『大予言事典 悪魔の黙示666』

先日予言のことについて書きましたが。
MU BOOKSの一冊、『大予言事典 悪魔の黙示666』を古書で入手することができて、読み返してみた。
1982年に出版された月間ムーの別冊。
80年代半ばの小学生の頃に買って、余りの怖さに即手放してしまった。
「大予言事典」とあって、古今東西の予言者や予言書を紹介し、主な予言を並べて年表が作成されている。
 
 1999 7の月、空から《恐怖の大王》が降りきたり、人類は絶滅の危機にさらされる(ノストラダムス
 
1999年を開くと有名なノストラダムスのものだけではなく、
(かつて有名だった)ジーン・ディクソンやヨハネの黙示録でも
この年、人類滅亡の始まりの年とされていた。
子供心に、ああ、この年に世界は終わるのだなと。
 
 1999 連合軍の中東進撃開始と同時に、ついに熱核兵器が使われる(ジーン・ディクソン)
 1999 第7の封印が解かれ、地球は《永遠の暗黒》の中に… (ヨハネの黙示録
 
 ※ノストラダムスヨハネの黙示録では明示的に年代は表されず、ここにある年は著者の研究に寄るもの。
 ※ジーン・ディクソンが熱核兵器と明言しているのは当時の冷戦の脅威によるものだろう。
  先日NHK BSの番組を見ていたら、ファティマの予言もバチカンによる冷戦の産物とされていた。
 
戦争、汚染、地震。その後20年にわたって、世界の終わりに向かって惨憺たる有り様が綴られる。
その終局となるターニングポイントはなんと、来年。
 
 2020 ハルマゲドンで最終戦争もクライマックスに達する(ヨハネの黙示録
 2020 この戦争は、2020年ころ、黙示録に記されたハルマゲドンの戦いにおいて
    クライマックスを迎えるでしょう(ジーン・ディクソン)
 
その先、人類は滅亡するのではなくこれまでとは全く異なる新しい時代に入るようだ。
これは救いなのか、それとも単なる想像力の限界なのか。
2037年は今から18年後。そんなに遠くない。
 
 2033 カトゥン12アハウの殿の13番目の年には、町や田舎にふたたび生命がよみがえる(マヤの神官)
 2037 別のものが太陽の王国を築く(ノストラダムス
 2037 地球の様相が一変し、新しい秩序がつくられる(ヨハネの黙示録
 2037 人類は新しい時代を迎え、地球は楽園のようになる(ジーン・ディクソン)
 
僕の中で予言というものはこの本で止まってしまっているんだけど、
その後30年を経て新しい解釈や新しく発見された予言があるのだろう。
そこでは30年前とは全く異なる未来が語られているはずだ。

架空のサウンドトラック

以前、ささやかながら音楽イベントを開いていたころ、
架空のサウンドトラックをテーマにしたら面白いんじゃないかとCDを集めてみた。
でもうまくまとまらなかった。
 
こういった辺り。
架空の映画の架空のサウンドトラック。
10cc 『Original Soundtrack』
Adrien Young『Something About April』
Barry Adamson 『Moss Side Story』
Brian Jonestown Massacre 『musique de film imagine』
ChromeAlien Soundtracks』
Jeff Mills『Woman in the Moon』
 
これら、元々名盤として評価の高い 10CC と Chrome 以外はさほど面白いものではなかった。
思わせぶりで謎めいた雰囲気が漂ってはいるけど、それだけというか。
音の共通点もなく、並べたところで幕の内弁当にしかならない。
一切の情報を伏せてプレイリストを聞かせても脈絡なくて、混乱するだけ。
僕の方で架空の映画を想定してそのイメージに合う曲を集めたほうがよほど、しっくりくるだろう。
その違いはストーリーをつくれるかどうか、というところか。
 
ちなみに、調べてみると他にもあった。未聴だが挙げてみると、
Jazztronik 『Cinematic』
岡田徹ムーンライダーズ)『架空映画音楽集』
 
BEAMS も2012年、架空の短編映画6本のサントラをつくって配布したとある。
音楽は高木正勝。ブランドのイメージ戦略としてなされたもののようだ。
 
一方で、実在の映画に対する後付けの、
架空のサウンドトラック、オマージュというジャンルもある。
Art Zoyd「Nosferatu」
Petshop Boys「戦艦ポチョムキン
Primal Scream 「Vanishing Point」
Tuxedomoon & Cult with No Name「Blue Velvet Revisited」
 
こちらの方はどれも面白い。
実際の映画を思い浮かべながら聞くので、比較しやすいのだろう。
映画そのものも架空だと結局雲をつかむような話で終わってしまう。
実在の映画とだとある種のコラボレーションとなって、互いの魅力を引き出しやすい。
でも、架空の映画の架空のサントラに挑む気持ちもよくわかる。
相当に想像力、世界観の構築力が求められる。究極の創造と言っていい。
 
これをさらにひねって、実在の映画の実在のサントラなんだけど、
演奏するバンドは架空で、実在のバンドがそれを演じるというのがあった。
マッシュアップ DJ で有名な、Soulwax による『ベルヒカ』という映画のサントラ。
Soulwax 好きだったのに見逃してた。これはちょっと気になる。

05/13-05/19

05/13(月)
 
昨晩飲みすぎたつもりはないのだが、軽く二日酔い。
自宅でごみ収集の初日。
収集業者のトラックが缶・瓶の箱、ペットボトルの袋を置いていくのを待つ。
ゆっくり回っていて、結局うちは最後だった。荷台が空になった。
場所を確認しながらだったので時間がかかったという。
 
結局受注・失注は結果が出ず。
二日酔いで頭が回らず、昼に弁当を食べて午後休。
帰ってきてソファーで昼寝。
妻に言われて、気分転換にとチーズケーキをつくってみた。
時間はかかるが、さほど難しくない。
オーブンで焼いて出来上がった。
 
夜は冷ややっこ。妻が LIVIN で買ってきた海老と枝豆のちぎり天。
チーズケーキを食べてみた。案外いける。
酒場放浪記。その後NHKの逆転人生。
41歳でプロ棋士になった遅咲きが藤井聡太七段から奇跡の勝利を。
メンタルが弱くて3段どまり、4段に上がれず。
2度諦めて3度目の正直でようやくプロに。
介護施設で働いたことが、自分の居場所を見つけたことが、変化のきっかけになったという。
なかなかいいものを見た。
 
続けて、NHKのドキュメンタリー。
新宿歌舞伎町で刑務所から出所した人の就職支援を続ける男性の話。
人を信じるしかないのだという。
それでも2割は刑を犯して刑務所に戻り、借金の保証人になって自己破産したこともある。
そこに14億もの公金を横領したあのアニータ事件で服役していた男性が助けを求めてくるが…
30分の短い番組だったけど、いろいろやりきれない。
それでも人を信じるしかないと。
 
寝床に入る。みみたがボールを持ってくる。
昼寝したのでなかなか眠れない。
 
---
05/14(火)
 
朝から曇り。雨の予報。梅雨入りも近い。
家の前に燃えるごみを出す。
始業までは小説を書く。
 
見積の件、こじれにこじれて無理難題が。昼に相談。
午後、担当の方がPMの席で状況報告。
「いいから下げさせろ」みたいなのが聞こえてくる。
それを受けてまた相談。
相見積のもう一方の会社は条件が厳しくて下りるという。
社内で打ち合わせするも上司の空きがなくて19時半から。
オフィスを出たのは20時。
その間、妻の仕事の手伝いでとある企業の海外支社のアンケート回答を訳す。
 
帰ってきて妻がチャーハンをつくってくれる。
鑑定団を見る。
弁当。鮭を焼く。ウインナーを温める。
2日目のチーズケーキがおいしい。
休肝日。23時過ぎに布団に入る。
みみたがボールを持ってくる。
 
ごみ収集のネット、カラスが隙間から入り込むのか紙ごみなど散らばっていたと。
なかなか難しい。
 
一緒に仕事している方が阿蘇のトレイルランを走ってきたと。
28時間で120kmを。超人的。
 
---
05/15(水)
 
始業まで小説を書く。過去に書いてお蔵入りしたものを取り入れたところ、見通しがよくなった。
ただ書き連ねていくだけだと自分の中で閉じていく。それを別の視点からこじ開けるような。
過去の自分とつなげるので、違和感がない。
 
見積資料の修正で午前中終わり。
昼、弁当。
昼休み、散歩に出る。駅ビル「ラムラ」のファーストキッチンの前を通りがかったら
ガイアの夜明け」が店内を撮影していた。
 
午後、内部の見積打ち合わせ。
こういう条件の請負を飲めるかと、上司が急遽部長に説明しに行くことになった。
何もかもがおかしなことになっている。
夕方、パッケージの会社と打ち合わせ。
終わって見積の件をまた話して帰ってくる。
 
帰ってきて庭に水をまき、洗濯物を取り込み、掃除機をかける。
明日の弁当のために豚ロース肉の味噌漬けを焼く。
冷凍していたほうれん草を解凍する。
 
衛星から撮影した地上の奇妙な風景をもとに、世界の様々な場所を紹介するという番組を見た。
前半がインドの東側、湖の上で暮らす人たち。
草を円形につないで100mぐらいの直径にして自然の囲いにして、その中で魚を取って暮らしている。
後半がスペインの砂漠地帯で野菜をつくっている人たち。
海辺の砂を耕作地に撒くことで水分を保ち、飛躍的な生産量になったと。
夜はたらこスパゲティをつくった。
23時から街録を見て寝る。
 
---
05/16(木)
 
妻が持ってた武田泰淳ひかりごけ』を読み始める。
この文体、ビリビリ来る。もっと若いころ読んでればよかった。
昼、弁当。昼休みはずっと寝て過ごす。
 
夕方、早退して新宿の applestore へ。賑わっている。
iPhone のレンズの交換をお願いするが、パーツ無しで取り寄せ。
予定していたよりも早く出ることになって、
紀伊国屋書店の DiskUnion をちょっと覗いて帰ってくる。
庭の水やりなど。弁当はもやしのナムルとケチャップ炒飯。
鑑定団の再放送、お笑い演芸館。
妻が遅くになって帰ってくる。
長芋、オクラ、大盛いか焼きそば。
 
先日の外壁塗装の見積結果が届く。
家全体の問題ある箇所の写真を事細かに撮影している。
屋根もとなると、心づもりよりも高くなる。
 
プラスチックごみと新聞・段ボールの初日。
帰ってくるとネットが巻き上げてあった。
お隣か、近所の方が片付けてくれたのだろうか。
 
---
05/17(金)
 
朝、これまで書いた部分の手直し。
昼、弁当の後昼寝。
外に出ると暑い。
明日、妻の誕生日のため Canal Cafe でオリジナルのワインを買った。
 
定時過ぎに帰ってきて、LIVIN で買い物。
作る気がせず、総菜を。
298円以上の惣菜を3つ買うと20%OFFというので、
唐揚、餃子、以下の天ぷらを買うが…、
レジで30%OFFになるのはひとつだけと言われた。なーんだ。
餃子は元々15%OFFだったので、一番高い唐揚を20%OFFにする。
 
トマト、チーズ、シソのカプレーゼをつくる。
チコちゃん。猫はなぜニャーと鳴くのか。人間相手に甘えているから、などなど。
新日本風土記は水の都、大阪。道頓堀川など。
川に舟を出す夏祭りがあるんですね。子供たちが漕ぐものや文楽を演じるもの。
あと、ドラゴンボートの大会。
兵庫県のチームが毎年優勝していて、番組で取り上げられたチームは2秒差で2位。アツい。
猫歩きはキプロス
おんな酒場放浪記。
タモリ倶楽部くるり岸田が出て、方言を音楽的に解釈すると。
今日は調子よく見ているなと油断して後半寝落ち。
金曜のどっちで目が覚めて寝た。
 
---
05/18(土)
 
8時起きでジョギング。曇りで涼しいがどこかもやっとしている。
夏が近づいているのを感じる。
妻は選評会議で豪徳寺へ。
昼は昨晩の餃子の残り。
午後、小説の続き。
池澤夏樹『カイマナヒラの家』を読む。ハワイの海辺の美しい写真も多く。
素晴らしい物語だった。
夕方、LIFE と LIVIN に買い物。
あるうちにと「北海道生」と「SAPPORO CLASSIC」を買う。
大盛りいか焼きそばは遂になくなっていた。
ほうれん草を茹でて冷凍しておく。
イタリアを見ながら、ハンカチなどにアイロンをかける。
 
夜は昨日武田ハムで買った鶏ももステーキをオリーヴオイルで焼く。
昨晩のイカの天ぷらも。
NHK BS のドキュメンタリーを2本。
中国の秘境の村に関するものと、ハリウッドのマジックの殿堂と。
その後、お笑い向上委員会。
 
---
05/19(日)
 
8時起きでジョギング。
晴れていて暑いが、むしろそれが心地よい。
アーチェリー場の周りに
Coleman の折り畳みの椅子など機材をたくさん抱えた行列が。
BBQ ? いや、アーチェリーの大会か。
 
帰ってきてイタリア。Lazy Sundayを。小説を少し書く。
ブロッコリーを茹で、切り干し大根の煮物を。
先日妻があさイチで、切り干し大根の戻し汁に栄養の99%がある、
皆それを捨ててしまっている、というのを見たと聞いて、
戻し汁で煮物を作り、出汁を足してスープにした。
昼は麻婆豆腐をつくった。暑い日で汗だくになる。
 
午後、洗車。そのまま近くを回る。
BOOKOFF に入った。
ゴーバンズ『グレイテストビーナス』の初回盤が500円だったので買った。
公園の反対側に行って、東京靴流通センター入ったことなかったので入ってみた。
帰ってきて缶ビールを飲みながら、鉄オタ選手権を少し見た。
バルコニーにデッキチェアを出して、缶チューハイを飲みながら『ひかりごけ』の続きなどを読んで過ごす。
肌寒くなってきて上を着る。
大相撲、たまたま見かけたのが復帰後の高景勝がボロ負けするところ。
相撲になっていなかった。やはり無理だったか。
笑点世界遺産。モヤモヤさまぁ~ず。
 
妻が近所の方からサニーレタスとサンチュをもらう。
菜園でとれたばかりのもので、土や虫がついている。
妻がそれを洗うのだが、かなり時間がかかった。
夜はさっそくサラダをつくり、
武田ハムの鶏ももステーキやロース味噌漬けを焼いてサンチュに巻いて食べた。
弁当の用意をする。鯖を焼く。
WBSSというボクシング界のワールドカップの中継を見る。バンダム級。
どちらもデビュー以来無敗のエマヌエル・ロドリゲスと井上尚弥
どちらも互角、井上尚弥もなかなか厳しいことになるんじゃないかと思いきや、
あっさりと2回でノックアウト。圧倒的に強い。次は決勝。年末ぐらいか。
空港ピアノはミネアポリス
Song To Soul の「明日に架ける橋」を見て寝る。

中国の秘境、マジックの殿堂

昨晩19時半から NHK BS のドキュメンタリー、
「天空のゆりかご 中国・大秘境に生きる」というのを見た。
 
長江の上流、切り立った崖で閉ざされた村。
農業で慎ましく暮らしてきた。電気が来たのは8年前。
ケーブルを2本渡しただけのゴンドラで対岸に渡る。
そのゴンドラを長年操作してきた老人がいる。渡し場の渡し守とでもいうか。
20年前、家族が崖から転落して亡くなったのをきっかけに
全財産を投入し、借金をしてゴンドラをつくった。
最初は人手で押していたのがディーゼルエンジンになり、ようやく電気になった。
家を建てるにもそのゴンドラで資材を運ぶためそれだけで3年かかるという。
いざ建てるとなると村総出で手伝う。
手伝ってくれた人と日数は台帳に細かく控えておき、その人が家を建てるときには
その日数分手伝って返すのだという。
 
そんなふうにして助け合ってきた村も変わりつつある。
橋と道路ができてゴンドラが不要になる。
一方で秘境観光のブームが来て
ネットで見たという都会人がわざわざゴンドラに乗りに来る。
渡し守の老人の家族は、町で暮らす息子の嫁なんかは、
いかにして観光業者により高く売りつけることができるかを考える。
老人は一人何も言わず、寂しそうに部屋の隅に座っている。
 
村の役人が来てゴンドラをどうするかという話になる。
一案として政府に売ってはどうかと。
老人は引き続きその世話係を受け持ってもいい、それならこれまで通りじゃないかと。
でも老人は首を縦に振ることはなく、自分が生きているうちはゴンドラは売らないという。
ゴンドラはこれまで妻と二人で渡してきた。
岸辺の小屋で老人が操作し、妻が車掌としてゴンドラに乗ってきた。
その妻も足の病気でゴンドラに乗ることができなくなった。
今も一人黙々とゴンドラの操作を続ける。油を塗り、磨き、メンテナンスを続ける。
 
割り切れない、やりきれない問題。
中国政府は道路を作り、橋をかけ、
こういった山奥のゴンドラを廃止したいのだという。
大局的にはそれがいいだろう、しかし、そうすることで儚く失われていくものもある。
 
---
引き続き見たのが、
「世界最高峰のマジック殿堂『マジックキャッスル2019』驚きと感動の奇跡の技」
 
マジックキャッスルというのはハリウッドにある奇術の殿堂。
会員制で、会員とその紹介者しか入ることができない。
観客席にいるのはフォーマルな恰好をしたセレブだけ。
そこに哀川翔勝俣州和がゲストとして招かれ、レポートするという。
番組としては1年に1回、今年で3回目となる。
 
世界最高峰のマジック、8組のステージ。
一組目。9分で15個のマジックを矢継ぎ早に繰り出すアメリカのコメディ系マジシャン。
二組目。豪華絢爛なイリュージョンを演じるアメリカの夫婦による人体切断術の最先端。
三組目。10代の頃サーカスでジャグリングを学んだというフランスの若者による巧みな技。
…どれも面白かった。
最後の二人が数々のコンテストで優勝している日米の巨匠。
マジックキャッスル奥の図書室でカードマジックの奥深いところを語り合う。
哲学問答のようであった。
 
ステージの後の解説の中に興味深い発言があった。
「マジシャンはイメージしたことの99%は実現できます。
 あとは、どこまでイマジネーションを広げられるかです」

宇宙人の言語

今日は語呂合わせで、「ことばの日」であるという。
言葉、言語は火の起こし方や車輪を超えた、人類最大の発明であると思う。
文字をそこに加えてもいいだろう。
 
この広い宇宙のどこかに宇宙人がいるとして、
どんな言葉を話しているのだろうかと時々考える。
発する音の強弱や高低、長短により
ある音と他の音の意味するものが変わり、
その音の組み合わせで文章に相当するものが形作られていくとしたら、
そしてそれが時系列によって線のように形作られていくものだとしたら、
大きくは変わらないだろう。
 
しかしその音を発するという行為が人類のように「口」によってなされるとは限らない。
声帯というものを遂に持ちえず、
「手」に該当する器官で持ったものを叩くことで出た音で
意思の疎通を図るなんてこともあるのかもしれない。
筒井康隆には『関節話法』という有名な短編がある)
 
それでいくと、音の連なりという一次元的なものに頼らず、
最初から二次元、三次元でコミュニケーションを取るという生き物がいたっておかしくない。
「口」から発する煙の広がりで、その濃淡や模様で複雑な思考を表すとか。
 
個体Aから伸びた触手のようなものを個体Bの身体に空いた空洞の中に差し入れることで
瞬時にしてイメージの群れを伝達する、そんな宇宙人もいるかもしれない。
全体として意思のコンセンサスを図るときには群れが合体してひとつになり、
それが完了すると分かれて個々に活動するとか。
 
言葉のその先の何かを見つけたことで飛躍的に文明を発展させ、
星間航行を可能とした、そんな宇宙人もいたりして。
というか、今の言語・思考のスピード感では
これ以上の人類の進歩にとっては足かせにしかならないんじゃないか、
そんなことを時として思う。

30年前の修学旅行を思い出してみる

先日、最寄りの駅で見かけた修学旅行に向かう中学生たちについて書いた。
自分が中学生だった時のことを思い出す。
なぜかその時泊った笹塚のホテルの名前を今でも覚えていた。
検索してみたら出てきた。
しかし今はホテルではなく、同じ名前でマンションとなっていた。
しかもそこは事故物件として知られているようだった。
「大島てる」にも載っている。死体が発見されたのだと。
(チェーンなのか、たまたま同じ名前なのか、
 他の地域ではホテルのところもあればマンションのところもあった)
30年近く前のことだから、そういうことがひとつやふたつ起こってもおかしくはない。
 
初日は新幹線に乗って東京駅ではなく上野駅で下りたんだったか。
バスに乗ってすぐの植物園に行った。
今思うとあれは小石川の植物園だったのか。
その近くの古びた旅館に泊まった。
小さい宿という印象があったが、
1クラス40人で1学年5クラスあったからけっこう大きなとこだったのでは。
今はもうその旅館はないのかもしれない。
旅のしおりはとっくの昔に捨ててしまっているから、もはやその名前はわからない。
中学校に問い合わせても恐らく記録は残っていないだろう。
今のように子供たちがスマホ・携帯を持つ時代ではなかったし、
子供がカメラを持つようなこともなかったから、
家には写真も残っていないか。
 
ディズニーランドに行ったのは2日目か3日目か。
学校指定のトレパンで。というか修学旅行の間、ずっとそうか。
インディ・ジョーンズのようなカウボーイハットをどこかで見かけて買いたかったが、
後になってその場所が思い出せなかった。
覚えている出来事はそれだけ。
それから5年後には大学生として上京したのだが、
その次にディズニーランドないしはディズニーシーに行ったのは30年後、ということになった。
 
グループごとの自由行動の日に秋葉原に行った。
80年代後半。その頃は純然たる電気街だった。
まさかテレビやラジカセを買うことはなく、
レコード屋に入って映画音楽大全集のようなCDを買った。
オリジナルの音源ではなく、
レコーディングのたびに名前の変わる雇われオーケストラが演奏しているような。
『カラー・パープル』であるとかいい曲・いい演奏が多かった。今も聞ける。
生まれ始めて買ったCDはブルーハーツの『TRAIN-TRAIN』だった。
このCDは2枚目か3枚目だと思う。
 
最後は日光へ。東照宮
お約束のように、集合写真を撮っている間にタコ焼きを買いに行ってて写り損ね。
卒業アルバムに修学旅行の写真が使えなくなったと後で先生に怒られた。
この時は日光のホテルか。ゲームコーナーの電源が落とされていた。
いや、それは小学校6年の修学旅行で函館に行った時のことか。
日光まではバスで行ったのか。
帰りはどこで新幹線に乗ったのだろう。
この年になって気になるのはそういうこと。
 
30年も経つと、全然思い出せないもんだな…
あの頃の自分にとっては重要ではなかった、意外な細部ばかりが記憶として残っている。

iPhoneをどこで修理するか

月曜、チーズケーキを作っていた時、
ボールの中でこねた生地を写真に撮ろうとして iPhone のカメラを立ち上げたら
真ん中より左上のところに円形のシミが。
ズームすると大きくなる。
レンズが汚れているのだろうかとそっと拭いてみるが変わらない。
傷がついたのか…、いつだろう。
 
ま、しょうがないかと新宿の applestore の予約を取る。
昨年末はバッテリー交換が格安で行えるということで全然空きがなかったけど、
今はそんなでもない。今日行こうと思えばちょこちょこと枠がある。
仕事の隙ができたので今日の夕方、行ってきた。
 
丸井の1階にあった。
スタッフもカスタマーも半分以上外国人。
周りを見渡すと中国や韓国の人ばかりだった。
僕の対応をしてくれた方も欧米人だろうかと思いきや、
流ちょうな日本語で中国から来ましたと自己紹介した。
 
レンズを交換することになるが、今パーツがないので取り寄せるという。
メールで連絡するので来てくれたら1時間で交換すると。
その際は予約不要。優先的に対応してくれる。
apple care+ に入っているので料金も無料だった。
全部で30分もかからなかった。
 
この日は「voice over」機能のワークショップが行われていた。
目の不自由な人向けに音声で操作の案内をしてくれる。
apple としては apple製品を身体の不自由な人にも
そうではない人と同じように利用して欲しいのだと。
 
ゴールデンウィーク前半の日曜日、
大井町劇団四季の劇場で「Cats」を見た後で
妻が iPhone の機種交換をしたいというので、目の前にあったドコモショップに入った。
全然回ってない。オペレーションが全然なってない。
待たされ、ほっとかれ、後回しにされ、4時間かかった。
なんだかなー、という話になる。
 
そのとき、ドコモの保証オプションに入った。
apple care+ は玄人向きだからいいか、
妻はさほど詳しくないからドコモで全て完結した方がいいんじゃないか、
キャリアで提供している方も支払う額、保証の内容共に同じぐらいだろうと判断した。
これが間違いだった。
 
翌日、熊本へ。人吉の温泉宿に止まって熊本市に戻ってきたときに
たまたま妻が落としてスクリーンを傷つけてしまった。
その日は5月1日で令和初日。
調べてみると熊本市ドコモショップはどこも閉まっている。
翌日訪れると、applestore のようにスクリーンだけの交換はできなくて
機種自体交換となるという。もちろんタダではない。
バックアップから復元することになると聞いて、
じゃあ東京でやるかとそれが可能な店舗を確認したら池袋と自由が丘とほんのわずか。
新宿にはないのだという。
そういうものなのか。
しかもドコモで iPhone の修理を受け付けるようになったのは最近からなのだと。
そうと知っていたら、ドコモの保証オプションには入らなかった。
最初から apple care+ に入ればよかった。
4時間も待つこともないし。
ほんと、なんだかなーと。