M-1グランプリ2009

昨晩、M-1グランプリ2009を見る。
年に1度しか見ないお笑いの番組がこれってどうよ、と思わなくもない。

パンクブーブーが優勝してよかったと心の底から思う。
と言っても昔からのファンでもないし、このM-1を見て初めて名前を知ったんだけど。
苦節9年というのがいい。


昨年の王者 NON STYLE が敗者復活戦を勝ち上がって本選出場、その勢いで決勝戦へ。
そこにやはり出来レースの匂いを感じなくもない。
2つのネタどちらも十分に面白くて、決勝も実はこいつらの方が面白かった。
一番過不足なく実力があって最も現代的なコントを演じていたのは
確かにNON STYLE だったとは思うけど、やはり見てて飽きた。
昨年見たお笑いの番組がやはり M-1グランプリ2008 だけという僕でもそう思うのだから、
ここのところはお笑いに詳しい人の意見を聞きたい。


笑い飯。伝説の2003年の「奈良県立歴史民俗博物館」をたまたまリアルタイムで見て腹抱えて笑って、
(いまだあれ以上に M-1 で笑ったことはない)
その後どの年も大して面白い印象はなく。
今年の「鳥人」は久々に面白かった。
こいつらどこからネタを拾ってくるんだろう?って笑い。
でも、決勝は全然おもろなかった。
予選で松本仁志と島島田紳助が言うように、予選で燃え尽きたと。
前人未到の8年連続決勝戦出場で、今年が最後。テンションが高かった。


このドラマ性の高い2組に囲まれて、よく頑張ったよなあ。
正直、この9組の中では一番面白かったとは思えない。
でも、この9組の中ではなんかよくわからない理由で、
「あ、こいつらが抜けていくな」と思わせる何かがあった。
勢いというか、腹のくくりと言うか。


個人的にはハライチがツボに来た。決勝に進んでほしかった。
でも彼らは23歳でまだ若いし、これからがあると思う。
ものすごく正当的な笑いのエッセンスを一身に吸収してる。
「ハライチ」ってのが2人の育った町というのが何よりもいい。
とはいえ今回の9組の中では最も小粒だったのは確か。


ナイツもモンスターエンジンも去年の方が面白かった。
南海キャンディーズも個人的にはあのキャラクターが好きだけど、なんで今更選ばれたのだろうと思う。
ものすごくつまらなかった。
ハリセンボンもイマイチだった。箕輪はるかの顔はとても好きだけど。
最初の4組はさっぱりで、場が寒かった。
東京ダイナマイトは惜しかったけどなあ。


そんなとこです。
見てて思うのは、昔の方が面白かったなあ、ただそれだけ。
もしかして昼に大井競馬場でやってる敗者復活戦の方が面白いのかもしれない。