ウルトラQ

庵野秀明の「特撮博物館」を先月観に行ったとき、ミュージアムショップにて
『総天然色ウルトラQ 公式ガイドブック』が目に留まって買った。
机の上の本棚に置いてことあるごとに眺めている。
http://www.amazon.co.jp/dp/4048547151/


よく分かってなかったんですが、
ウルトラQ』ってカラーになって復刻されてたんですね。
DVDのボックスセットが出ている。うーん、観てみたい。というか買いたい。
着色に当たっては、例えばガジェット通信の記事。
http://getnews.jp/archives/111358


幼稚園の頃、ドラえもんの前はウルトラマンだった。
リアルタイムがアニメの『ザ・ウルトラマン』で次が『ウルトラマン80
おこづかいは怪獣のカードばかり買っていた。
その頃から詳しくなりたがりの性格だったので、
怪獣大百科の類いを何冊も買って熟読していた。
今思うと中には大伴昌司の手によるものもあったかも。
復刊された図鑑が僕も欲しい。
http://www.amazon.co.jp/dp/4835448170/


カラーの大型の図鑑があったのを思い出し、
青森に帰ったときに読み返したくなったのに母が誰かにあげてしまっていた。
あれは残念だった。怪獣の写真と名前だけ。あれはスタイリッシュだった…


…そういう中で、どれだけ大百科で詳しくなっても
ウルトラQ』だけは観ることができない。
レオもタロウも頻繁に再放送されるのに、Qだけは再放送されない。
(それで言ったら初代もセブンも田舎ではなかなか見れなかったけど。
 あれってなんなのでしょうね?)


気になってしょうがないんですよね。Qだけ毛色が違ってて。
いわゆるウルトラマンのファミリーは出てこなくて、
怪獣というか不思議な出来事・現象ばかりで。
なんだかドラマっぽい。大人っぽい。
巨大化したタランチュラや植物よりもその背景となる物語の方が大事というか。


僕がようやく観ることができたのは
中学校に入って夏休みを東京の祖母と共に新島で過ごしたときか。
深夜に再放送されてビデオに録画した。順不同だったはずで、
11話『バルンガ』15話『カネゴンの繭』28話『あけてくれ!』を観た覚えがある。


最終話『あけてくれ!』なんてほんと怪獣も何も出てこない、
「奇妙な味」のSFドラマ。和製『ミステリー・ゾーン』みたいな感じ。
僕が「科学技術に頼らないSF」とでも呼ぶべきものが大好きなのは
この辺りに大きく影響を受けているんだろうな。
うん、やっぱQは別格ですよ。
匹敵するのはメトロン星人の前半ぐらい。


誰も話題にしないけど
ケムール人は2020年からやってくるので、あと8年。
そしたらみんな、さらわれてしまうよ。