記憶というもの

僕もいい年して飲んで記憶をなくしてばかりなんだけど、
でも、ふと考えると飲まなかったところで
昨晩のことを詳細に覚えているかというとそんなことはない。
同じぐらい忘れている。


飲んでなかったときは
「昨日は早く帰ってきたから晩飯をつくった」とか
「差し迫った用事がなかったから新聞をまとめて読んだ」とか
何かを手すりにして記憶を再構成するというか引き出せるんだけど、
飲んでるときはその辺無頓着になって手すりを残さなくなるというか。
そんなことのように思う。


記憶と脳の関係は結局よくわからない。
いや、心と脳の関係のことだったか。
脳のこの部位はこの感覚や記憶を司っていて
というのは徐々に明らかにはなってきたけど、まだまだ謎が多いんだったか。
心と記憶は実はイコールなんじゃないかと最近思う。
記憶された内容そのものもさることながら、
記憶の仕方・取り出し方・並べ方も含めて。


だから上に書いたことも
飲んだときは手すりを忘れるというよりも
見聞きしたものを記憶として脳の中に整理する前に
めんどくさくなってほったらかしたままになって取り出せなくなる
という方が近いのではないか。
ただ単に片端から忘れていくのではない。
飲み会の記憶が断片的に甦ることがあるのも、そういうこと。

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この件に関して、教えてもらう。
「続・恋する怪獣、最強説。
円谷プロ公認・グルメ(?)漫画! 青木U平の「酩酊! 怪獣酒場」第22回】」
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