伊勢神宮・紀伊勝浦ツアー その2

昨日14日金曜のこと。
5時起き。外に出ると雪。あれ、今日の東京はみぞれではなかったのか。
2泊3日なので荷物は少ない。
着替えとシェーヴァーと『るるぶ』、そして道中に読む本だけ。
06:43 東京発。道中『知の逆転』を読む。ビールは飲まない。
雪の影響で浜松からスピードを落とすとアナウンスが入る。
5分程度遅れるとのと。
08:43 名古屋からの「快速みえ3号」はぎりぎり間に合うか。13分差。
前の晩寝たのは午前2時。3時間しか寝てない。眠たいのに眠れない。
アナウンスが入って、「快速みえ3号」に乗り継ぎのお客様は
車掌が通りましたらお申し出くださいと。そうする。悪い予感。
静岡を走っているときには雪はないのに、どこからか雪景色。
川を渡るとき真っ白な平面が広がる。
8時になって車掌から連絡があって、20分遅れ、乗り継ぎは不可。
その1時間後 09:47 に「快速みえ5号」があると聞いて、まあしょうがないかと。


一度改札を出てシャッターの下りた地下街を歩いたり、お土産屋を覗いて過ごす。
金曜なので通勤途中のサラリーマンの姿が多い。黙々と改札をくぐっていく。
09:20 頃ホームに戻る。09:36 となるが始発電車なのに車両が入ってこない。
そこに「快速みえ5号」は運休になったと放送される。え?
電光掲示板では紀勢線が運休とあったが、関西線のことは出ていなかった。
駅員に聞くと、別の車両に替えて運行することになっているが、
いつになるかわからないとのこと。
自腹で近鉄線の特急に乗っていくことにする。09:50発宇治山田行、2,690円。
しかし、09:50を過ぎてもホームに車両が入ってこない。ざわざわと乗客が溢れる。
ようやく入ってきた車両は回送車で車庫に戻り、もう一台入ってくる。
屋根に分厚くこんもりと雪が積もっている。
これが最低限の清掃を終えて折り返し運転となる。
17分遅れ、10:07に慌しく出発する。まあ出たのだからいいか。


ダイヤは乱れていて、10:35頃四日市に着いたとき
上りのホームでは09:52発名古屋行を大勢が待っていた。
その後、踏み切り点検で止まったのが無事走り出してほっとした直後、
津に近づいた辺りで再度停止。
それが30分以上続いて、何度も復旧作業が続いているとアナウンスが入る。
のろのろと徐行運転してどうにかこうにか津に入ったら、
なんとそこで運休、これ以上走らないという。
紀伊半島の南側はここから先、電車は全てストップしています」
こりゃやばいとささっと外に出て改札の外へ。
JRも走っていないようで窓口で払い戻しの列に並んで、20分ほど待つ。
後ろにずらーっと列が長く伸びる。
1,890円が戻ってくる。


こうなったらタクシーで伊勢神宮まで行くか…
駅舎の外に出てタクシー乗り場を探すが見つからず。
ちょうどそこにタクシーが通りがかって手を上げたら乗せてくれた。
伊勢市駅までと言ったら驚く。止まってるんですか? と。
どれぐらいかかるか聞いたら
いつもだと40分だけど、この状況じゃどうにもわからないという。
12時を過ぎてとにかく走り出す。
津の市街地を抜けて、パチンコ屋にファミレスに郊外のロードサイドの大型店が並ぶ。
それがずっと松坂市を通過して伊勢市まで続いた。
何の変哲もない日本の郊外の風景。ところどころ田畑が広がり、川を渡る。
それら全てが雪に覆われている。
スリップした車が車線を横になって外に出た運転手が途方にくれながら
携帯でどこかに話している。
スタッドレスなのか、チェーンをつけずに走る車ばかり。
のろのろと団子になって連なる。
市街地に入ってさらにゆっくりとぐらぐら揺れながら走る。
今思うとよく走ってくれたよな。これをまた引き返すのか。
伊勢市駅までで1時間半で13,200円。高くついた…