先週、「いきなり! ステーキ」が神保町と小川町と2店舗同時(?)にオープン。
今や飛ぶ鳥を落とす勢い。
昨日店の前を通りがかってもらったチラシには21号店とあった。
「2014年上半期テレビ取材殺到グルメ店No.1獲得!」ともあった。
銀座に立ち食いステーキの店ができたと話題になったのが昨年末。
来年には首都圏だけで100店舗越えてしまうのではないか。
http://ikinaristeak.com/home/
一時の「東京チカラめし」を思わせる出店攻勢だけど、
あれも結局大きくトーンダウンした。
荻窪にできた店は1年も持たずに「すためしどんどん」に変わっていた。
そういうところって多いのだろう。
「いきなり! ステーキ」の運営は「ペッパーランチ」とのとこ。
果たしてどうなることやら。
「いきなり! ステーキ」はリブロースステーキが1グラム5.5円、300gで1,650円という安さ。
これは立ち食いによる回転の早さにゆえになせるわざなのだろう。
ステーキで立ち食いという発想が新しいってことになってたけど、
なーんかもう、こういうのってもはや順列組み合わせでしかないのだろう。
料理のジャンル(ステーキ) × 業態(実店舗で立ち食い) × 店の雰囲気(ジャズが流れる)
こんな感じの組み合わせの中から、最も利益率の期待できるものに投資してみるという。
もろにマーケティングとかセグメンテーションとかそういうのが思い浮かぶ。
むしろわかりやすすぎて面白いっちゃあ面白い。
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そんなわけで今日の昼、神保町店に食べに行ってみた。
11時オープン。既に半分ぐらい埋まっていて、食べ終わった半頃には満席。
数量限定の「乱切りカットステーキ」1,200円(ヒレ、リブロースなど)にする。
+Aセットのライスとサラダ、300円。
この「乱切りカットステーキ」が本当に数量限定で、僕が最後の一人だった。
仕入れた肉の歯切れを焼くのだろう、恐らく日によって数が異なる。
それが少なかったのかもしれないが、5分でなくなってしまうなんて…
なかなかの人気ですね。
鉄板に乗ったステーキが運ばれてくる。表面を焼いただけのレア。
ステーキソースや塩コショウは自分で振る。
肉をもっと焼きたかったら鉄板で自ら、ということなんだけど
ランチだからなのかジュージュー言ってるのは最初だけ。
まあせっかくだからレアのほうがいいかな。
立ち食いはやっぱ食べにくいというか落ち着かないですね。
回転を上げるためだけならカウンター席でもよかったのではないか。
立ち食いそばは器がひとつなのでまとまりがいい。箸もいい。
ステーキの場合、鉄板とライスの皿と広げてフォークとナイフで食べて
そこに隣に知らない他の客が同じように広げていたりすると、妙に落ち着かない。
これって単なる慣れの問題なのか。
ステーキそのものはまあまあ。
次回行くのもありかな。
しかし、立ち食いが物珍しいというだけかな。
同じ肉の質と量で100円か200円安く、カウンターの店があったら
そっちが流行ると思う。