今年出会ったもの

高校時代の友達と mixi でつながる。
当時の映画・演劇仲間たちのコミュニティが作られ、
夜ともなるとメッセンジャー並みのスピードでトピックが語られていく。


で、出てきたのが、
今年を振り返って、「出会った」ものは何かありますか?という話。
映画とか音楽とかで。


見た瞬間「今年を振り返るって、気が早いなあ」って思ったものの
よくよく考えてみれば12月も折り返し地点なんですよね。
あと2週間で今年も終わり・・・。

    • -

回答を考える。


今年はこれと言って 「出会った」と言えるほどの映画も音楽もなかった。
小説も漫画も、そう。
あれこれ見たし、買ったけど。
今年ベストの映画は何回も書いてるけど「ライフ・イズ・ミラクル
でもこれだって「出会った」と言うとまた違う。
クストリッツァ監督の映画は初めてじゃないし。
サイドウェイ」は出会ったと言っていいかもしれないが、
人生を揺さぶるほどの衝撃ではなかった。


美術展もあんまり行かなかったし、
有名無名問わず 舞台と言えるものもほとんど見に行かなかった。
(それで言うと去年は野田秀樹の舞台を見に行ったり
 ピナ・バウシュ、ラララ・ヒューマン・ステップス、モーリス・ベジャール
 アイーダ・ゴメスなどなどダンス・舞踏というジャンルでは出会いまくってた)


でも、その反面、仕事を通じていろんな人に出会ったな。
会社の中と外で。 仕事以外にもこれから、付き合いのありそうな人たち。
これはよかった。


などなど考えた末に、
今年出会ったものとして僕の中から浮かび上がってきたもの。


・宇都宮「正嗣」の餃子。
 今年最も芸術性を感じた。
 世の中にこんなうまい餃子があっていいのか。
 感動した。


 食べ物で言ったら他に荻窪の「トマト」のカレーや
 名古屋の名物喫茶「マウンテン」の各種ゲテモノ大盛りスパゲティーか。


・サンフランシスコを中心に活動しているアート集団
 SRL(Survival Research Laboratories)
 グロテスクなロボットが互いを破壊しあうという
 コンセプチュアルアートというかショーを
 80年代より展開している。来日経験もあり。
愛知万博を見に行って泊めてもらった先輩の家で
 ダビングにダビングを重ねたビデオを見せてもらう)
 見たいぞ!!


・芸術じゃないけど、ロサンゼルスで見た青い空と青い海。
 生まれて初めて太平洋の反対側に立った。
 もちろん、メキシコもよかった。古代遺跡ってものに初めて触れたし。

 
あと、今年出会い直したもの。


手塚治虫の諸作。
 「きりひと賛歌」「奇子」など後期の大人向けをいくつか読んだ。
 「アドルフに告ぐ」も読み直した。
 短編集だと「ザ・クレーター」だとか。
 いいね。すごいよ、この人は。