大地の芸術祭2回目(その4)

2日、日曜の続き。美人林を歩いた後。
 
駐車場の脇に無人販売があってゴーヤ2本が入った袋を買った。100円。
松之山温泉郷の食事処何軒かの広告看板が立っている。
以前から気になっていて、昼はそこで食べて帰るか、となる。
温泉郷へとまた戻っていく。この二日間、何度往復したことだろう。
 
「山愛」という店に入った。
ここの特製かつ丼が名物だという。
他にも何組か家族が食べていて、僕らが食べている間も一人客、二人客が次々に。
僕も妻もかつ丼。かなり肉厚だった。
メニューにも「200g以上」と書いてあった。もっとあるのでは。
妻が食べきれず、僕が残りの半分食べた。
餃子や唐揚げといった町中華的なメニューもあって、本棚の漫画も渋かった。
『黄昏流星群』や『ゴルゴ13』といった定番は当然置いてあって
『ハイスクール奇面組』や『風魔の小次郎』も。
新しく買い直したとは思えず。
もしかして40年ぐらい前に買ったのがそのまま(あまり読まれずに)きれいに残ったのか。
店の中では「さくらさくら」と歌う演歌がエンドレスで流れていた。
 
12時半。混まないうちに帰るか、となる。
前回と同じガソリンスタンドで満タンにしていく。
塩沢石内SAから乗っていく。
その手前に大きな土産物屋があって入ってみる。
妻がコシヒカリの新米を買いたいという。
前回も通りがかって気になったものの
観光バスが出ていくところで従業員総出で見送ってるところで、なんか入りにくいなと。
 
中は広く、食事処もある。
栃尾の油あげ、新潟だからと柿の種、
ここで作っているというピザ(神楽南蛮味と酒粕いぶりがっこ味)、
バスセンターのカレーのレトルト(一人二個まで、煎餅など派生食品がいくつもあった)、
「たかの井」と「雪男」のワンカップなどたくさん買い込んでしまった。
車のトランクを開けてクーラーボックスに詰め込む。
最後、笹団子ソフトを買ってみた。
ヨモギが味のベースになっていて緑色。あんこも挟んであった。
僕らが出るころにまた観光バスが到着して中から大勢の観光客がぞろぞろと。
 
関越道に入って最初は快調に飛ばす。
しかし、運転の疲れもあって妻は腰や肩が痛いという。
上里SAで休憩。
9月は1日目の昼、下り方面に入った。
リニューアルされたけどパッとしないなという印象だった。
それが上り方面はフードコートもテイクアウトの店も活気があった。
玉こんにゃくを売っている店で名物っぽいもつ煮、(水戸だけど)藁に入った「天狗納豆」
玉こんにゃくは普通のとピリ辛のと思わずここでもたくさん買い込んでしまった。
 
関越道に戻るが、この辺りから渋滞。
全然動かないというほどではないものの。
鶴ヶ島ICまでずっと続いて、お、抜けたと思ったら川越でまた渋滞に。
新座から先、大泉学園の出口を出るまでもいつも通りの混雑。
しかし16時半には家の近くに戻ってくることができた。
洗車して帰る。フロントガラスにたくさん虫がぶつかっている。
 
17時前に家に入って荷物をおろす。
みみたも階段から下りてくる。
ペットシッターさんの報告を読むとおりこうさんにしていたようだ。
行きの寄居PAで買った猫用かつおのお土産を皿に出すとすぐ、ペロリ。
 
風呂を沸かして入る。
夜は妻の焼いてくれた栃尾の油揚げと神楽南蛮のピザ。
もし3回目行くなら十日町市に直接行って駅前のビジネスホテルに泊まって
駅周辺を重点的にでどうだろうか、そんな話を妻とする。
 

大地の芸術祭2回目(その3)

10/03(日)のこと。
 
7時までぐっすり寝ている。
1階の風呂に入りに行く。他に誰もいない。
部屋に戻る。妻が起きて露天風呂に入りに行く。
その間、穂村弘『もしもし。運命の人ですか』を読み終える。
 
8時、2階の昨晩と同じ部屋で朝食。
朝食のラインナップも前回とほぼ同じ。でもその定番がいい。
ドレッシングをかけた野菜を下に敷いた温泉卵であるとか。
「みらい納豆」は今回も買っていくことにする。
ご飯をお代わりして朝から腹いっぱいになる。
 
食べ終えてまた温泉に入りにいく。これが最後。
出てきて荷物をまとめて9時、チェックアウト。
その間、妻は向かいの土産物屋に笹団子を買いに行く。
 
妻が車を出す。
この日も近場を回ることにした。
『「森の学校」キョロロ。』とその隣の美人林と。
この日もまた晴れ。というか土曜より暑くなるようだ。
外は刈り終えた田んぼ。その向こうの山々。窓を開けて走る。
 
『「森の学校」キョロロ。』の名前は9月と今回の滞在で何回も目にしていた。
前回訪れた清津倉庫美術館など廃校がギャラリーとして再利用されているケースが多かったので
ここもそうかと思いきや、違った。
新しくつくられた施設だった。正式名称は「十日町市里山科学館」という。
わざと赤錆びた金属を壁に用い、地上5階分ぐらいの高さのある展望台があった。
森の入り口にあって、建物の前面で稲を干していた。
人間と同じ大きさになるまで拡大された色鮮やかな昆虫の写真が建物の中や外に展示されていた。
そのひとつはウスバカゲロウだったかな。それを腹側から。
壊れそうなぐらい繊細で美しい。自然界の怖さ、凄さ、というものを思う。
 
中は飼育ケースに入った蛇や蛙、蝶の標本がたくさん。
これは子供たちが好きだろうな。
「日本一の昆虫屋」と称された志賀夘助が松之山出身でその生涯の紹介や
一つの部屋いっぱいに並べられた世界の蝶の標本。
企画展も今は蝶をフィーチャーしていた。
とにかく昆虫や動物たちの好きなスタッフが多いのだろうな。
トイレの手洗いにまで昆虫のオブジェが置いてあった。
施設にはいろいろと飽きさせない工夫があって
妻はスルメを餌にザリガニ釣りをしてみたり、ハンモックに寝そべったりしてみた。
 
アート作品としては湧き水の水滴を利用した、水琴窟のような楽器があった。
それが地下にあって、取り囲むように四角形のらせん階段が展望台まで続く。
実に160段。真っ暗な中を上っていく。
ガラス張りの展望台からは周りの森が見渡せた。
それはいいとして、ガラス張りなので真夏のように暑かった。
エアコンはあったけど10月に入ったからなのか電源が切られていた。
らせん階段を下っていく。下の階に入ったらひんやりした。
 
外に出て裏に回るとこの地域では山小屋と呼ばれる
円錐型で茅葺の、間に合わせのようでしっかりつくられたもの。
茅で作ったエスキモーのイグルーというか。
家と田畑の間につくって農作業の合間に利用した、というようなことが書かれていた。
 
裏の林を進んでいくと
前の日に『最後の教室』で度肝を抜かれたクリスチャン・ボルタンスキーの作品『森の精』があった。
木々の間に人の顔などを写した写真を極度に拡大してプリントした布が渡してある。
それが木漏れ日の中、風に揺れる。
その揺れているものは何なのか。写真の中の顔なのか、布なのか、僕の心なのか。
眺め続けていると全てがひとつに溶け込んだ風景、その光の粒子へと集約されていく。
ボルタンスキーはやはりすごいな……
発想が大きすぎる。それが思いもよらない斜めの角度から届く。
 
キョロロの施設の背後には自然散策用の広大な森が広がっていて、
美人林もその一部なのか。美人林の一部がキョロロなのか。
前回9月に来た時からここは気になっていた。
日本最大ブナ林、日本一美しいブナ林とのこと。
密集せず、ほどよい感覚でブナが植えられている。
濃すぎず、目にも優しい爽やかな緑。
足元にはふわふわの腐葉土、降り注ぐ木漏れ日。
こんな気持ちの良い場所があったとは。
入り口から入ってすぐ、「美人林」と彫られた石柱がある。
ここで50代半ばぐらいの方たちが10人ほど集まって記念撮影している。
通りがかった僕が代わりに撮ることになった。
こちらが「ハイチーズ」というと、2枚目で向こうは「こしひかりー」と。
僕ら夫婦の写真も撮ってくれる。「こしひかりー」と言う。
 
木立の間を歩いていく。
年中日の当たらないのだろう、苔がびっしり生えた斜面がある。
倒木に様々なキノコが生えている。
先を歩いていた老夫婦が引き返してきて、「この先道はないよ」
彼らは斜面を登って稜線に出る。
僕らはそのまま来た道を辿った。
彼らが下りてきたところでまた一緒になる。
妻がどうでしたと聞くと道はなく、歩くのも大変だったと。
 
ブナ林の真ん中には溜池があって、澄んだ水面に逆さになったブナの木々が映る。
秋も深まり始めて、夕暮れの光も入り始めて、黄金色に染まる。
美しい光景だった。
大地の芸術祭』がない年もここはまた来てみたい。初夏の頃に来てみたい。

大地の芸術祭2回目(その2)

土曜の続き。宿に向かう途中。
 
松之山エリアに入って、『最後の教室』という作品があると知って寄り道していくことにした。
廃校になった小学校の校舎、体育館丸ごと使ったインスタレーション
フランスのクリスチャン・ボルタンスキー、ジャン・カルマンによるもの。
9月に松代エリアでその作品を多く見たイリヤ・カバコフと並んで
クリスチャン・ボルタンスキーというアーティストもまた『大地の芸術祭』に大きく貢献した方のようだ。
真っ暗な体育館にはオレンジ色の電球が無数にぶら下がり、
周りの壁には星屑のような青い無数の光。
床がふわふわしている。その間を歩く。
閉め切って暑いからか古びた扇風機が何台も設置されている。
 
校舎に入る。真っ暗な通路の先に強い照明があって
ファンの回転によってフラッシュが焚かれたようになる。
前を歩く人はシルエットだけになる。
この廊下だけでも強烈に何か心をかきむしるものがあった。
階段で2階、3階へ。
長い通路とそこに並ぶ教室と。それらの教室をぶち抜いて構築されたオブジェ。
2階の突き当りには理科室があって振動の鼓動のような強いビートが執拗に繰り返される中、
暗闇を一定の間隔で一瞬だけ明かりがついて棺のようなものが並んでいるのが垣間見える。
3階の突き当りには音楽室。
白い壁にランダムに並べられた黒いタイルが音符やメロディ、リズムを表しているのだろう。
このボルタンスキーというのはなんかとてつもないことを考える人だな、というのがわかった。
 
入り口の体育館の2階にはもうひとつ、ボルタンスキーによる『影の劇場』という作品。
メキシコの影絵なのだろうか、そのゆらゆらするのを覗き窓から。
 
受付のところにほおずきが置いてある。
受付に座っていたボランティアのおじさんがとってきたものだという。
妻がもらって食べてみた。
それを聞いて他のお客さんもほおずきを分けてもらった。
 
松之山温泉郷へ。
前回気づかなかったが入り口に作品がふたつあった。
16時、宿に入る。
さっそく3階の露天風呂へ。
他に入ってる人はない。トンボが飛んでいる。
1階の内湯、半露天風呂に移る。
ひと風呂終えて、前回はありつけなかった無料の日本酒の試飲へ。
「たかの井」澄んでいてきりっとおいしい。
温泉につけた湯治玉子をツマミにする。
この湯治玉子、前回来たときは夜まで残っていたのでたくさんもらって食べたけど、
今回は早々になくなった。
大家族で来ていた方たちが多かったように感じられた。そのせいだろうか。
 
入れ替わりで妻が入りに行った間に外を散歩。
向かいに土産物屋が2軒ある。
片方の小さな店はちゃきちゃきしたおばあさんがやっていて、
どこかの宿のお客さんなのだろう、同じぐらいの年齢の男性客4人に缶ビールを飲ませていた。
もう一つの大きな店は店の奥にスターウォーズのグッズが並べられている。
別の一角には新潟の萌えキャラなのだろうか、そのグッズを。店主の趣味なんだろうな。
 
ゆるい坂道を上っていく。
小川の脇に温泉が湧いて湯気が。
火の見櫓のような木製の塔が川底から伸びている。
さらに歩くと不動の滝。
そこにもう一つ作品があった。『ブラックシンボル』という。真っ黒な牡牛の看板。
スペインを代表するシェリー酒のメーカー、オズボーン社のシンボルなのだという。
 
さらに坂道を上っていくと今回訪れてみたかった『夢の家』がすぐ近くにあると知った。
民家を改装してつくられた宿泊施設。
訪れた人はそこで見た夢を書き綴ることになっている。
しかしガイドブックを見るとここも9月4日までだった……
しまった。9月の頭だった前回ちゃんと調べておけば見ることができた。
その後妻と話す。
8月は学生が夏休みでボランティアガイドを集めやすいんじゃないかと。
なるほどなあ、そういうことかもなと思う。
 
引き返し、温泉街を歩く。
7月末で閉館したというところがあった。
コロナ禍による経営不振なのか、高齢化なのか。
 
もう一度3階の露天風呂に入り、1階に下りる。
試飲コーナーに妻がいるんじゃないかと見に行くとちょうど来たところだった。
二人で外に出て『ブラックシンボル』を見に行った。
 
戻ってきて18時。夕飯を食べる。
2階の半個室。
同じプランを頼んだのでメニューは前回とほぼ一緒。
秋に入ってキノコ類が増えたか。
おこげを割って入れる鍋であるとか、そこに麹と神楽南蛮の辛いのを入れるとか。
同じ内容なのに飽きない。むしろ嬉しい。また、食べ過ぎる。
コシヒカリは新米になったという。
「妻有ビール」の豪雪ペールエールを飲んであとは地酒。
雪男、松乃井、越の初梅など。
デザートは旬のものということでいちじく。
 
前回同様向かいのバーに行くつもりが、妻が疲れて寝てしまう。
温泉に何度か入りに行って、缶チューハイ、缶ビールを飲む。
ブラタモリを見た以外にテレビは見ない。
穂村弘『もしもし。運命の人ですか』
五十嵐正『ライ・クーダー アルバム・ガイド&アーカイヴス』を読む。
 
23時から貸切風呂が無料開放されると聞いて行ってみる。
誰かが先に利用しているかと思いきやそんなことはなく。
入ってみると湯舟が熱すぎて入れず。
源泉かけ流し、松之山温泉はそれが90℃近くになるという。
貸切風呂を誰も利用せず、熱いままたまっていたのかもしれない。
いつもの内風呂に入りに行った。
午前0時には寝た。

大地の芸術祭2回目(その1)

9月頭に行った越後妻有の『大地の芸術祭』があまりにも素晴らしく、
開催は3年に一度、コロナ禍での延期もあった。
行けるときに行っておこうとこの週末、もう一度行くことにした。
 
土曜。7時に起きてあれこれとペットシッターさんの受入準備。
玄関に除菌スプレーやウエットティッシュを置いておく、
いつもは一つの皿に水を入れていたのを二つにする、
天気がいいので窓を開けておきますといったメッセージのプリントアウト。
8時半、妻に頼まれて図書館に本を借りに行く。
光が丘公園では『ロハスフェスタ』というイベントが開催されていた。
帰ってきたころ、妻の方の準備もできている。
10時前に家を出る。
大通りに入ってしばらく行って気づく。
ペットシッターさんの来る日にやっておくことの一つを忘れた。
運転する妻に引き返してもらう。
ついでに妻に頼まれて、『大地の芸術祭』の総合ディレクターである北川フラムの本を探す。
 
この日は快晴。というか30℃近くまで上がることになっている。
だからなのか、遠出したくなるのか、関越道は早々に渋滞。
三芳SAを過ぎた辺りから徐々に雲行きが怪しくなって
高坂SAの後、東松山ICに差し掛かる頃ようやく抜けた。
先月はそんなことなく行きは快調に飛ばしたのに。
 
腹が減った、どこかのPA/SAで食べようとなるが、嵐山までは渋滞が怪しいとその先へ。
寄居PAに入ることにした。
小さなPA(パーキングエリア)で食堂がひとつあるのみ。
しかしここがなかなかおいしかった。
二大人気メニューの一つ、深谷ねぎ醤油ラーメンを妻が、
寄居名物みそだれ豚丼を僕が食べる。
腹が減りすぎていてミニカレーと唐揚げも追加。
番号札代わりのブザーを渡されるとか
出来上がった番号がモニターに表示されるという最新の設備はなく、
おばちゃんが声張り上げて番号を呼ぶのみ。
古き良きパーキングエリアの食堂。
どのメニューも油っぽかったけど、おいしかった。
客の半分は長距離トラックのドライバーか。だったらまずいわけがない。
 
群馬県に入って赤城高原SAや谷川岳PAを通り過ぎ、
関越トンネルを抜けると右も左も越後湯沢のスキー場。
塩沢石打ICで下りて鄙びた田舎の町を行く。
そのうちに『大地の芸術祭』の黄色い案内標識が道端に見えてくる。
大地の芸術祭』の6つのエリアのうち、最も南にある中里エリアに入った。
13時半、かつての小学校の廃校跡の裏、
少し上った高台の草地にあったふたつの作品をまずは見た。
 
この日これを見たいとはっきりしたものはなく、その場の気分で決めることにしていた。
前回と同じ温泉宿に泊まることにしていたのでナビはそこを目的地に。
交差点でふと目に留まった「ミオンなかさと」という温泉施設が気になった。
中里エリアの中心がここのようだ。
ガイドブックを見ると4つの作品が展示されているという。
『鳥たちの家』という巨大なオブジェなどを見た。
 
自然とこの日は中里エリアを攻めることに。
前回の2日目はこのエリアで『Tunnel of Light』(清津峡渓谷トンネル)
ポチョムキン』『カクラ・クルクル・アット・ツマリ』といった作品を見た。
その続きとなる。
「ミオンなかさと」の近くにもいくつか作品がある。
ガイドブックのわかりにくい地図と道端の標識を頼りに
あーでもないこーでもないと引き返したりしながら探す。
途中で同じように車で試行錯誤している人と何度もすれ違ったりする。
町の間を信濃川が流れている。橋を渡る。
 
『遠くと出会う場所』という作品を探す。
山の入り口にある、ひと気のない公園のような場所。
ダムと発電所。その手前にあったのは野球場か。
車を停めて坂道を上っていく。
刈り取られた田んぼ、その向こうの木々。
まだ15時になっていないのに夕暮れのまぶしい日差し。
モニュメントのような作品を見る。
高台の林を歩く。
ダムを建設中に殉職された方たちの慰霊碑があった。
 
近くにもう一つ作品がある。
飯山線越後田沢駅の真ん前にあるという。単線の無人駅。
デイリーヤマザキがあったが、閉店していた。
他に商店や食堂はなかなか見当たらず。
でもそれなりに家があって、大きな病院があって、町をなしている。
ここには中里アリーナという施設があるようだ。
後に見かけた何かの店でこの中里アリーナを市民に無料開放するというポスターを
店主の方がゆっくり時間をかけて丁寧にセロテープでガラスに貼っていた。
 
駅前には『船の家』という建築物があって、
その中に『未来への航海』という船が設置されているはずだった。
これがその建物なんだろうなというのは見つかったが、入り口が開いていないし、
作品を示す標識やスタンプが見当たらない。
ガイドブックを見てみたら公開時期が9月4日までとなっていた。残念。
この日までの作品が結構な割合であった。
 
ちょうど鉄道が入ってきた。一時間に一本とかそれぐらいなのだろうか。
十日市行き。下りる人はなく、乗った人が3人。
かつては車両置き場になっていたのか、ホームの脇に草に覆われた線路が残されていた。
 
この日はここまでとするか、と宿に向かう。
津南エリアの端をかすめて、この地域を襲った土石流のモニュメントを見た。
しかしここも9月4日までだった。
 

北新地グルメガイド

5月から8月にかけて参画していたPJは毎週前半、大阪出張。
北新地にオフィスがあって、梅田や北浜にも足を延ばす。
昼も夜もおいしいものがありすぎた。(おかげでかなり太った)
 
今からちょうど一か月前、9月1日に作成して
PJメンバーに展開したメモが以下。北新地グルメガイド。
行った店全部ではなく、あくまで記憶に残った店です。
 
――――――――――――――――――――――――――――――
■梅田(ランチ)
・グリル北斗星
 大阪っぽい町の洋食屋。
 ハンバーグ、エビフライ、白身魚フライのAセットなど盛り合わせの定食が魅力。
 名物のトルコライスは豚カツに限らず、メンチカツやハンバーグに変更可能。
 
■梅田(酒)
・しん家
 第3ビルの地下にあるいつも賑わう大衆居酒屋。
 20時までは生ビール、ハイボールが190円という庶民の味方。
 天ぷらに始まって料理のメニューも日本酒も充実。
 
――――――――――――――――――――――――――――――
■北新地(ランチ / 肉)
・ステーキハウス 大和
 夜は高級なステーキハウスが昼はサーロインステーキ1,100円と出血大サービス。
 煮込みに煮込んだ牛肉ゴロゴロ、ほろほろのカレーライスがおすすめ。
 岡村は一口食べて、大阪出張最終日はこのカレーを食べようと決めました。
 
・焼肉 蔵人
 1,000円の牛めしがおすすめ。
 牛だし、和だしから選んでひつまぶし風にして食べるんだけど
 牛めしそのものがうますぎてだしをかけるのを忘れてしまう。
 
・焼肉 輝 北新地
 「一人焼肉ランチ」1,500円がコスパ高し。東京なら2,000円越えか。
 国産牛:ロース、バラ、ハラミ、ウィンナーにキムチ、ライス、スープ。
 一人用の台で焼いて食べることができる。もちろん冷凍にあらず。
 
・北新地 焼肉 菊地
 「黒毛和牛赤身たたき 肉まぶし」1,480円。
 レアなんじゃないかというぐらい蕩ける肉。
 LINE で友達になるとその日は1,000円で食べることができる。
 
アウトバック ステーキハウス 梅田店
 アメリカ発祥、東京や名古屋にも店を構えるステーキハウス。
 バーベキュー・リブ・セット1,739円を高いと思うか、安いと思うか。
 ランチではなく、お金と時間のある時にゆっくり来たい。
 
■北新地(ランチ / 中華)
・中国料理 青冥 堂島本店
 佇まい的に北新地を代表すると思われる本格中華の店。昼は常に満席。
 炒飯、麻婆豆腐、あんかけ焼きそばのセットなど
 セットメニューが痒い所に手が届く組み合わせ。
 
・フーロン
 雑居ビルの2階とは思えない、高級店。夜はフカひれが5,000円など。
 カウンターだけの小さな店。食べログの百名店2021に選出。
 北新地で食べてきた中で麻婆豆腐はここが一番だと思います。
 
・中華ダイニング ザイロン
 麻婆麺、麻婆豆腐が売りの店。麺と麻婆豆腐の絡み具合がいい。
 ランチセットはプレートにいろんな前菜がちょっとずつで女性は絶対好きだと思う。
 店員が若く、壁には70年代を中心にロックの名盤のジャケットが飾られている。
 
・海皇 大阪堂島店
 エレベーターで3階に着くと大きな古時計がお出迎え。
 昭和の大きなクラブのようなゴージャス感。女性の店員はチャイナドレス。
 担々麺ないしはゴマラーメンと麻婆豆腐、ライスのセットがいいかな。
 
■北新地(ランチ / カレー)
 北新地というか大阪を代表するスパイスカレーか。
 食べログの百名店2022に選出どころかミシュランにも載ってるらしい。
 迷ったらほろほろチキンカレー、ポークジンジャーカレー、その日のカレーの3種合い掛け。
 
・一品居酒屋 もぐもぐ
 雑居ビルの3階にある小さな居酒屋。もんじゃ焼きもあった。
 昼のカレーはメンチカツ、豚しゃぶ、ハンバーグ、ロースカツなどトッピングを選べる。
 胃袋に自信のある方は全部乗せの「漢気カレー」にぜひ挑戦を。
 
・北新地マグシェ
 夜はマグロを始めとする海鮮系メニューの店。日本酒飲み放題あり。
 昼は提携する大阪の有名(と思われる)カレー屋のカレー。
 マグロメンチカツなどのトッピング可能。
 
■北新地(ランチ / 麺類)
・鍋焼きパスタ ラ ペントラ
 京都の町屋のような造りの店。なのに「おつり、ひゃくまんえん」とコテコテな大阪。
 鍋に入ったスープパスタはボロネーゼやカルボナーラなど。
 限定10食のチキン南蛮定食はサクサク、フワフワでオーロラソースも絶妙な塩梅。
 
・信州そば 御岳さん
 月・火のサービス、かつ丼とそば・うどんのセット900円が早い、安い、うまい。
 いつでもサラリーマンでいっぱいの、おじいちゃんおばあちゃんの営む古いお蕎麦屋さん。
 回転が速い分天手古舞で、注文が前後するのが玉に瑕。
 
・マスケ
 雑居ビルの2階、昼のみ営業の鴨担々麺専門店。メニューは白、黒、汁なしのみ。
 鴨と担々麺の相性が実はいいんですね。ニッチなところを攻めて
 よくやってけるなあと思うも、遅く行くと麺完売の札もよく見かける。
 
■北新地(酒)
・味付万博(旧名:北新地キャンプ)
 川沿いのロケーション。6人向け個室あり。
 飲み放題にスパークリング含むワインあり。
 お好み焼きなど鉄板で焼く料理がおいしい。
 
・北新地 ここの
 いわゆるジビエの店。日本酒も豊富。静かで落ち着いた雰囲気。
 ダチョウユッケ、カンガルータタキ、ワニテール燻製、鹿肉ロースト……
 馬の生レバーが普通のメニューに見えてしまう。
 
――――――――――――――――――――――――――――――
淀屋橋・北浜(ランチ)
北極星 北浜店
 心斎橋のオムライス発祥の店の支店。
 期間限定メニューに工夫あり。
 オムハヤシやトルコライスなど、洋食メニューが充実。
 
淀屋橋・北浜(酒)
・龍門
 北浜サラリーマン御用達の町中華食べログの百名店2021に選出。
 岡村は以前のお客さんから教えてもらった。
「中の大」と呼ばれるメニューは中華丼の大盛りのこと。
 
・祝い鳥
 創作系焼き鳥としてここ以上の店は東京でもなかなかないと思う。
 世界のつくね、こころのこり、カダイフ巻などメニュー名からしてそそる。
 半個室もあって店の雰囲気も良い。

まもるちゃんのこと

『ちむどんどん』が今日最終回。
結局朝2回、昼1回と計3回見てしまった。
途中僕も「ちむどんどん言い過ぎ」「登場人物がうざい」「脚本に深みがない」
などと言いまくっていたが、結局毎日欠かさず見ることに。
結果オーライ、終わり良ければ総て良し。
(まあ、『COME COME EVERYBODY』が史上最高の朝ドラだったことは変わらないけど)
 
まもるちゃんのことが気になっていた。
演じた役者の方のことを少し知ってる、ということもあって。
 
昨日初めて台詞を発して、ああ、これで登場は最後かな、と思いきや、
今日も大事なところで登場して存在感を放っていた。
その生い立ちについて、
「(仲間由紀恵扮する)母と同じ収容所にいて村にやってきた」
という重たいことがさらりとにぃにぃによって語られた。
心を閉ざしてしまうほど辛いことが沖縄戦であったのだ。
 
演じられた方は同じ大学ではないけど僕らの大学の映画サークルとつながりがあって、
ある先輩が自分の作品でよく主演に起用していた。
その先輩がどこかで縁あって出会ったのだろう。
何かをきっかけに彼の所属していた劇団の公演を見たのかもしれない。
 
たまに飲み会というか、先輩の作品の打ち上げに同席することがあって
ほんの少し話しているけどもちろん僕のことは覚えていないと思う。
バイトしながらオーディションを受けてるけど全然うまくいかない、というような話もあった。
それが風の噂で民放のドラマやNHK大河ドラマにちょい役で出ている、と聞いたことがあった。
今調べたら結構な本数出ていた。
 
食うや食わずの日が長く、今もきっとそうだろう。
でもずっと役者を続けてきて、朝ドラにも出るようになった。
印象的な役柄を与えられた。
 
よかった。続ける、より大切なことはないんだな。
今後会うことはないだろうけど、いつかその機会があったら
『ちむどんどん』見てましたよ、と伝えたい。
 

最近のいくつか

27日の国葬
テレビでやってたのかな。よくわからず。
iPhone にニュース速報で14時ぐらいだったか、始まったとメッセージが。
見たい、見てみたい、見ておきたい、とは特に思わず。
 
16億円だったか。
それについては僕もおかしいと思う。皮膚感覚で拒否したくなる。
亡くなられた方には敬意を払うべきとはいえ、なぜ?
これが自民党+内閣葬として実施するので16億円を要求、
となったら、しょうがないなあ、と個人的には受け入れたと思う。
 
昨日の朝の NHK のニュース。
8時台だったか、9時台だったか。国葬に関してのニュースはなかった。
たまたまタイミングの問題か。
喉に刺さった小骨のような触れたくない話題なのか。
 
---
妻が、iPhonefacebook を見せて「知人がこんなグループに入ってる」と。
確か、「新カツ丼クラブ(卵とじのみ)」
 
ああー、と思う。
僕も「カツ丼クラブ」的なグループに入っている。読むだけ。投稿しない。
でもここが時々見てると悩ましいみたいで。
ソースカツ丼はどうなのか、オムレツのようにとんかつの上に乗せたのはどうなのか。
珍しいのでご飯の下にとんかつというのがあるが、あれはどうなのか。
世の中にはいろんな人がいて、場合によっては否定的なコメントを寄せる。
その都度管理人の方が出てきて
このグループではこういう定義、こういうルールをしていますと周知する。
なんとも大変そう。
 
同じようにUFO研究的なグループにも入っていた。
あるメンバーが昨晩UFOを見かけたと写真を投稿するも、反射光じゃないの? とか。
自分は宇宙人の存在を信じるけどこの写真はつくりものだ、など人それぞれスタンスが違う。
それに基づいて攻撃的な態度をとる人もいる。
ある時見たらグループ名が「UFOを楽しむ会」的なものに変わっていた。
 
---
月に2・3回ぐらい町内の回覧板が届く。
区からのお知らせとしてセミナーやイベントの案内、日々の生活の注意事項。
近くの小学校から保護者層に向けた通信物(校長先生のエッセイが良い)。
町内会としての連絡のあれこれ(コロナ禍はあれが中止、これが中止が多かった)など。
よく目に留まるのが敬老会的なイベントで
どこそこの集会所で誰それを呼んでとか、こういうのを作りますとか。
回覧板に挟まっているものもその多くがお年寄り向け。
日本全国どこもそうなのかな。
 
若い人向け、20代や30代向けの若い家族向けの案内が挟まっていた記憶がない。
そういった若い人たちが町内会というものに入らないからか。
しがらみが生まれそうで避けるとか。
町内会に入っているのは年配の家族ばかり。
10年後、20年後どうなるんだろうと思う。
町内会長の成り手もなく、町内で入っている家の方が少なくなって自然消滅。
そんなところが増えていくのか。
実際、昨年近くの農地をつぶして住宅地にして20戸ぐらいの家ができたが、どうなってんだろう。
元からないとか、古くから住む人たちも特に誘ってないとか。
 
そもそも町内会を束ねる全国組織ってあるのだろうか。
ないにしても区内や都内での連絡会の実施など。
あったらあったでそういうのに出なきゃいけない町内会長はめんどくさいけど。