「岳」石川真一サイン会

okmrtyhk2008-07-14


昨日の昼は神保町の三省堂に行って、「岳」の著者である石川真一のサイン会。


サイン会なんて大人になってからは、かれこれ以下の2回きり。


 ・学生時代の西原理恵子
  (吉祥寺のパルコブックセンターで「まあじゃんほうろうき」に)


 ・入社1年目にリリー・フランキー
  (新宿の今は無き青山ブックセンターで「日本のみなさんさようなら」に)


この2人が昨今の日本文化に与えた影響の大きさを考えたとき、
僕の中での「岳」の位置づけが分かると思う。
これはちょっと実物の著者を、リアルな人となりを見てみたいなあと思ったわけですよ。
現在雑誌で連載されている漫画で新刊が出るたびに買ってるのって実際これだけです。


昼まで寝て、神保町へ。
時間があったので、Disk Union で中古CDを物色して、
昼どこで食べようとウロウロ歩いていたら「大勝軒」を見つけて入る。
東池袋チャーシューもりそば」だったか、
ボーナス直後だったので一番高いメニューを頼んで食べてみた。
東池袋の本店はついぞ行かずじまいで閉店。こういう味だったのだろうか。
食べログとか食べ物・ラーメン系のブログではことごとく評価低いね。
でも、それなりにうまかったと思う。


三省堂へ。階段に並んで待つ。
サイン会は14時開始、13時半から開場ってことで
13時半ちょい過ぎに着いたら既に階段は長蛇の列。
僕は1階からはるばる4階の間まで上っていった。人気あるんだねえ。


その後1時間ぐらい待つ。
みんな「岳」の最新刊である7巻を読んで待っている。


ようやく1階まで進んで、階段の陰からサインしてるのを見てみる。
作者の石川真一さんは山男だからか、真っ黒に日焼けしていた。
白のポロシャツを着ていて、そのコントラストが印象的だった。
サイン会に来た人とあれこれ話して、絵を描いて、最後に握手して、
人によっては一緒に写真を取っていた。
とにかくよく喋る。僕はもっと無口な人を想像していた。山男ってことで・・・


熱心なファンが多く、僕の前や後の人は
「あ、いつもどーも」って作者の方から言われてた。


僕の番になる。
「初めてですよね?はじめまして」と言われる。
しっかりと目を見て話すタイプの人。僕もしっかりと見つめ返す。
もしかしたらサイン会に来るファンのこと、
1人1人をきちんと覚えようとするタイプの人なのかもしれない。
作品同様、誠実な人なのだなあと思った。
「岳をどこで知りましたか?」と聞かれて、僕はこう答える。
「僕は普段、漫画全く読まないんですけど
 いつも行く床屋が山好きな人で、そこに置いてあって」
「ああ。よくあるんですよぉ、そういうの」と笑う。


主人公島崎三歩を書いてもらう。
サイン会に来た人の似顔絵かと思ったら違った。
だったらクミちゃんを書いてもらうというリクエストはありだったのかなあ。
「床屋さんにもよろしく」と最後に握手。


三省堂を出て、神保町は夏。
階段に並んでて暑かったので、ロッテリアに入ってコーラを飲む。
描いてもらったばかりの島崎散歩の横顔を眺める。


夕方、雨が少しだけ降った。
梅雨明けが近いかもしれない。