先日、こんなことがあった。
mixi にて知らない人からメールが届いて、なんだろう? と思いつつ、
当たり障りのない事を返事して返した。
次の週、その方から再度メールが。何度かやりとりしている中で
「このところ暇なので映画ばかり見ています」と書いたら
「よかったらお茶でもどうですか?」となった。
素直によく分からなかったので「なぜ僕なのですか?」と返すと、
「ごめんなさい」なかったことにと、それっきり。
新たな出会い系なのだろうか? と思った。
以前「ヮ」を多用するいかにもなギャル系のメールが
毎日のように届いた時期があった。しかしそれもいつのまにかなくなった。
この方も業者が粗造する機械的なユーザーなのだろうかと
こっそりプロフィールを見てみる。(その後で、あしあとを消す)
ブログが公開されていて長年書き続けていたらそんなことはないのだろうと考えるが、
非公開なのかただ単に書いてないのか判別つかず。
プロフィールそのものから察するにはごく普通の人のようだ。
そんなこんなで、うーん。どっちなのか分からず。
結局は「世の中そんなに甘くない」という結論に倒れた。
・お茶でも、と言われて行ってみたらそこには他にも同じようなカモがいて、
「2人だけでとはそもそも言ってない」とサラリとかわされ、
例えば宗教団体に集団勧誘される。
(あるいは僕一人だけをターゲットに、大勢が代わる代わる巻き込もうとする)
・2人きりなのだが、不幸な身の上話を聞かされて
気がついたら何か高額商品を買わされていたり、
「10万ぐらいなら肩代わりします」と口走っていたり。
そんな光景を思い描いた。
そもそもなんでいきなり、会いませんか? となるのだろう。
マイミクになりませんか、ならまだしも。
そこのところが一番のポイントになった。
あと、僕のどこに興味を持ったのかが何も伝わってこないところに違和感を覚えた。
何よりもそこのところが知りたい。だから「なぜ僕なのですか?」と聞いた。
例えば小説とか青森とか海外旅行や食べることとかそういう接点に触れることなく、
暇だと言うなら会いませんかって、そんなのありえることだろうか?
なのに、なのに。
やんわりと拒絶することになったものの、その後もウダウダと
「いや、実は彼女は僕にほんとの興味があったのではないか?」
「それを僕がだめにしてしまった」
などと考えてしまう。
男子たるもの勝手に「自分だけは違う」「自分だけは例外」と思うものであって。
いや、一番厄介なのは、彼女は宗教でもサギでもない普通の人であり、
今回たまたま僕と出会ったんだけど、
会ってみたら話も気分も合わない人だったというケース。どうフェードアウトするか?
なんてことを考えてみたり。妄想が膨らむ。
・・・偉そうにも。
前から知っていた人であったり、そのとき知り合った人であったり。
映画を見るとか飲みに行くとか、そういうことが時々ある。
ふと我に返って「ああ、これって俗に言う”デート”なんだな」と思う。
だからどうした、ということはない。
ただ、このところそういう局面が全然なかった。
この先もなさそう。
何も考えず、会ってみてもよかったかもね。
このところあれこれ破れかぶれな気分ってこともあって
宗教団体やサギ事件だったとしても
それ前提に会ってみてもよかったんじゃないか、なんて。
弱ってるなー、自分。
・・・ここまでを読み返してみて、
こんなウダウダした人は女性から好かれないだろうな、と思う。