カレンダーを見ると11月も終わりか。
一年の終わり。振り返りたくなる。
何よりもまず思うのは、
どうしようもない一年だったということだ。
何人かの人を傷つけ、怒らせ、悲しませた。
そして疎遠になった。僕か向こうが遠ざけ合った。
そんなこと、ない方がいいに決まっている。
だけどそのときはそうせざるをえなかった。
ここで断ち切っておかないと、あとでもっと取り返しのつかないことになる。
僕の中で曖昧な態度を取ってしまう部分が、ことごとく辛い局面を生んだ。
そんな自分と向かい合う。
(というか客観的になるフリをして遠目でそっと眺める)
こんなとき昔の僕なら、僕という存在を否定もしただろうし、肯定もしただろう。
今の僕は、ただただどうしていいか分からずにいる。
否定も肯定もしない、というよりできない。
何よりも自分から離れたい。
…彼ら・彼女たちに会って謝りたいかというとそんな気持ちは正直全くない。
僕が正しいとか間違ってるとか向こうが正しいとかそういうことではなくて、
なんかもう疲れきって、しんどくて、
うまくいかなかった人間関係のことはしばらくそっとしておきたいというか。
昔ならもっと単純で直線的だったことが
年を取るごとにどんどん壊れやすく倦みやすいものになっていって。
そんなとき、誰にも会いたくなくなる。
誰かに会うことが誰かを傷つけることの始まりのように思えて、怖くなる。
そうも言ってられないから、当たり障りのない付き合いをしようとする。
それがいつかどこかで後に誰かを傷つけるという、悪循環。
気がついたときにはもう遅い。
なんだかずっと、そこに捉われてきたように思う。
他の人はどうしているのだろう?
うまくやっているのか。
うまくやりすごしているのか。