先週買ったCD #219:2024/01/13-2025/01/19

2025/01/14: www.amazon.co.jp
[国内新品] (V.A.) 「安食堂の夜」 \2111
 
2025/01/15: DiskUnion 神保町店
[国内中古] 阿部真央 「シングルコレクション 19-24」  \480
 
2025/01/15: メルカリ
[国内中古] Kama Aina , 高田漣, Moose Hill 「Hawaii Hawaii」 \450
 
2025/01/16: メルカリ
[国内中古] 高田漣 「コーヒーブルース ~高田渡を歌う~」 \780
 
2025/01/17: diskunion.net
[国内中古] Duran Duran 「Arena」 \5250
[国内中古] Fantastic Something 「Fantastic Something 」 \1900
 
2025/01/19: DiskUnion 下北沢店
[国内中古] Hair Stylistics 「Transsonic Archives Hair Stylistics 1996-1999」 \3300
[国内中古] Archie Pelago 「Revealed」 \700 
 
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Kama Aina , 高田漣, Moose Hill 「Hawaii Hawaii」
 
Kama Aina とは Little Creatures青柳拓次のソロユニット。
Little Creatures はアコースティックなのにテクノも自然に取り込むという、
オーガニックなポップミュージックの流れをつくったグループだと思う。
センスある個人経営の美容室や洋服のセレクトショップでかかっている
誰が演奏しているのかわからないけど、シンプルな洗練された楽曲。
その源流のひとつ。
(もっと遡ると細野晴臣となるか)
 
その彼ら、実はイカ天で注目されたんですよね。
Flying Kids / BEGIN / たま / BLANKEY JET CITY らと並んで
グランドイカ天キングになっている。
 
80年代後半から活動を始めて、
3人のメンバーが様々なユニットやプロデューサーで活躍しつつ
今も細く長く? 続いている。
その中で青柳拓次UA の「JaPo」なんかをプロデュースしている。
ほんと音楽センスの塊のような人。
特にハワイの絡んだものがおススメかな。
(この週、もう一枚買った「Hawaii, Hawaii」も
 青柳拓次高田漣、伊藤ゴロー(Moose Hill)の3名によるアルバムで
 チルアウトなハワイで心地よかった)
 
その青柳拓次P-VINE というレーベルの扱っている音源からコンパイル
この『安食堂の夜』というタイトルを目にした時点でこれは絶対買いだなと。
解説によれば
『架空の白黒フィルムに登場する安食堂で演奏されている音楽をイメージ』
とのこと。
 
聞いてみるといろんな国のいろんな時代の
プリミティブな大衆向けポップソングをザッピングしたもので
多国籍が高じて無国籍になる感じ。
いくつか曲をピックアップしてみると
 
J.W. Jones and Ephram Carter「Buck Dance」
Cachao Y Su Orquesta「Redencion」
Sam Castandet Et Son Orchestre Antillais「Pani Timoun」
Morris Lane & His Orchestra「Gitchie Gitchie-Goomba」
Lagos Mozart Orchestra「Ore Mi Kini Se?」
 
全くわかんない。
たぶんここで出会わないと二度とお目にかかることはないような。
主に中南米になるのかな。
試しに Spotify で検索するといくつかの曲は見つからず。
 
一方でフォークのペギー・シーガー、
後続のギタリストに多大な影響をもたらしたリンク・レイ、
ティナ・ターナーが80年代にカムバックして大スターになる前、
60年代にアイク&ティナ・ターナーとして夫婦デュオで活動していたアイク・ターナーといった名前も。
ほんとごった煮。
だけど有名だからどうということもなく、安食堂に徹する音。
名前を伏せられて聞くと100%誰の曲なのかわからない。
 
アイク・ターナーもソウルやR&Bではなく、
ギタリストとしてインストゥルメンタルで寂しく怪しげな、架空のエキゾチックな空間を思い起こさせる。
一枚通して、もうずっとこんな感じの音。
聞いているとどこかのパラレルワールドに連れてかれるかのよう。