猫の「みみた」が我が家に来てから一か月。
最初の数日は怖がってソファーの下に隠れていたのが、
今は我が物顔で家中を遊ぶようになった。
お手玉のような小さなボールを与えると一人でいくらでもサッカーをしている。
2階の階段から自らちょいと落とすと、サッと駆け下りて口にくわえて戻ってくる。
来たばかりの頃、CDや本の部屋には入ってほしくなかったので
下の階に逃げたのを追いかけてコラッと叱って以来
ずっと上の階にいて全く下りようとしなかったのが、
最近は普通に僕の後をくっついてきて一階の部屋に入ってくるようになった。
このところのお気に入りは2階の和室。
ほっとくといくらでもサッカーをやってる。
なんだろ、畳が好きなのだろうか。
猫が畳を好きなものなのか、みみただけなのか。
誰に似たのか、一日中腹を空かしている。
カリカリをやってもすぐまたカリカリをねだられる。
最初は素朴にスリスリして鳴いてたのが、
今は小首を傾げて見上げ、情に訴えるようになった。
どんどん賢くなっていく。
最初と言えば、ずっと外に出たがって絶望的な表情で窓の側でもがいていたのが、
家の中を我が物顔で歩くようになってからは以前ほどの外への渇望感はなくなったと思う。
どうなんだろう。今でも窓を閉め忘れたら外に出てしまうのだろうか。
出てしまうんだろうな。猫だから。
なんにしても窓辺は好きで土日に天気がいいとずっと日なたに丸くなっている。
このところの問題はあれかな。
2人して外に出ているとカリカリを出せなくて
夜遅く帰ってくると悲痛な鳴き声をあげていること。
自動給餌機を買うべきか。買うべきなんだろうな。
僕のことは認識してくれてはいるだろうけど
昼は動き回り夜は寝てる、ねだると出してくれる給餌機ぐらいに思ってんじゃないか。
猫ビギナーの僕は今だにうまく猫を抱っこできず、
抱きかかえるとすぐ嫌がって逃げ出してしまう。
毛並みに沿って撫でるといいとか妻はあれこれ助言してくれるが。
なかなかうまくいかないものです。
そんなところ。今の生活は猫を中心としたものになりつつある。
でもまあいいんじゃないかな。3人目の家族がいて、とても楽しい。