眠ったのが5時ごろで、目が覚めたのが午後3時半。
24時間表記にすると15時半なわけだから
1日の大半が既に終わってしまっていることになる。
せっかくの休みだというのに。
寒い。雨が降っている。
昨日よりも寒く感じられるのに、雪ではなく雨。
雪が降るかどうかは地上の温度ではなく
あくまで上空の気温によるものなんだなと思う。
新宿に出る。
お好み焼きが食べたくなり、ついでに生ビールが飲みたくなり、
サブナードの「ぼてじゅう」へ。
店の外で3人椅子に座っている。父親と高校生の娘2人といったところ。
並んでますかと聞くと、「お1人ならどうぞ先でも」と言われる。
店内に入ると、外で並んでもらえますかと言われる。
なのに店内はカウンターは1人おきに座っていて
4人がけのテーブルに2人で座っていたり
2人がけが空いていたりする。
それでも先に待っていた3人を、ということなのだろう。
まあ仕方がない。急いでいるわけでもないので「そんなもんか」と思う。
注文だけ先に聞かれて、モダン焼きのミックスと生ビールを中ジョッキを頼む。
先客の3人はブーブー言っている。「なんであんな空いてんのに」と。
お客さんが1人出て2人出ていっても
テーブルの空き加減がうまくいかないのかなかなか入れてもらえない。
できる店とできない店の差のようなものを感じる。
お客さんの詰め方みたいなノウハウがあるはず。
ようやく入れた頃には店内はガラガラになっていて
僕以後のお客さんは並ばず入れた。
お好み焼きをペロリと平らげるとすぐにも店を出た。
タワーレコードへ。
7階の「avant-pop」のコーナー。
お目当てはいろいろあって、
Art Bears のボックスセット、Moondog の500枚限定のシングル、
Fennesz の昔のや Art Zoyd の再発もの、そして Chrstian Maclay の2枚。
1枚は「DJ Trio」というもので3人でライブを行うというもの。
DJ Olive といった名前が見つかる。
もう1枚は「More Encores」というので
ターンテーブリスト(いわゆる DJ ではない)Christian Marclay が
曲ごとに「音楽家」を決めてその人の音源だけで曲を構成するというとんでもない発想の作品。
選ばれたのは John Zorn やジミヘン、ヨハン・シュトラウスやマリア・カラスとバラバラ。
先週見つけたときに国内版が2枚あって、給料が出たら買いにこようとまた来てみたら
驚いたことに2枚ともなくなっていた。
僕みたいに「これは買わなきゃ!」と思った人が他にもいたんだろうな。
恐るべし新宿。侮りがたし。
やられた。こうなるととっても欲しくなる。
珍しいものはお金が無くても絶対買うべきなんだよな。見つけたそのときに。
DiskUnionで売ってないもんかなと移動する。
みつからず、がっかり。
Gang of Four のDVDがあったので「こんなもんあるの!?」と即買い。
ちゃんとしたメーカーから出たものではなくてどうも海賊盤っぽい。
しかも DVD ではなくて DVD-R となっていて、
再生できなか場合一週間以内にレシートと一緒に持ってきたら返金しますとあった。
家に帰ってさっそく見てみる。
80年のライブ。まず間違いなく家庭用のビデオで撮影された映像は真っ暗で潰れてて
商品として売るには忍びないシロモノ。もちろん音質もいいわけない。
でもこれしか映像がないというだから仕方がない。
演奏そのものが荒くてぶっきらぼうで、ほんとチンピラ。
それがまたかっこいい。
僕がよく言うことであるが、Gang of Four の 1st「Entertainment !」は
僕の中でロックの名盤10枚に入る。
ギターロック、パンク/ニューウェーブ最高の1枚。
他に買ったものとしてリザードの再発シリーズの1枚目やじゃがたらのDVDなど。
残業代バブルでとにかく金があるので欲しいものは何でも買ってしまう。
レーベルとしての「WAVE」があったときに発売された
ピロレーターのソロなんてのも見つけたので買う。かなりレアもの?
帯には Der Plan の当時の新譜「Perlen」が紹介されている。
帰りに三越に新しくできたジュンク堂に寄ってみる。
AERAの増刊で「AERA in Rock」というのがあったので買ってみる。
Led Zepprlin, Queen, Janis Joplin といった名前が大きく並んで、
なにげに「ラフ・トレード」もタイトルに載っていたのが興味をひいた。
こういうムック系のって本屋でなんとなく興味を持って
ついつい買ってしまうのだが、いつも結局読まないままに終わる。
その際たるものが CASA BRUTAS の別冊で出た
「ル・コルビジェ、フランク・ロイド・ライト、ミース・ファン・デル・ローエ
誰にでもわかる20世紀建築の3大巨匠」
いつか暇になったら読もうと思いつつ、早何年?
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雨は降りやまず。
車椅子の若い女性が雨が降る中を1人両手を動かして車輪を回し続けていた。
濡れるのも構わず。1人きりで。