今月末会社の後輩の妹の結婚式・披露宴にてビデオ撮影を引き受けることになり、
その下見に昨日の昼、行って来た。
もちろん僕1人で行くのではなくて、この日は後輩と新郎・新婦、写真撮影の方と5人。
新郎・新婦が式場にて打ち合わせるのに便乗してあちこち見せてもらうっていう。
ドキュメンタリー映画っぽいのばかり撮ってゲリラ撮影も慣れている僕からすれば
いきなり当日その場で撮り始めたところで怖くもなんともないんだけど、
まあ事前に間取りは知っておいた方がいい。
披露宴の会場は真四角に近いのか、それとも横長なのか。
教会の広さはどれぐらいなのか。
それとあと、光はどっちの方角から差し込んでくるのか?
外からの光はどれぐらい入ってくるのか?
などなど。
場所は麻布の「国際文化会館」ってとこ。
http://www.i-house.or.jp/jp/
もともとは海外の要人を迎えるための施設であるらしく、
雅子様のお茶会も開かれたことがあったとか。
玄関を入ってすぐ、国際交流活動あれこれに関する雑誌や書籍が閲覧できるスペースになっていて、
「ほんとに式場?ここ?」と思ってしまう。会議室や図書室もあるようだ。
式場はまあ、空いてる場所を有効活用ってことで始めたんだろうな。
最初は会員制だったのが、昨年から一般開放。
財団法人って事もあって値段も安く、まだ知られてない。
新郎は「穴場ですよ」と僕に勧める。2人は10何ヶ所も回ってここに決めたのだという。
いや、ここいいよ。確かに。
麻布の一等地。式場のすぐ外に緑豊かな庭園があって
木々に囲まれた中、敷石の上を歩いていると静かで、涼しげで。
ここは都心なのだということを束の間忘れさせてくれる。
ビデオのファインダーを覗きながら歩いていたら「いい絵になるなあ」と唸ってばかり。
初夏の頃や秋も深まった頃はとてもいい風景になるだろうね。
自分の結婚式のために3年後ぐらいで今から予約しとこうかな・・・
それぐらい後に設定したらなんとかなってんじゃないかな・・・
当日の式のタイムテーブルをもらう。生まれて初めてこういうの見た。
細かい行に分単位でびっしりと書き込まれていて、
「ああ、カットオーバー前の移行スケジュールのようだ」と思ってしまう僕は職業病か。
やっぱこういうのって細かく段取りされてんだなあ。
IT業界にいると、これぐらい作業が多くて細かいと
「タイムテーブル通りに物事が進んでいくわけがない」のが常識。
なんだかんだ不測の事態やスケジュール記載漏れがポロポロと。
僕なんかだと進行通りに進んでいるか手元のタイムテーブルを常に確認してそうだ・・・
今、タイムテーブルをシゲシゲと眺めている。
乾杯の挨拶をする人や余興をする人など名前が全てひらがなで書かれている。
司会の人が間違えないようにするためなんだろうな。初めて知った。
VTRを上映するためのプロジェクターがいくらで、スクリーンがいくらで、とか書かれている。
「やっぱ金かかるもんやなあ」と思う。料理の値段まで書かれている。
披露宴直前の会場に入って見学、控え室も見てみる。
そんなこんなでつつがなく終わる。
写真撮影の方はプロのカメラマンなのであれこれ細かいことを式場の係りの人に質問して
ライトをつけてみたり新郎・新婦を立たせて写真を撮ったり事前準備に余念がなかったけど、
僕はかなり適当・・・
露出もピントもホワイトバランスも例によって全部自動だし。
とはいえどんな映像になるかイメージついたし、
後は編集でどこまでこだわるかだなあ。
当日は9時に会場入りして14時まで5時間の長丁場。
晴れたらいいね。