国を8つのブロックに区切ってそれぞれの代表を。
ヨネスケ彦摩呂、デヴィ婦人、関根勤など食通の芸能人と
神田川俊郎土井善晴といった料理人たち総勢80名で審査。
視聴者は食べることができず見てるだけ。
僕がこれおいしそうだなあというものはどれも審査員の評価が低かった。
しかし視聴者投票で逆転する。
優勝したのは島根の干し柿にゆで卵の入った天ぷら。
北海道の炭鉱の町でつくられてきたというなんこ鍋がおいしそうだった。
青森からはヤマブドウのすしこ。
前半があって、途中ニュースを挟んで酒場放浪記を見て、後半へ。
その後町中華で飲ろうぜを見た。川崎だった。
午前0時過ぎに寝る。

西村京太郎

妻が図書館から借りてきた『Discover Japan』の9月号を読んでみた。
特集が「夢のニッポンのりもの旅。」ということで
鉄道関係だと
「西村京太郎さん サスペンスと列車旅」
「六角精児さん 列車と車窓と酒と」
三陸鉄道リアス線 ひとふで書きの旅」
黒部峡谷ロッコ電車 途中下車の旅」
「”ノスタルジートレイン”でめぐる岡山県北の旅」
後半の3本、どれを読んでも乗り鉄の旅に出たくなる。
詳しすぎるのに品がある。ライターと編集者の矜持を感じる。
国内旅行界の『dancyu』『Number』と呼んでもいいだろう。
 
六角精児の呑み鉄はBSでやってたら見てしまうぐらい好きなので
正直、目新しい話はなかった。活字でそのポリシーを追体験
西村京太郎の話が興味深かった。
・12の出版社から毎年新作を出している。今も1日20~30枚書く。
・JRから「ななつ星」など高級列車を登場して欲しいと頼まれるが、殺人はダメと言われる。
・犯人は北へ逃げる。寂しげな風情が出るから。
 
などなど。
中学生のとき、友人から勧められて読んだのが面白くて文庫で5・6冊ぐらい読んだと思う。
旅情と殺意と時刻表のトリックと。プロのなせる業だった。
突川警部と亀井刑事のコンビというキャラクターもよかった。
上野から青森へと向かう寝台列車の中での殺人を描いた作品のことは今でも覚えている。
いやー、面白いなあと推理両説に興味をもち、あれこれ読んでいたら、
「西村京太郎の鉄道ミステリーはどれ読んでも一緒」と書いている方がいて、
「そういやそうだよな」とイッキに興ざめして読むことをやめた。
ミステリー好きからすると西村京太郎を読むのはかっこ悪いことなのだと。
ミステリーそのものをその後20年ぐらい読まなくなった。
 
でも今読むときっと面白いのだと思う。
30代後半、新青森駅から新幹線で東京に戻るとき読む本がなくて
NewDaysで買った平岩弓枝御宿かわせみ」シリーズの傑作選が思いのほか面白く、
世の中にこんなものがあったのか! と驚いたときのように。
五能線の女』
といった辺りが青森出身には気になりますね。
 
残念ながら、僕が中学生の時に読んだ文庫はいつのまにか消えて、
母が処分してしまったか。あるいは誰かにあげたか。
気になって先ほど、家から持ってきた文庫本の段ボールを開けてみると
星新一の諸作、荒俣宏帝都物語』全巻、
角川文庫から出ていた『ポケットジョーク』のシリーズ、
文春文庫の『読むクスリ』のシリーズが出てきて、
それはそれで読み返すと止まらないような……

台風19号通過後

昨晩は19時頃、伊豆半島に上陸しただろうか。
そのまま首都圏の上空を移動。
21時頃に僕らの住んでいる辺りを通過。
その頃、国分寺に住んでいる妻の友人から台風の目に入ったという連絡が。
練馬区は台風の目に入らず。
警戒レベル5の大雨特別警報が東京23区では唯一成増区、練馬区に出る。
何度も iPhone がブーブー鳴って警報が届いた。
大雨特別警報は栃木や宮城へと範囲が拡大。
一方で静岡が通常の大雨警報へ。
城山ダムは17時に緊急放流とされていたのが遅れて、21時半から開始。
那須塩原市の塩原ダムなど北関東のいくつかのダムが緊急放流へ。
 
午前0時ごろには雨風がだいぶ収まっていた。
布団に入って、目が覚めたのが9時近く。
外は快晴。まだ風は強かった。
倒していた物干し台を戻して、物干し竿を通した。
玄関の自転車や鉢植えを外へ。
風の強さで言えば前回の台風15号や昨年の台風の方がひどかったように思う。
妻が窓に貼っていた養生テープをはがす。
 
バルコニーに出していた割れた茶わんがあって、普段はサボテンの小鉢に並べていた。
物干し竿と一緒に、ゴミ袋を敷いて金曜の夜1階の廊下に退避させておいた。
それが今日の朝見当たらない。
みみたがちょいちょいして動かされるような重さではない。
家の守り神なのか妖精なのか、そういう存在が持っていったのだろう。
彼らにとっては割れた茶わんがお供え物になるのだろう。
世の中にはそういうこともあるものだと感服する。
……ということを妻に話したら、ああ、夜中に踏んづけたら痛いから片付けておいたと。
 
テレビをつけてみると千曲川上流の映像が続く。
氾濫してあちこちが泥水に埋もれている。
北関東・南東北のいくつかの河川が氾濫していた。
病院では2階、3階に避難。屋根の上で救助を待つ人々。
川に掛けられていた橋が崩れ落ちている。
一昨日の接近中はまだ主な話題は窓対策だった。
昨日上陸前後は城山ダムだった。
そし通過して一夜明けると各地の川の氾濫。
誰が南東北、北関東、甲信越の川のことを事前に話題にしていただろうか。
災害は起こってみないとわからない。
台風15号で被害に遭われた千葉のことがマスコミから忘れ去られないことを願う。
 
この台風の間、野良猫たちはどうしていただろうということを妻と話す。
安全な軒下を確保できただろうか。
できたとしても身を寄せる仲間もなく、一匹で寂しい思いをしていただろう。
そんな猫が一匹でも少なることもまた、願う。
 
もちろん台風19号で甚大な被害に遭われた人たちについても。
今回の台風19号の被害が明るみ出るのは今日よりも明日か。
今、この瞬間も屋根の上でヘリコプターや救援ボートが来るのを待っている人たちがいる。
 
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追記:
昨日、DVDプレイヤーの調子がよくなかったので
新しいDVDクリーナーを買うかとヨドバシのサイトを見てみたら
お届けがいつもだと当日なのが最短で木曜。
この台風で滞った物流を正常に戻すのも大変だろうし、
この台風をきっかけに各家庭で買うことにしたものもたくさんあるのだろう。
 
朝、新聞を取りに行ったら昨日の夕刊が。
暴風雨の中届けに来た方がいるのか…
翌朝台風が過ぎてから取りに行ってなんだか申し訳ない。

台風19号上陸間際

昨日のその後。
帰ってきてあれこれ準備をする。
ゴミ収集用のネットを物置の中へ。
自転車も玄関に。牛乳配達のボックスを忘れるところだった。
バルコニーの物干し竿はゴミ袋を敷いて1階の廊下に。
物干し竿の台も強風に煽られてガラスを割らないように倒しておく。
モバイルバッテリーと Wi-Fi ルータを充電する。
一昨日、妻がバスタブに半分だけ水を入れておいたのを残り半分埋める。
 
隣りの家が瓦屋根で、飛んでくるかもしれないと
窓ガラスが割れた時のために養生テープを貼る。
養生テープは残り少なくてほとんど役に立たず。しまった。
肉や野菜、インスタントラーメンがスーパーから消えた一昨日木曜ならば品切れだっただろうけど
窓対策がネットで見かけるようになった3日前の水曜ならばまだ在庫があったかもしれない。
どこかたかをくくっていて、初動が遅れた。
 
妻は帰りに体を拭くシートやペットボトルの水を買ってきた。
換気扇を止めておくといいという。
つけたままにしていると外から強く吹き込んでくる風で埃だらけになる。
妻の友人は前回の台風で大変な目に遭ってこの日清掃業者に換気扇の掃除を頼んだと。
 
朝目を覚ますと大雨。まだ暴風域ではない。
8時半に起きて大草原の小さな家を見て、ナポリタンをつくって食べた。
朝から缶ビール。一日中家で過ごす。
妻が最近買ったドリカムのワンダーランド1991年と1995年のを続けて見る。
どん兵衛のラー油そばを食べて、
TSUTAYA DISCAS から借りっぱなしになっていた『八甲田山』をようやく見た。
高校の同級生たちも一日中ゲームやってるとか。
備えを済ませると何もすることがない。
 
いつのまにか風が強くなっている。
今、17時。NHK はずっと台風情報。
箱根町は全員避難指示。
練馬区は警戒レベル3、しかし近くの避難所は区の集会所でそんな多くの人を受け入れる余裕はない。
首都圏の多くでレベル5の大雨特別警報。
中継を見ていると多摩川の河川敷が水没している。
目黒川や石神井川荻窪善福寺川は危険水位に。
僕もNHKのニュース防水アプリをインストールした。
 
相模原市の城山ダムが17時に緊急放流を予定していたが、遅れているようだ。
相模川流域の相模原や厚樹が氾濫の可能性あり。
この城山ダムが危険という話、昨日は一切話題になっていなかった。
自然災害はその時になってみないとわからない。
 
18時頃伊豆半島に上陸、21時頃東京上空を通過、ということになっている。
今、暴風雨の真っただ中にある。